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オカエリナサイ(12)

毎週水曜日午前0時(火曜深夜24時)に次話投稿します。

                       12

 

 

 僕たちが体育館から出てくると、空からはチラチラと白い雪が舞い降りてきていた。

「どおりで寒いわけね……」

 愛子さんが息を白くさせながら呟く。

「積もるでしょうか……?」

「そうね……」

 僕が訊ねると愛子さんは空を見上げたまま、

「積もってくれたらいいのだけれど…何もかも全て真っ白にしてしまうぐらいに……」

 と、独り言のように返した。

 流鏑馬さんに背負われていたひまわりちゃんが目を覚まし、「ぎゃーっ雪だーっ!」といった類の奇声をあげながら駆けていく後ろを、僕たちも雪の中歩み始める。僕、愛子さん、流鏑馬さん、そして――木星。

 きっと、この雪は積もらないだろう。

 道を、交差点を、家々の屋根を、この町を少しの間白く染めて、明日の朝日に当たればそれで消えてしまうのだろう。

 雪は町を隠すことは出来ても、無くす事はできない。

 思い出も

 過去も

 後悔も

 隠すことは出来ても、無くす事はできない。

 なかったことにすることは出来ても、なかったことには――ならない。

 雪は降り積もったとしても、いつかは消えてしまう。

 僕たちはいつかは露になった町を目にすることになる。

 その町で僕たちは生きていかなくては。

 

「何、カッコつけたモノローグを述べて、締めようとしてるみたいな顔しているのよ」

 校門を出て、雪の中を歩く僕に愛子さんがそう言った。

「何ですか、そのやけに具体的な表現は……?」

 確かにそんな事考えていたけど……。

「あなたの考えている事なんて、全てお見通しよ」

 愛子さんはそう言うと、これ見よがしに左目に眼帯を着けなおす。

「あーっ!それはズルイですよ!愛子さん!」

 僕の抗議は「えっへへー」という愛子さんの得意げな顔に吹っ飛ばされてしまった。

「まあ、いいですけど……」

 結局その左目を使わなくても、どうせばれてるし……。

「今回の事で、愛子さんたちの力を思い知りましたよ」

「そうでしょう!そうでしょうとも!だったらあたしをもっと敬いなさいっ!」

 歩きながらもふんぞり返る愛子さんに、僕は呆れ顔を返すことにする。

「何よ!その顔は!」

「……なんでもありませんよ」

「何よ!その間は!」

「………………それはそうと、愛子さん?」

 めんどくさそうなので、話を変えておこう。

「素朴な疑問なんですが、木星って一体、何者なんですか?」

「唐突に素朴な疑問を放り込むわね…それで?何者って?」

 思惑通り話が変わった。

「何者って言うか、あいつの過去に一体何があったんですか?」

「女の子の過去を詮索するのはあまり褒められたことではないけれど……。まあ、少しだけなら……」

 そう前置きをしてから愛子さんが教えてくれた木星の過去は、僕の想像よりももっと複雑で、なんというか強引な言い方をすればそれは悲惨とも言えるものだった。

 木星自身にその自覚があるかは、定かではないけれど。

 

 愛子さんが最初に会ったとき、木星には名前がなかった。

 

 実験施設のガラス張りの一室にその金髪の少女はたくさんのモニターと基盤とケーブルに囲まれて、床にへたり込んでいたそうだ。その部屋の入り口のドアのところには、ネームプレートの変わりに8桁の番号が書かれていて、それが彼女を識別する唯一のものだった。

 生まれは定かではなく、ただ、ロシアから流れてきたという事を聞かされていた。それとあくまで噂らしいけれど、どうやら試験管で生まれたらしいとも聞いていた。

 そんな彼女には毎日、実験と訓練が課せられ、大勢の大人が彼女を常に監視し、観察していた。

「……それが、木星…ですか……?」

「そうよ。あの子がどれくらいそれを覚えているかはわからないけれど……」

 ひまわりちゃんに手を引かれ、いや、手を引っ張りまわされるようにして前を進む木星を見つめながら愛子さんは続ける。

「まだ、幼児と言ったほうがしっくり来るぐらいの年頃だったんですもの。普通ならそんな年齢の時の事なんて覚えてないでしょ?ただ……あの子は……」

「天才……なんですよね……」

 それなら、もしかしたら当時の事を覚えているかもしれない。

 まだ誰かのぬくもりが無いと満足に眠る事もできないような歳に、冷たいガラスの部屋で一人で過ごすだなんて、どんな気持ちだったんだろうか?

 とても想像できないけれど、それでも心細くてたまらなかったんだろう事ぐらいはわかる。

「話すより先にキーボードを叩いて、読み書きよりも先にプログラミングを覚えたらしいわよ。本当かどうかは知らないけれど」

「それも、その出生が本当なら人為的なものかも……」

「あたしもそこまでは知らないわ。知ってもどうすることも出来ないから……ただ、あの子の才能、いえ、そんな不確かなものではないわね。あの子の力は本物よ。本物だし、その力はとても強力なものだったのよ」

 確かにそれは僕も知っている。

 どんな情報もすぐさま手に入れることが出来、どんな障害もいとも簡単にクリアし、挙句のはてにはケーブルやコードを操って物理攻撃まで仕掛けてくる。使いかたによっては、一個中隊にも匹敵しそうなぐらいの力だ。

「その力は強力で、そして何よりも魅力的だったのよ」

 それはそうだろう。そんな力、誰だって手に入れたいと思うはずだ。

 愛子さんによると、木星の力を巡って、各国の諜報部隊のけん制合戦が行われたらしい。出し惜しみする研究機関『ヴードゥーチャイルド』、また、その母体となっている『黒塚家』にも手をかえ品をかえ、接触し、脅迫し、懇願し、なんとか木星を手に入れようと各国が躍起になっている時に、ある事件が起こった。

「それが被験者たちの暴走。百夜が起こしたクーデターよ」

 一夜にして施設を乗っ取った百夜たちは、最初に木星を狙う各国に対して宣戦布告とばかりにサイバーテロを行った。その内容とは各軍事拠点の全てを掌握して、丸腰になった首都に向けてそれぞれの国が持つ核ミサイルの標準を合わせるというもの。喉元にナイフを突きつけられた各国首脳は、ひとまず百夜の要求を呑んだ。

「一時的とはいえ、百夜のテロは成功したのよ。その要求というのはただ一つ、これ以上木星に手を出すなというものだったの」

「そんな……そんなことのために……」

「あの子達にしてみれば、その事が世界よりもよっぽど大事なことだったのよ。世界をたとえ滅ぼしたとしても……それに、もしどこかの国に木星が手に入れられたとしたら、世界のパワーバランスは大幅に崩れて、それこそ世界が滅びかねないわよ」

 百夜は言った。『僕たちは世界を壊さないと生きていけない』

 木星は言った。『この世界は私たちが生きていくには適さない』

 この言葉の裏に、隠されていた悲壮が今やっと少しだけ見えた気がする。

 彼等、彼女等はその異端が故の力の裏に、深い傷と闇を抱えて生きているのだ。

「それで一応は成功したかに見えた百夜の計画は、黒塚家の本格的な事態への介入によって、あっけなく失敗に終わって、ヴードゥーチャイルドのメンバーもそれぞれ捕まって、強制的に解散させられたの。首謀者である百夜はうちが預かる事になった。まあ、実家で引き取るって事ね。でも、ジュピターと当時呼ばれていた木星だけはどこも引き取りたくないって言い出したのよ」

「えっ?何でですか?木星がみんな欲しくて、それで戦争を始めようとしていたってのに……?」

「そうなんだけどね。この一連のテロ事件でそれこそ木星は一騎当千どころか一騎当億ぐらいの働きをしたのだけれど、そのせいでその力があまりにも強くて、その割りに脆くて、とても制御できるものじゃないって印象を与えてしまったみたいなのよ」

「そうなんですか……」

 きっとそこには数知れない幾多の戦闘があり、多くの人命を失って、その結果、この少女の形をした兵器には、不適合の烙印が押される事になったのだろう。

 強すぎる力は時に人に恐怖を越えて、畏怖さえ与えてしまうものだ。

 はたして、木星には行き場がなくなってしまった。

 それで?

「それで、いよいよ処分されそうになった時に、あたしがやっと木星の受け取り先に手をあげることができたのよ。お兄様や当時、まだ当主であったあたしの父を説得するのがどれだけ大変だったか……ああ、思い出したくもないわ。ともかく、木星はこれでやっとあたしの元にやってきたの」

「処分だなんて……」

「そうよ。あの子達にそんなまともな人権なんて、用意されているはずないじゃない」

「それじゃ、愛子さんがもし木星の引き取り先になれなかったら……?」

「間違いなく殺されていたわね」

「そんな……勝手すぎませんか……?」

「あの人たちからすれば、木星たちなんていわば道具みたいなものなのよ。あなただって、もしものすごくよく切れるけれど、持ち手がついていないナイフなんて危なくて捨ててしまうでしょ?」

「それは、そうですけど……木星たちは人なんですよ…それを……」

「あたしたちが居たのはそんな世界なのよ……」

 愛子さんは鉛でも飲み込んだような顔をしてそう呟いた。

 

 僕たちの少し前を歩く、左右に揺れる金髪ポニーテールを見ながら、僕は話を続けることにした。

「そんな危ない奴を愛子さんは何で引き受けようと思ったんですか?」

「そんなの決まっているじゃない」

 愛子さんはわかりきったことを訊く愚か者に向ける目を僕に向け、

「使えるからよ」

 と、言い切った。

 言い切りやがった!?

「うふふ、嘘よ」

 愛子さんは心から愉快そうに笑う。

「いや、笑えませんから……」

「ふふ、そんなに怒らなくてもいいじゃない。理由なんてあってないようなものよ。まあ、しいてあげるなら……」

 少し考えるように空を見上げて、愛子さんは

「あたしも同じように寂しかったからじゃないかしら?」

 といい、はにかんだような笑顔を浮かべた。

「だから、なんか寂しい者同士、上手くやっていける気がしたのよ。ほら、あの子無表情でしょ。だからあたしぐらいじゃないとその心を読んであげられないのよね。で、少し見てみたら心の奥底の方に寂しさが沈んでいるのが見えて、ちょうどその時にあたしもいろいろあって実家を飛び出した頃だったから、連れて行ってみようって思ったのよ。そうしたら、この子の寂しさも癒せるかなと」

 愛子さんは何だか恥ずかしそうに、まるで僕に弁解するみたいに早口でまくし立てる。

「まあ、実際はそんなに上手くはいかなかったけれどね」

 愛子さんに連れられた木星は最初、全く口を利かず、常に愛子さんたちを睨み続けていたらしい。

「それでもこの仕事を思いついてやり始めた頃のある日、あの子に試しに仕事を振ってみたら、きちんと調べて教えてくれたのよ。それから、徐々にあの子も心を開いてきて今に至るってわけ。分かった?」

 結局、木星のアイデンティティはその力ということか。

「何か端折られてる感じは否めませんが、そんな過去があったんですね……」

 前を歩くこの意地悪で、口が悪く、偏食家で、全く可愛げのかけらもないような金髪セーラー服少女にそんな過去があったなんて。そう思うと今はまだましなのかもしれない。

 そんなことを揺れるポニーテールを見つめながら考えていると不意に木星が振り返った。

 お?展開的にはデレるタイミングだぞ?

「何だ?木星?僕に何か言いたい事があるのか?」

 助けてくれてありがとう、とか?

 そんなことをはにかみながら言われた日には、僕は萌え死んでしまうかもしれない。

 いや、何だよ?萌え死ぬって……

 振り向いた木星はいつも通りの底冷えするほどの冷たい目線を、遠慮なく僕に注いで静かに短く、それでいて強く、こう言った。

「死ね」

 期待した僕が馬鹿だった。

「お前、それが助けてくれた人に対する言葉かよ!」

「何だか失礼な事を言われた気がする」

「僕がいつそんなことを……」

 そういえば、ほんの少し前に意地悪とか可愛げがないとか言ったかも……。いや、しかしあれは思っただけというか……。

「腐って死ね」

 僕の沈黙をどう取ったのか、追い討ちのようにそんな言葉を木星から頂戴しました。

「それは、冬場は難しいかな……」

 見当はずれな僕の受け答えを遮り、愛子さんが、

「さあ!ふざけてないで早く帰るわよ!」

 と僕たちをきゅうかす。

「早くって、何があるんですか?」

「決まっているじゃない。今日は何の日かあなた忘れたんじゃないでしょうね?」

「今日って……大晦日ですけど……」

「そうよ!大晦日っていうのは家族がそろって新年を迎えるのよ!コタツに入って年越ソバを食べながら、年が変わるのをつまらないテレビでもダラダラと見ながら待つものでしょ?」

「そうですけど……」

「だから、早く帰らないと年が変わっちゃうって言ってんの!南ちゃんだって待ってるし、あたしたちが帰るのはあそこしかないでしょ!」

 僕は肩をすくめて、答える。

「はいはい、わかりましたよ」

「はい、は一回でいいわよ!」

「あれ?普通?」

「かい、は一はいでいいわよ!」

「逆!?」

「いか、は一杯でいいわよ!」

「数え方!?」

「何だか、あなたイカ臭いわよ」

「まさかの下ネタ!?ていうか関係ないですし、イカ臭くなんてありません!」

「お兄ちゃんイカ臭いの?何でー?」

「ひまわりちゃんもどこに食いついてんの!そんな事知らなくていいから!」

「ひまわりちゃんに食いつくだなんて、何だかいやらしいわね」

「愛子さんも変な取り方はやめて下さい!」

「変態。絶滅しろ」

「いや、木星さん僕単体で絶滅するというのは、どういう意味でしょうか?何でしょう?僕は変態という種族なのでしょうか?」

「あはははは!太郎さんはまだお若いですからね!少しぐらいは仕方ないですよ!ただ、この国には、幼女にそういったいかがわしい事をしてはいけないといった法律がありますので、きちんと隠れてしなくてはいけませんよ。なんなら私が手ほどきを――」

「流鏑馬さん!あんた今回で一番長く喋ったと思ったら、何言ってんですか?あんたには本当に心からガッカリだよ!と、に、か、く!」

 僕は思いのたけを込めて叫ぶ。

「帰りますよ!」

 くるりとみんなに背を向けて、僕は雪の降りしきる道を、一路ドクロ事務所へと向かう。

 みんなを先導して歩き始めるそんな僕の胸には、不思議な感情が溢れていたが、それを口に出す事はしなかった。

 どうやら僕自身もすでにあのドクロ事務所を帰る場所だとしっかり思っていたのだ。

 何故なら、このときの僕の胸には子供の頃に家族が待つ家に帰るような、不思議な暖かい気持ちが広がっていたのだから。

 

 ドクロ事務所のドアを開けると、メイド服姿の南が待っていた。

「みんな、遅いよ~。せっかく美味しい豚骨スープを仕込んで待っていたのに」

 そう言って不満げに頬を膨らませる南。

「いや~意外とてこずって……ってなんで豚骨スープなんだよ!」

「それは、木星ちゃんの好物だからなのです。いいじゃん、ソバもラーメンも細くて長いでしょ」

「それはそうだけど……」

 確かに美味しそうな臭いが部屋に充満している。

「まあ…いいか。ちょうど腹も減ってる事だしな」

「そうよ、太郎。小さなことを気にすると禿げるわよ。変態でハゲなんて何て悲惨なの。同情するわ」

「僕はまだ禿げていません!」

 それに変態でもありません!

「まあまあ、太郎くんもみんなも早く入って、すぐ用意するから!」

 南に促されて僕たちはぞろぞろとドアをくぐる。

「ん?どうしたの?木星ちゃん?」

 ひまわりちゃんの声に振り向いてみると、木星が入り口のところで立ち尽くしていた。

「何やってんだ?木星?」

 俯いて立ち尽くしている木星は、入ることを躊躇しているようにみえる。

「そのドアからこっちに入ってくるのにまだ躊躇っているのね?」

 愛子さんが胸を反らして言う。

「じゃあ、あたしが魔法の言葉をかけてあげるから、よく聞きなさい。いい?」

 木星は黙って愛子さんを見つめる。

「…………うん」

 その返事に愛子さんは優しく微笑みを返してこう言ったのだった。

「おかえりなさい、木星」

 僕たちは世界も、人も、何も変えることは出来ないかもしれない。

 それでも、人は変わっていくことは出来ると僕は信じたい。

 自分で変えることが出来なくても、きっと変わることが出来る。

 そう望みさえすれば。

 いつかは……。

 愛子さんにそういわれた木星は

「ただいま」

 と小さく呟き、一歩だけ前に進んだ。

 その口元が少しだけ微笑んだように見えたのを、僕の見間違いかどうか判断するには、もう少し時間が必要だろう。


みなさんはもしも過去に戻ることが出来たら、どうしますか?私はありきたりですが、当時の何となく年相応に悶々とした不安を抱えていた自分に会って「どうにかなってるよ」といって心配しなくていいと伝えてやりたいです。まあ、それでもきっと当時の自分は「んなわけねえだろ」と言ってやっぱり不安を抱え続けるのでしょうが。さて、こう言ったことを訊くと結構多くの人が、過去をやり直したいと言います。「あの時ああすれば」や「あの時ああしなければ」といった後悔を、まあほとんどの人が持っている。多分、後悔しない人なんていないんじゃないかな、と思います。調べてないけど。みんなやり直したい過去を持っている。私も昔はそうだったように記憶しています。わざわざ『昔』と付け加えたという事は、今はそうではないということですね。この第五話「オカエリナサイ」を書くに当たって、何となくそういった『過去とは』であるとか『後悔とは』といった類の事を考えるうちにある一つの考えが私の中にむくむくと、まるでムックの毛むくじゃらの体のように広がり、ガチャピンのように縦横無尽に活躍しだしたのです。といっても意味が分からないでしょうから、きちんと説明するとそれは『過去を否定し、変えてしまうという事は今の自分の全否定になるのではないか』といった考えです。実際には過去を変えることなんて、それこそ物語の中でしかありえないのですが、変えたいと思うことはそれに近い事なんじゃないかな、何て考え出しまして…。それはとても寂しいなと思いまして…。そんな想いで書き付けられたそんな物語が今回の「オカエリナサイ」だったりします。過去を受け入れること、それは自分を受け入れること。ありのままを受け入れること。それはとても優しいなと思います。そうありたいし、そうあるべきなのだろうと思いますが、なかなか難しいのが現実です。色んなご意見があるでしょうが、私は自分に対しても他人に対してもそうありたいなと思っております。愛子さんが木星にそうしたように、全ての後悔も失敗も、全部ありのままを許し受け入れてあげられる様なそんな人間になりたいですね。まあ、理想論ですけどね。ただ、そう願えば少しずつでも変わっていけるのが人間です。実はそんな人間愛に溢れた第五話「オカエリナサイ」でした。って伝わってるのかな~?

今回のこのお話まではこの「フリーク・フリークス」を書き始める時点で、もう考えていたお話で、最初はこのお話が最終回になるはずでした。ただ、書いてるうちに欲が出てきてしまいまして、まだまだ続きますのでこれからもよろしくお願いします。

さてさて、最後に、いつもお読みくださっている読者の皆さんには心より感謝しております。読者さまのお宅を一件一件巡って、何か願いを叶えていって差し上げたいくらいです。ただ、私は神龍ではないので、つかいっぱしりみたいなことか、ギャルのパンティを差し上げるぐらいしか出来ませんが。冗談はさて置き本当に読んでいただく事は嬉しく、そのこと=モチベーションになっております。ありがとうございます。これからも末永くお付き合いください。では、第六話「Heart-Shaped Box」もお楽しみに。って、えっ?題名が英語??

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