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白い世  作者: 古井雅
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秘鑰

二相系の雪解け道が妙に鬱陶しいです。散歩で遠くに行けないのが一番苦痛。



深い眠り 木々や草花、そして海や川、すべてが眠る丑三つ時

雑踏に近い蠢きが嫌にひしめき合っているような気分に陥ってはまた同じ

ずっと続く地獄のような遺伝子たち それは人生を生き抜く秘鑰

たどり着いた場所は眠る海 寂寥と虚しさが渦巻く空間


薄氷の上にある寂しさ 何時迄もそれは続いていくものでありながら

いつの日にか告げる終わりを待っている


見えることのない日々 止めどなく過ぎていく日々

どちらも同じものであるはずなのに 今日の自分と明日の自分は何か違う気がする

どちらも変わらないものというものは実はぜんぜん異なるもののようで

急に尽れるような気分に落とされては立ち直る


そんなことは愚かなこと? 泡沫のような境界線ばかり見つめていても

きっとそれは見えてこないようなものでしょう


扉を叩くような影を見つけても 自分の気持ちが信じられるようことは永遠にやってこない

同じような殺意を繰り返してはまた雑踏へと変わっていく


だからこうして 翕然とした生命をいきます

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