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白い世  作者: 古井雅
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原ね人

夜中にお月様を見ながらお茶を飲むのが最近の楽しみです。お月見とはまさにこの事です。



降り注ぐ黒色の雨 視界をどんどん浅黒い液で染めていく

どこかで聞いたことのある法則の風に吹かれて 人は死に絶える

断末魔のような啼泣を引っさげて 法螺を吹くように

螺旋状のリンネはどこまでも 黒色の悪夢の連鎖を引き起こす

どこまで逝ってもヒトは 飢餓を饕るもの


軋み続ける床 冷たい床に手をついた気分は悪くない

落陽を望む者たち 既に何も映さないものであるとは気づかずに

また自身をも落としていく 落ちていく日差しとともに

穏やかな小川に残響する囀り あぁ、きっと悲しいってことなのでしょう


散りゆく者を引き止めることはなく 繋がれたものは引きずり込む

それは性でもあり 運命ともとれるものなのですか

何時の世もそれは等しい物であると同時に

何時の世もそれは忌み嫌われるものであると同時に

何時の世もそれは人々の新たなリンネをそこに映し出す水鏡


埋もれていた日差したちよ 永遠にあれ。

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