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目覚め

≪認証....厄災スキル「鬼喰ノ術」《オニクイジュツ》を取得完了......≫

≪初級スキル「幽遊歩」 「鬼火」取得≫

≪称号「妖になった者」「元人間」「怪異」を取得≫




≪進化を開始.................≫









ん?

なんだか心なしかいい目覚め

≪おはようございます。≫

おお おはよう

あれからどうなったんだ?

≪マスターは妖気を大量に取り込んだことにより、進化されました。≫

ほう?進化とな?

≪進化とは力が急激に増したり、個としての魂の格が上がることです。≫

ほうほう。どーりで前世のことがすんなり思い出せるはずだわ


キンコンカンコーン

ざわざわ ざわざわ

「日和ー ごはん行こー」

「ん、今行くー」

今日の昼飯は初めてお弁当で担々麺だ

さすが人間の科学の結晶

その名はスープジャー!!

お弁当は冷たいものという概念が持たれがちだが、このスープジャーというすんばらしい容器にいれるとあら不思議。あたたかいまま外でいただけちゃうんですよねー

「今日は急いで屋上行って食べよー」

「いいじゃん。そーしよ真奈」

この真奈という面倒見が良すぎて準備周到すぎるやつは私のマブダチ、真奈だ。

ちなみに真奈はいっつも時間どうりに来るが、私はギリギリかいつも遅れるのである。

さあ。さっそくそんなことより担々麺だ。

パカ むわん

「いいにおいだ......」

「あんたなにもってきたんだよ。その匂い。」

「聞いて驚け。担々麺だ。」

「は?」

「普通弁当に担々麺持ってくる奴いるか?」

「いるだろここに」

「そういうことじゃなくてね......てゆうか麺ならのびるでしょ。大丈夫?」

「・・・」

「だいじょうぶじゃない.......」

なんと。私の手元にあるスープジャーの中身は.....ほぼ麺だけだった......

「日和。私の弁当分けてやるから。元気出せ。」

「真奈様、弁当様、仏様!!!」

「いいすぎだって」

こうして日々は過ぎていくはずだった。











8月27日

私の人生は16年で終わった。

きっかけは高校の夏休みに祖父母の家に行った時だった。


「おばーちゃーん」

「日和ただいま到着いたしましたー」

「ひよちゃん!よくきたねえ。はよおあがり。」

いつ帰ってきても祖父母の家は懐かしく感じる。

祖父母の家はど田舎である。もう何個「ど」がついてもたりない。

もう山である。

不便だかそのぶん、自然がきれいなところだ。

「今来たばっかりでわるいけんどひよちゃん、祀様にお祈りとお供えしてきてくれんか?」

「わかったー」

祀様まつりさまとは長い付き合いである。

近所の森の中にある古い神社で小さい祠に祭られている。

私は昔からその場所が好きだった。













ザアー

木々がゆれている。





私は?






最後に目に映ったのは


夏の透き通る空と、


鮮やかな紅色だった。







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