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夜半の庭
庭シリーズは今回で最後です。庭って素敵だなぁって改めて思いました。
小さな躰を寝転がらせて。
目元を擦りながら見るお月様。
未だに時刻は夜半。
何処かに置き去りにした恋心
儚さすらも感じない想い人なんてもう
心だけじゃなくて、そこにも存在しない。
何時ぐらいまで悲しんでいたかなんて覚えていない
気がついたらそこに存在しなかっただけ。
思えば悲しく感じられた日々は宝箱の中で輝いてる。
なくさなければ、なんて既に手遅れ
尽れていくあの人の想いを無くさないように、
手のひらで握りつぶして 夜半の月と一緒に悲しんで
悲しい心? 微睡む心? 迷子な心?
一緒のショーケースに入れても嘆くだけ
淡い気泡のような言葉を集めたって戻らない
浮き沈みする夜の星に願いを込めましょう。
そうすればきっと心は救われる。
僕の躰はなくなっても。
そこに心だけは生きていられる?
そんな夜半




