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白い世  作者: 古井雅
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この部分のサブタイトルは秋です。秋は果物が美味しすぎて紅葉が霞んでしまう季節として私の中で通っています。


尽れ始める高台から見上げる空

薄い絵の具の垂らされていない虚空を見つめながら

終わらない悪夢に対する終止符に想いを馳せる

幼さの裏 滴り落ちる悲痛な願いは今

この景色とともに墜ちゆくものなのであろう


少し湿気った空気の元で 嘆くような雨音に耳を当てる

原ねることさえもしない振り子の音色は断層を作る

好奇心とともに求めいく一時 混ざらない言葉とともに

それは甘美なものであることを追悼(いのり)ましょう


寂しさと悲しさの吊るされた夜の帳に振り子を合わせ

残響する嘆きとともに泣き崩れ

その泣き声も この秋空のもとに尽れ 散り逝くものです


置き去りの空


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