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これからのこと

よろしくお願いします

「落ち着いたか?」


俺はミラを抱きしめたままミラに聞く


「はい...」


ミラがそう答えたのでミラを離した


「あっ...」


ミラは名残惜しそうに自分の手を握りしめている


「じゃあ俺のことを話そか」

「お願いします」


俺はまず自分がこの世界の人間ではなくて、こことは違う別の世界から来たものであることを話す


「では、あれ...いえ、ご主人様はその"ちきゅう"という世界からこちらの世界にいらしたのですか?」

「そういうことになるな。それと別に俺のことはアレウスでかまわないぞ?」


(またまたそんなこと言っちゃって〜、嬉しかったんでしょ?)


可愛い女の子にご主人様呼びされて嬉しくない男なんていないだろ、普通は



あと正直なところ、俺が地球という世界から来たかどうかは...まぁ俺に残された知識的な部分からの推測なんだよな。自分についての記憶は全て消え去ってるから、実は確実とは言えないんだよな


「いえ、私はアレウス様の奴隷、そして一生仕えると誓った身です。どうかそう呼ばせてください」

「別に嫌ではないから、それでかまわないぞ」

「ありがとうございます、それで...」

「ん、どうした?」

「その...ご主人様はいつか自分の故郷へ帰られるつもりなんですか?」


ミラが不安そうな顔で俺を見てくる


「いや、そんなつもりはないぞ。今はもう1人じゃないしな。それに戻り方もよくわからないし、」


さっきも言ったけど、その時の記憶はもう俺には存在しないからね



そう言って俺はミラの頭を撫でると、ミラの顔が真っ赤になる


「あ、ありがとうございましゅっ!」


あ、噛んだ、なんだこの可愛い生き物は


さらに頭なでなでしておこう


(信じると決めた途端デレはじめましたね...)


可愛いは正義なんだから仕方ない


とりあえず俺はミラが落ち着くのを待った、


「それでこれからの話なんだがミラはどうしたいんだ?」

「私...ですか?私は母を...捕まっている母を助けたいです」

「そうか、ちょっくら俺が助けに行ってくるとするかな」

「あ、あの!ご相談があります!!私の......私の力で母を助けたいんです!!」


ミラが真剣な目で俺にそう言ってくれる


自分の力でか...なるほどな、


「これは話してなかったんだが...ミラの母親が捕まっているノマロ家は悪魔となんらかの関係があるみたいでな、俺は大丈夫だが...ミラにとってはかなり危険だぞ?」

「それは...はい、なんとなくわかっています。魔眼で魔力を見ることができますから、恐ろしい魔力をこの目で見ました...ですが、この目でご主人様の魔力も見ました、見た魔力から察するにご主人様はかなりお強いのではないでしょうか?私を鍛えるということはできませんか?」

「まぁ確かに...自分で言うのもなんだけど、俺はかなり強いと思うけど...」


ミラは相手がかなり危険なやつだとわかっていて自分で助けたいと思ってるのか


そして俺に鍛えてほしいと、


「鍛えるのはいいが...それだとかなり時間を要することになるぞ?ミラを鍛えている間にミラの母親になにかあるかもしれないぞ?」

「それでしたら大丈夫だと思います、母のことは死んだ父の精霊が守護をしておりますから、母には直接手出しするのは不可能でしょう」


ここに来て、謎の精霊パワーが出てきますか


ミラのことを信じていないわけじゃないんだけどなぁ、判断に迷うとこだぞ......ミラを鍛えるのに最短でも3ヶ月ほどかかるとしてだ


その3ヶ月の間に何も起こらないという確証はないからなぁ...


「ご主人様、母を助けたいと言って、時間をかけてもいいと言うのは矛盾しておりますが、お願いします!!私は自分の力で!!自分の力で母を助けたいんです!!精霊の話などしても、信じてもらえないかもしれませんが、手遅れだった時は全て私の責任でもいいので、どうか、どうか私を鍛えてください!!」


(アレウスさん、精霊の守護はかなり強力システムですからミラの母親に危害が加えられることは本当にないと思います)


エリーナがそう言うのか......うむ......


「.....はぁ...わかった、ミラを鍛えることにしよう。3ヶ月、3ヶ月だ、鍛える期間は3ヶ月だけにする、それでいいか?」

「はい、私はそれで構いません。こう見えて力には自信がありますから、母を助けられるくらいには強くなってみせます」


実際レベル低い割にSTRの値は異常に高いからな、鍛えれば確実に強くなるだろう



「とりあえず、これからミラには冒険者になってもらってダンジョンに潜ろうと思ってるから覚悟してくれよ」

「はい、ご主人様の期待答えれるよう頑張ります」


ミラは真剣な顔で俺に答える


「じゃあ善は急げだ。そろそろ昼だし、何か食べて、午後は街で装備を買ったりギルドに登録しよう」

「はいっ!」


ミラは俺に笑顔で答えた


お読みいただいてありがとうございます

ストーリーがやっと進み始めたのでこれからも頑張っていきたいです

何かご意見、ご感想があったら言ってください



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