脱出ゲームは初めてです
名言を考えてみたんですが、ダメダメすぎて泣きそうです
あの夜のことは今でもついさっきのように思い出すことができる
大好きだった自然が炎に包まれ、唯一の肉親である親は目の前で息絶えた。
すべてを奪い、すべてを破壊していく炎が目の前にまで迫っている。
ここに飛び込めばすべてを奪われ、楽になれるのだろうか。
そう思い、飛び込もうとした刹那________________自分の体が地から離れる
そこには、赤色に染まった世界に存在感のある水色の髪の男がいた
この男が自分を助けたことに気づき、なぜ「邪魔をしたんだ」と罵る。
が、男は顔に怒りを浮かべながら強く怒鳴りつける。
「何で自ら命を絶つ!さっきからたくさんの人たちが死んでいる!そいつらは死にたくないのに死んでいった!お前が今生きている時間はさっき死んでいった人たちが望み、願い、そして失ったものだ!生きていれば必ず楽しいことがある!それは10年先かもしれないし、もしかしたら50年も先かもしれない。だけどそれは必ず来るはずだ!必ず…………」
最後は自分に言い聞かせるように__________________
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意識が覚醒をしてすぐに目に入ったのは、無理やり何かで削ったようなゴツゴツの石の天井だった。明かるさは薄暗く、なんだか不気味な雰囲気を演出している
長い間ここで眠っていたのか背中はゴツゴツした床で痛く、とても不快だ。
さっきまで王の無駄に豪華な天井の部屋にいたはずなのになぜこんなところに?
と色々と思考を巡らせるがどうしても思い出すことができない。
とりあえず回りを確認しようと体を起こそうとするが体は言うことを聞かず、代わりに痛みをよこす。
「ッ!筋肉痛か…………?」
「おいおい、大丈夫か?ほらつかまれ」
差し出された手を掴むと、強いが優しい力がロキの体を持ち上げ、上半身が上がったところで力が緩み、手を離す
「ってて………ありがとな」
痛みにも慣れ、周りを見渡すとそこは一見洞窟の中だったが、入り口の鉄格子が洞窟ではないことを物語っている。おそらく牢獄だろう。
しかし、そこにいる男と少女は牢獄には似合わない雰囲気を醸し出しており、まるで仲のよい親子のようでとても罪を犯したようには見えない
先ほど声を上げた少女の白銀の頭には、猫のような耳が生えており、人間では無い事は一目でわかる。しかし、見た目はTHE!美少女という感じだ
しかし残念なことに少女は男の陰に隠れてしまっている。
男の特徴は、ほどよい筋肉と、いい感じな筋肉と、素晴らしい筋肉だ。
あ、別に思いつかなかったって訳じゃないよ?それほど筋肉すごいんだよ?