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終わりはきっと……
ラムレーズンって好き嫌い激しいと思うんですよ。
紺碧の海に漾う光
放置した褥瘡 やたら痛い
届かないはずの水面を撫ぜてみる
するとポケットから膿が少し滲む
浮遊する光を追って 時間を無碍にして
針に追われる日々はおしまい
小さく翹望のは心地よい
履き忘れた靴も水底に沈んでる
持て余すのは 時計の秒針をとってから
薄氷の上にある宝箱 誰も開けない
アスファルトの上にある有価値には興味を示すのに
宝箱の中は常に空
そこには漾っていた光の粒しか収まらない
溘焉の見えない海のはて
気持ちばかり泳がせてしょんぼり
並列世界はあるかもしれない
今度は銀河の果ての果てかも
この世はきっと誰もしらない
誰にも語れない
誰かが語ってもいい
無価値な語りは また今度




