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白い世  作者: 古井雅
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振り子

尊敬している作詞家様の詩集を買いました。こっちの方を完全に忘却していました。


人生は振り子 同じ所を規則的に漂う針

短時間で繰り返される不気味な音色 狂気的に刻む時間の軸

置き去りにしていったものは いつの日かの文字盤に置いてある

愉快な針は刃のように 徐々に私の心を壊していきます

櫛歯が折れた音と 時計の音はどちらが大きいでしょうか


少しだけ踏んだ雪の道 振り返って見れば何もない

何も持たずして歩んできた文字盤は 決して悪いことではないのでしょう

むしろ何も持たないことが 私をここまで歩かせたのでしょう

軽快で愉快な軌跡 今まで見れなかった奇跡が見れるかもしれない

揺れる振り子を 眺めていましょう


止めどなく流れ続ける粒子と 振り子はきっと同じもの

目的は同じなのに カタチはこうも異なるのはどうしてだろう

水のように流れる砂の束 特定の区域をはかるものはそれで十分

見つけた区域にあったもの それって悲しいものかもしれない

もしかして何も持たないことは この上なく幸せな事だったのかもしれない


流れ始めた時計の針は 輝きとともに置いてあった未来

止めどなく流れる振り子は 常に行ったり来たり

少し音を立てて流れる振り子 見ているだけでもおもしろい

ほんの少しだけ 未来が振り子に見えてくる気もする

そう考えれば 未来というものは実に明るいものなのかな

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