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白い世  作者: 古井雅
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深夜のテレビ

そういえば前回の部分で10個目の詩なんですよね。完全に忘れてました。

上手な詩を作れるヒトってやっぱり尊敬します。


深夜のテレビと人間の心って少しだけ 似ているような

残響するラジオの音と一緒に 呼吸するように深呼吸

見つめた飛沫と重なる 一粒の月の光

その不気味な月光と飛沫は 何処か日輪を彷彿とさせる様に軋む

全く別の求めモノを手探りで弄ってみると それは少しのノイズ


誰も見えないものこそ 追い求める価値ってある?

レアのブランド品のように 価値を見出すこともできる?

定まらない価値観で 何を見つけ出せるというの?

手放した日輪と共に付着する水飛沫 それはきっと錯乱にも似ている

泡沫にも似たところを サガシテみるのもきっと楽しい


温かい夜半に広がる月輪 留まることで見られる追いかけっこ

きっとそれにも価値は十二分にあるのでしょう

いつまでも見続けることが出来ない追いかけっこを指折り数えながら

軽快なメロディーを奏でて 価値を知りましょう

楽しさがきっと 駆け巡るから


月すらも欠け落ちた夜に 遠くの夜空に想いを馳せてみましょう

きっと巡りゆくヘモグロビンすらも 五月蝿くなるから

小さく聞き耳を立てて 流れ行く生命(ホシ)を見てみましょう

街なかを飛び交う慟哭すらも 惜しくなるから

ヒトの感情に 目を向けてみましょう

そうすればきっと 単純な追いかけっこも愛おしいものになるから


生きることすら すてたくなるくらいに

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