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傲慢な僕らに愛は似合わない

作者: 秋乃しん

あれよ、別にそう考えてるわけじゃない。


いつだって他人事です!


 自分語りな「手に入れたい」と言う欲望自身が傲慢で、この世で何かを手に入れようとする限り、それは傲慢と決めつけられる。


それが平和だろうと愛だろうと、自分自身が生き続ける為の理由だろうと等しい。


それでも自分を突き通して何かを手に入れた時の優越感や達成感を得られるのは、その世間が存在しているからこそだ。

しかし、それは自分自身の傲慢を世に知らしめた証に過ぎない。


自分が何かを手にする限り、他への傲慢を奪うこと。


「感謝しろ」そんなことを言われても、自分自身も何かを失い他人の傲慢をどこかで許している。

嫉妬や妬みも与えて、優しさや平等を与えてきた。

それでも尚、感謝という言葉や気持ちが無にならないのは、僕らが既に「人間として生まれたい」と言う傲慢を得ているからなのだろうか。それとも、傲慢な僕らが正当化される世界で、各々の「感情をぶつける為に生まれた」と言う理解に追いつきたいだけなのだろうか。


こんな言い訳な汚い考えを致したところで、どんなに汚く醜い人間を知っていたところで、無慈悲な人間になりたいとは思えない。このままの人間でありたい。


それは僕が何を欲している理由なんだろう。


常に傲慢なこんな僕を、いつに神は裁いてくれるだろうか。



ありがとうございます!


こんな感謝も安過ぎて受け取る価値もないもんね。


でも、僕は言うよ。


傲慢だから。

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