表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10の魔剣と銃の国  作者: ☆ひさよ☆
赤き銃と魔剣
91/111

次の目的地

「魔導石を譲るのは良いのですけれど、その後あなた達はどうしますの?」

俺達はローズブラッドに戻ってきたのだが、今日は疲れもあって、明日、改めてスイを取りに行くことにした。そして、今は就寝前である。俺とマリアはキリエの部屋にいた。最初の夜から、寝る前はちょくちょく来るようになり、今では日課になりつつある。

「そうだな……スイで魔剣は何本になるっけ?」

「7本ですね。ホープさん、ミコトさん、ヒメさん、ホワイト、エアロさん、エクスさん、ブラックさん、スイさんですね。」

『え、なんで私だけ呼び捨てなの?』

「イメージ的にです」

『なにそれー。ちょっとショックなんですけどー』

ホワイトはいつものキイキイ声で講義するが、俺もしっくりくる気がする。

「これまで通ってきた所は目ぼしい場所は行き尽くして来たから、西に行くかな」

「魔族の村もあることですしね」

「言っとくけど、俺は勇者なんかにはならないからな」

俺は一応釘を差しておく。

「わかっていますよ。魔族の村なら、私達人間には伝わっていない情報なども手に入るかもしれませんから、魔族に聞いてみるのもいいと思うのです」

「なるほど」

『聖女よ。一つ良いか?』

珍しく、エクスが口を挟んできた。

「はい。なんでしょうか」

『魔族も人間だ。魔族を人間ではないように言うのはどうかと思うぞ』

「魔族が人間……?」

マリアは信じられないという顔をする。

『そうだ。魔族と呼ばれる者たちは、昔、悪魔と交配した人間の子孫たちだ。その人間は子を産んだとたんに死んでしまったが、子孫たちは元気に生きているようだな』

『おいおい、爺さん。そんなこと言っちゃって良いのかよ。精霊は極力、人の行動に影響を与えないように接するべきなんじゃなかったのか?』

『そうだったか? 我も生まれ落ちてから日が長いのでな。忘れていたようだな』

エクスは失敬失敬と軽い笑いを飛ばした。エクスにしては珍しい行動だったようにも思う。

「魔族も人間……なら、我々のことは人族と呼ぶことにしましょうか。魔族の呼び方をそのまま当てはめるのは少し癪ですが」

マリアも、エクスでなければこの話を信じなかっただろう。

マリアもだが、教会関係者は悪魔と魔族を敵対視している。それをすんなりと受け入れたのだから、マリアの度量の広さが窺える。

「それじゃ、次の目的地は魔族の村だな」


「それなら、私も付いていってもよろしいかしら?」

「別にいいけど」

「理由はなにかあるのですか?」

「魔族の村がこんな近くにあったとあれば、この村の脅威となるかもしれませんわ。友好的かどうか確かめに行きたいのですわ」

「そういうことなら」

俺は快諾、マリアも承諾した。俺は特に気にしてなかったけど、そういう側面もあるのか。

「今日はここらへんで眠るとしましょう。明日は霧の森へ行くのでしょう?」

「そうですね。今日はこのあたりにしておきましょうか」

「じゃあ、おやすみ」

俺とマリアはキリエの部屋を出て、自室に戻り睡眠を取った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ