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錘
季節外れの公園が好きです。あの尽れた感じがたまらなく好きです。
柔らかな薄明かりに瞳を重ねて 今までの足跡も気にかける
重く伸し掛かってくる想い出と喧騒 交じり合う錘が保険代わり
取り留めもなく心に潜んでいるものは 実に無駄なもの
戒めにならない慫懼なんて ただのゴミクズ
果てない遠くを見据えるように 視界を細めて眠りについたあと
夢見たあとのような感覚に囚われて 振り子のように惑う躰
悟るような視界の乱れ ヒステリックな電気信号
寄せて返す声 嘆きすらもそこには存在しない
ただ ユメみることしか出来ないことを悼んでる
騙し絵のような気持ちの景観 感情は棄てたはず
それなのに なんで尽れたような気分になるのだろう
無意識に虚ろな木立に身を潜め 息を殺す気分はどう?
僕は、寂しくなります
黄昏時の鏗錚の鐘の音のように 実に不快に混ざります。




