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白い世  作者: 古井雅
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四季

雪国在住の人間ですが寒いのは苦手です。

こたつが欲しいですが、そんなものがあれば私は雪かきすら放棄するでしょう。


草が嘆く春の草原で 手を取り合って寝転がる

空色の壁紙のもとで 少しだけ微睡んでみる

ちくちくと痛い草花を 強くもいでみたり

そんな残酷な無邪気さも 時には必要?


冬の森には少し 魔物のようなものがいる

死骸に覆われた森の破片にいる 綺麗で荘厳な魔物(かれは)

見方を変えるだけで 魔物っぽく見えちゃうんだから

人の心って少し 不思議な魔物(もの)かもしれない


宵時を演出するかのように 落ちてった残骸の集めて

それに火を灯して暖を取る そういう暖かさが秋の醍醐味?

温いけど何かの残骸を燃やしてる その残骸が違うものなら

煮るなり焼くなりできる? 暖かく温い残骸に手を当ててながら

そんなことに思い馳せてみる 占いみたいに


寄せては返す光の群れ 反射して残った水の破片

手のひらと重ねあわせて自己満足

楽しい時間帯にもかかわらず 留まらない人の群れ

夜半に月に紛れて 水と一緒にかくれんぼ

心のなかで数字を数えて 誰もいない海に向かって

「もういいよ」


そんな四季折々があればなぁ、今日もお仕事行ってきます。

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