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mission0

元々書いている異世界資格取得の方が行き詰まりまして、、しばらくこっちの方を新しく連載しようかと思います。あんまり専門知識がない状態で描いているのでそこはすいません。これから勉強していくつもりです。


50階建の高層ビル。その屋上に2人の男が立っていた。


「飛行船でのパーティーとは中々豪華なもんだな。流石は要人の集まりって所か。」


「それで、どうやって中に潜入するんです?」


「飛び乗る。」


「はぁ!?あの飛行船にですか!?い、一体どうやって、、、」


「だから飛び乗ると言っただろう、大丈夫だ。上手く着地すれば死にはしない。」


「そ、そんなこと言われましても、、、」


「そろそろだ。行くぞ。」


俺は仕方なく飛行船目掛け飛び降りた。高層ビル群の灯りが彩る夜景が広がっている。


「何故俺はこんな事をしているんだ?」




ーーーー 四時間前。


「申し訳ないんだが、、、志田君、君には警察官を辞めてもらう。」


突然の辞令。朝からどうも嫌な予感がすると思ったら、これか。


「私何か失態でも犯したでしょうか?」


「いや、君には何のミスもないんだ。」


「では何故?」


「君がこの署に居てくれるのは本当にありがたい。事実、君は署内の検挙率No1であり、警察官としても優秀だ。」


「だが上からの指示でね。私も詳しい理由は分からないんだ、、、済まない。」


「顔を上げて下さい、署長が謝ることではありません。」


「そう言ってもらえると助かるよ。後、辞めた後の仕事については心配しなくていい。」


「どういうことです?」


「君のことを是非にと、欲しがっている会社があってだね。それがある清掃会社なんだ。」


「清掃会社ですか?私は掃除の心得はありませんが、、、」


「実はここだけの話なんだが、上からは君を辞めさせると同時にこの会社へ入らせるように言われていてね。」


「ということは、、、」


「ああ、間違いなく只の清掃会社ではない。」


だんだん話がドラマじみてきたな。実は清掃会社を装った怪しい組織だったりして、、、、ドラマの見過ぎか。


「兎に角、上は君を指名してきている。悔しいがここまでしか私は君に話すことができない、、、、今日まで御苦労だったな。」


「こちらこそ、私は署長の元で働けて幸せでした。今までお世話になりました。」


俺は最後まで自分を心配してくれる署長に感謝と尊敬の念を込めて敬礼し、署長室を後にした。


「さて、じゃあ皆に挨拶しないとな、、、この職場とも今日でお別れか。」


色々突然の発表だったが今は理由を考えている時間はない。荷物の整理などやる事は沢山あるからだ。


「んじゃ先ずは自分の机から片付けるか、、、失礼しま、、すうぉぉぉ!?」


捜査室の扉を開けた瞬間、同僚達が俺に駆け寄ってくる。


「刑事辞めちゃうってホントなんですか!?」


「嘘ですよね!?辞めたりなんかしませんよね!?」


「おい、何かの冗談だろ!?お前ここ出て行くのかよ!?」


「うわーん、もうこの地域終わりだー!志田さんがやめたら治安一気に悪くなりますよおおお!」


心配してくれるのはありがたいがあんまり無茶苦茶言われると荷造りすら出来ないので、皆んなには悪いがはっきりと辞めると言わなければならない。


「と、とりあえず落ち着いて下さい。僕は辞令により刑事を辞めます。本当のことです。そこまで心配して下さるのは有難いんですが荷造りとかがあるので通して頂けませんか。」


「志田君の言う通りだ。そこを通してあげたまえ。」


「警部。」


飯田警部、俺の所属する捜査一課のリーダーであり、的確な現場の状況判断、鋭い観察眼を持ち署長からの信頼も厚い。


「私としても志田君を失うのは悲しい、、だが組織の人間として生きる以上はこういった事もある。仕方のない事だよ。」


「ありがとうございます、警部。」


「いや、私達には何もしてやれないが君を静かに送り出すことが責めてもの行いだと思ってね。」


「警部、、、」


「ほら早くしたまえ、時間はあまり無いんだろう?」


「あ、はい!」


警部や、署の皆に手伝ってもらったお陰で予定より早く準備を終えることが出来た。


「それでは、皆さん。志田隆聖本日を持ちましてこの刑事課を辞めさせて頂きます、今までお世話になりました!」


俺は刑事課の同僚達、上司に最後の敬礼をし、6年間務めた署を後にした。


「失礼、志田隆聖様でいらっしゃいますか?」


とりあえず自宅の方向に歩いていたらスーツ姿の綺麗な女性に声を掛けられた。


「はい、そうですけど。」


「私、琴乃葉白菊(ことのは しらぎく)と申します。志田様の新しい勤務地である清掃会社で受付をしております。」


「その受付の方が何故ここに?」


「本来なら社員の方が来る予定なのですが、生憎出払っておりまして私が急遽お迎えに参りました。」


「それは、どうもありがとうございます。え、今から会社の方に行くんですか?」


「はい、何か?」


「あ、いや、、、自宅に戻って荷造りなどしようと思っていたので。」


「その点はご心配なく。既に志田様の自宅のお荷物は全て社の寮の方に運んでおりますので。」


「!?」


驚いて言葉が出なかった。荷物は全て運んである?どうやって?そもそも家の場所何で知ってるんだ?


「では、参りましょう。車にお乗り下さい。」


「は、はぁ。」


本当に大丈夫か、俺。冗談抜きでヤバい会社だぞ、、、


車が動き出して30分。


「着きました、お疲れ様です。」


「え、、これが会社ですか?」


「はい。」


目の前には会社というより小屋と言った方が正しい程の大きさの建物があった。


「では、中の方へどうぞ。」


「あ、はい、、、」


中に入ってみると本当に簡単な造りだった。ソファが2つ、机が1つとロッカーが1つあるだけだった。


「これが、、会社、、」


「志田様、此方に。」


「え、あの、そこロッカー、、、」


琴乃葉さんがロッカーの前に立ち何やらカードのようなものを取り出した。


「それ、何ですか?」


「これは社内に入るのに必要なカードキーです。志田様にもこれからはこのキーを使って入って頂きます。」


「使ってって、、」


そう言うと琴乃葉さんがロッカーの隙間にカードをスライドさせた。


ピッ ガガガガガ、、、


「エレベーター!?え、ロッカーは!?」


電子音と共にロッカーは半分に分かれ、中からエレベーターが出てきた。


「どうぞ、お乗り下さい。」


「え、え、え?」


訳もわからず俺はエレベーターに乗る。乗った瞬間エレベーターは動き出し、下に行くのが分かった。


「そろそろ着きますよ。」


ガコン、、、


扉が開いた。その向こうの景色を見た瞬間俺は唖然とした。


「なっ、、、、秘密、、基地?」


其処には、SF映画に出て来る様な部屋が広がっていた。彼方此方にオペレーター?の様な人達がパソコン作業をしている。


「これは一体、、、」


「驚いたかな?まぁ当然の反応だね。」


! いつの間に。後ろには和服に身を包み、黒縁の眼鏡を掛けた男の人が立っていた。


「貴方は?」


「申し遅れた、私は万野羽神(ばんの うじん)。この会社の社長をしている者だ。」


「貴方が社長さんですか?ど、どうも、、、」


「はは、そう堅くならなくてもいいよ。君のことは知っているよ、志田隆聖君?」


「俺の事を知っているんですか?」


「もちろん、事前に君のことは調べさせて貰ったからね。」


「警視庁捜査一課の巡査長。検挙率は署内NO.1であり、柔道2段、剣道3段、空手2段の優秀な刑事。」


確かに合っている。けど別に自分が優秀だと思ったことは無いが。


「貴方が僕をここに呼んだんですか?」


「急な話になって本当に申し訳ないと思っているんだ、それは悪かった。でもどうしても君が必要だったんだよ。」


「理由を教えてもらえますか?」


「勿論だ。でもその前に会社名を教えておく必要があるね。」


「会社名ですか?」


「あぁ、SGTサービス。我々は君を歓迎するよ。」














如何でしたでしょうか。結構無茶苦茶な出来かもしれませんがこれから良い作品に仕上げていこうと思うので応援宜しくお願いします。

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