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白い世  作者: 古井雅
75/80

幼い剣

時々盛大に血迷いたくなります。



寂しさが振りかざした剣

狂気(こどく)に陥るほどに脆く尖る

喪失の想いはいずれ風化する

残るのは空ろな虚しさばかり

振り払おうとして翳した感情(つるぎ)

だれも失わないように とどめた剣


水に入れば見える感情に囚われた刃物たち

神経を探すように蠢くそれらは錆びついてく

どこにいっても失われない記憶の想念

新たに手に入れた感情で紡がれてしまう


断層の心の埋もれた一粒のガラス

反射させたのは喜怒哀楽の具現化体たち

どこまでも屈託のない刃は自分に向けられる

止めることのできない怒りの感情


風化した剣が翳される

もう一度自分に振りかざされる

終盤(さいご)にひとつ言うことをきいて

「君が作った剣は既に存在しない」と

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