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白い世  作者: 古井雅
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秘め事

珍しくストーリーのあるものが出来ました。夏の終わりって変なテンションになるんですよね。掃除していたら家具の位置が変わっていたなんてしょっちゅうです。


名前も知らない日記(きろく)に書いてる

達筆な文字の自分の名前

忘れていくような気分とともに

刻まれた名前が溶けてしまいそう


いつか遠くに消えてしまう

いっそ自分から消す方がいいのかな

誰も見ることの出来ない日記だけど

君が存在していることの証明

僕以外は知らない存在の光

常に存在の後ろに人格が伴っていた

名前を消してしまえば暗い影が浮きはじめる



誰もいるはずのない部屋に薄氷が落ちる

濡れる床とびしょ濡れの髪の毛


脈絡のない話 照明のつかない部屋

誰にも見つけられなかった者が声をだす

結晶へと変わる途中 小さな声が辺りに飛び散る

雨音にかき消された音 畝る生命


いつの間にか秘め事にした話

君は覚えているかな

誰にも言えない秘め事を


僕は僕に対して秘密を塗った

僕は君に対して秘密で隠した



日記には未だに君の名前がある

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