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白い世  作者: 古井雅
20/80

液体


夜空見上げれば 水たまりのような星々

自らが大きくなったような錯覚と一緒に訪れる

妙な心地よさに 愛しさ

蒔かれた水飛沫をかき集めて 混ざる心模様


その水へと飛び込むことができるなら そっと泡沫に混じることも出来たのに

いつまでもまとわりつく感情がやけに鬱陶しい 罧にいるような感覚といつまでも一緒

僕は不安定な水場(せかい)にしか留まることが出来ず、貴方は留まることを知らずに過ぎ去る

その曖昧な泡沫(きょうかい)は、いつになれば液体で満たされるのでしょうか


今も、昔も、そしてこの先も、その部分が満たされることはありません。

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