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白い世  作者: 古井雅
72/80

12対の命たち

11時くらいが一番捗ります。


残された紙切れ

風が撫ぜる水面が揺れた

声が波紋となって視界に落ちた


落としてしまった声の形

見つけることができないまま

奇形へと変わった思考

伝えないまま焼け爛れた


空に縫い付けた気持ちとともに下降する灯火

水のない水槽の声に重なる啼き声

真空の肺に埋もれる花弁


すべてすべてがこのためのもの

31対の木霊すら消えていく

すべて枯れ落ちてしまう

8対の死体は地へと落ちてく


止めることのできない夢のなかで

どのくらいの間を感じられる?

12対の命たちとともに生きられる?

終わってしまった心を縫い付けた

その日は真っ暗な暁闇だった。

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