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白い世  作者: 古井雅
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暗い海



真っ暗な空 見上げても何も出てこない

あまりにも無駄な時間に思えるけど 実は結構大事な時間


本当の暗闇っていうのは何も見せてはくれない その中を迷子みたいな気分で逍遥するっていうことがまず大切

それは闇しか映さないから 何も見せてくれないから とっても大事

気狂いなほど順応しないその暗闇に 時折妙に身を任せていきたくなるのは 人が人であるからでもある


薄氷のような心は常に浮遊して 真っ暗な海を深々と泳ぐもの

それは人で言うところの 無意味な逍遥であって無垢な音をその道につけて歩くの


今までの時間を破り捨てるような気分で真っ暗な海を泳ぐこと

それは人間として一番大切なことである


行きずりなものだと承知しているから 今日も僕は嘆きを抱えられます。

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