表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10の魔剣と銃の国  作者: ☆ひさよ☆
赤き銃と魔剣
85/111

VS魔族

グレールの声を合図に、魔族たちが襲い掛かってくる……と思っていた。

だが、先頭の魔族たちはばたばたと倒れだした。

「てめえら! なにやってる!」

「なにって、死んでいるのですわ」

キリエが、2丁拳銃になったレーヴァテインを持って言った。

「霧が晴れればこちらのものですわ。やってやりますわよ! 2人共!」

「あ、ああ」

俺は、剣を構えながらも少し躊躇していた。同じ言葉を話す生き物を殺したことはないからだ。

「私達の使っている武器は結局は殺しの道具なのですわよ。本来の使い方をするんですの。覚悟を決めないと、死にますわよ!」

キリエは剣や銃について、深く理解していた。俺は、その本質を感じながらも、無意識に考えないようにしていたんだ。それに、今直面している。

「俺は―――」

「ケントさん」

マリアが俺の背に触れる。その手は小さかったが、しっかりとした意志のこもった手に感じられた。

「俺も負けてられないよな」

俺はホープを握り直し、しっかりと地面を踏みしめた。

『大丈夫か?』

「やってやるさ!」

俺はにっと笑った。自然にではなく、意識的に笑った。


「【雷鎖らいさ】を解くぞ」

「援護は任せてくださいまし」

「キリエさんには何人たりとも触れさせません。安心して行ってきてください」

雷鎖らいさ】を解くと同時に、俺はグレールに突っ込んでいった。

「グレール!」

グレールの仲間と思われる魔族が、割って入ろうとする。

「させませんわよ!」

だが、銃声と共に、割って入ろうとした魔族に弾丸が放たれ、魔族は足を取られてすっ転んだ。

俺はそのままの勢いでグレールを斬りつける。だが、グレールも馬鹿ではない。硬い爪でがっちりガードしていた。

「お前、骨はあるが、軽いな」

「なに?」

グレールの爪を見てみると、傷一つ入っていなかった。

『硬え!』

「軽すぎる!」

グレールは爪を振るい、俺を弾き飛ばす。

「そんなもんか? お前の実力はよ」

「こんなもんじゃないさ」

俺はホープを鞘にしまう。あいつの爪は分厚く、生き物の一部位と思えないほどに硬かった。故に斬れない。だが、斬れないなら斬らずに()()()いいんじゃないか?

集中(フォーカス)

俺はヒメを使うことにした。ヒメを十字鞘から抜くと、肩に置くようにして持った。こうやって持たないと重くて無駄に疲れるんだ。

『今回はひと振りで終わりじゃなくていいよね?』

「もちろんだ」

「剣をでかくしただけで、俺の爪をどうにかできると思ってるのか?」

「それは、自分で確かめな!」

俺はグレールに向かって真っ直ぐ走っていき、ヒメを大上段から振り下ろした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ