表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白い世  作者: 古井雅
60/80

楽園

ピアノの楽曲は好きです。癒されます。


楽園は時間を刻まない

止まりきった時間の樹を撫でながら

旋律の奏でに身を任せている

止まっているのに止まらない時間

激流のように刻まれる時の中

時計の針を奪うものは誰だ


既に停止したヒトの時間の中で

無限に続く時計のめぐり

文字盤の上を歩くように

何処までも深い時間の闇に飲まれる

誰も侵さない楽園のもとで

私は時計の針を奪い去る

誰も咎めることのない

誰も進入することのできない

最高で醜悪な楽園


誰にも見えないように仮面を剥ぎ取る

それでも時間は止まらない

悼む気持ちばかりが針を進める

無限に続く文字盤を壊して

楽園からの開放を夢見る日は

何処までも地獄を見せてくる

夢でも現実でもない

誰も立ち去れない楽園へ

空を駆け巡るように


楽園は浮かぶ

ヒトの心を象徴するように

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ