36/80
暗い海
真っ暗な空 見上げても何も出てこない
あまりにも無駄な時間に思えるけど 実は結構大事な時間
本当の暗闇っていうのは何も見せてはくれない その中を迷子みたいな気分で逍遥するっていうことがまず大切
それは闇しか映さないから 何も見せてくれないから とっても大事
気狂いなほど順応しないその暗闇に 時折妙に身を任せていきたくなるのは 人が人であるからでもある
薄氷のような心は常に浮遊して 真っ暗な海を深々と泳ぐもの
それは人で言うところの 無意味な逍遥であって無垢な音をその道につけて歩くの
今までの時間を破り捨てるような気分で真っ暗な海を泳ぐこと
それは人間として一番大切なことである
行きずりなものだと承知しているから 今日も僕は嘆きを抱えられます。




