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10の魔剣と銃の国  作者: ☆ひさよ☆
赤き銃と魔剣
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骨の龍

「すごいですわね。神聖魔法って攻撃魔法のイメージがなかったのですけれど、ああいうのも存在するのですね」

不死者の大群を浄化した俺達は、洞窟内を先に進んでいた。

「そうですね。あれを使うのは私以外見たことがないのですけれどね」

『それはそうよ。あれはマリアオリジナルの神聖魔法だからね』

ホワイトの声が聞こえてきた。

『そもそも、魔法というのは使用者のイメージでどんな姿をも形どれるものなのだ。それを人間という奴らは名前を付けて固定化しよってからに……』

『完全に老害になってるぞじじい……』

ホープとエクスも混じってくる。普段から、剣たちは会話しているみたいなんだけど、俺があんまり聞こうとしてないから聞こえてこないんだよな。


しばらく真っ直ぐ歩いていると、開けた場所に到着した。そこには、壁一面に魔導石の原石が敷き詰められるように群生していた。

「これが、この洞窟のアンデットを浄化してほしい理由ですか」

「そうなのですわ。魔導石は様々な所で使われている、生活必需品なのですわ」

「でも、ここまで来たのに、さっきのアンデットたちで終わりだったのは拍子抜けだね」

俺が2人の方を振り返り、笑いかけると、ホープが叫んだ。

『ばか! 上だ!』

その声と共に、上から何かが俺目掛けて降ってきた。俺はホープのおかげで間一髪躱すことができた。

「ケントさん!」

「どうやら、まだ終わりではないみたいですわね……」

俺の居た場所を見てみると、天井から、なにか白いものが伸びてきているようだった。その太さは、人1人分といったところだ。

白い何かは、体制を整えるように、ゆったりと天井へ戻っていった。

「神よ、我らの行く末を照らし給え、聖なる光りで導き給え……【聖光(ホーリーライト)】!」

マリアがロザリオを掲げながら詠唱を行うと、ロザリオから眩い光が発され、天井にいた者の姿を露わにした。


「あれは……」

それは、大きな骨が骨格を形作っていた。背骨は長く、尻尾のようなものもあり、そこから肋骨や足の骨、肩や手の骨などが伸びていて、それは生前の強大な姿をありありと想像させた。顔に当たる骨は、ワニのように口が長く、大きいものだった。

「あれはドラゴンゾンビです! 2人とも、逃げてください!」

俺達が逃げようと振り返った瞬間、天井から骨が伸びてきて、入り口を隙間なく塞いでしまった。

「逃さないってことかよ」

戦うしかないと判断した俺は、ホープを構えた。

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