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真昼の断末魔(こえ)
昼過ぎは頭が最高におかしいです。人がぶっ壊れる時も昼だと思っています。例えば欲しくもないもの買っちゃったり。
部屋の片隅の観葉植物
枯れかけた葉がフローリングに触れる
乱立した建物の隙間を縫って
鳥が心地よさそうに泳いでる
全くもっていつもの日曜日
違いについて言及しない
暮れることのない昼間が続くように
紺碧の薔薇が血液とともに流れ落ちる時間
それとほぼ同時に混じる足音
新緑に微睡む朝
辺りに存在しない枯れ木の断末魔
鏗鏘と鳴り響く生命の声が引きずり込む
夢と現実の境へと
終わりなき一日の始まり
窓の外に見える炎の渦
目に見えるものだけ信じない
そんな考えもいいだろうに
いつまでも屍でいることを望む
自分の吐息が誰かを焼きつくしてしまう
触れるだけでは持たない光
いつの日か壊すことしか頭になかった
君を




