表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白い世  作者: 古井雅
51/80

融解者

アプリゲームにハマるとおそろしいです。本当にヤバイです。


何もない部屋の中 飛び散る風音

帰り道を辿るように次々に入ってくる声

窓の外にはなにかを原ねるような人の群れ

いずれ交わる人並みなんて 見ててもつまらない


まるで流れる血液のように循環する

邂逅(うんめい)みたいな気分に浸って 妙な心地よさ

揺籃(ねどこ)を作っては肌寄せて 今を生きてるような

生命(なげき)は無碍にするのが正解

きっとそうやって 今日も生き延びる


望んでも手に入れても絶え間ない群れ

いつも何かのハズミ そうでなきゃ窓の群れと共同(おなじ)

価値観(おもい)は棄てれば無くしてしまう

また探そうと思えば窓の群れに交わっちゃう

いつまでも幸福でいたいのなら 価値観ぐらいは大切にしなきゃ死んでしまう

そうやってまた 窓の外に目を向ける


何もなかったような日差しに視線を向けてみる

いつの間にかまたネドコに包まって混じって溶ける夜

思い寄せるのは窓の外

いつかはいくべきところに溶けていく


今日も夜を泳いで、融解(とけて)いく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ