表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白い世  作者: 古井雅
58/80

絵の具は狂気さがウリだと思っています。

絵画の中の城

棄てられたあの城へ

何処までも黒煙に塗られた空色が辺りを埋めてる

誰も存在しなくなった絵の中

貴方は今もあの城で

何を待ち続けているんですか


もう訪れるはずのない場所へ

未だに私は太陽の見えない空をみる

辺りはだれもいない

無作為に選ばれた一人だというのに

呆気無く空へと帰す

今はまだ帰らない貴方の城には

誰もとどまれないのでしょう

私もみることしか出来ない

古城(あなた)



まだらに浮かぶ炎のあられ

手のひらに転がった石ころ

ただれた野原と小さな古城


これは存在させない古城

みえるけど何者も留まらせない

主さえも持て余す古城の空には

太陽を妨げる小さな光のつぶ

呆れ返っても誰も止められない

回り始めたからくりは主電源が生きる限り止まらない

いつまでも回り続けるから


貴方は電源を壊すことを選ぶ

私は理解したまま水に掬われた

何事もなく空を仰ぐ快楽は何者も知らない

何も知らなかった私と知りすぎた貴方

城と古城は同じものでしょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ