現象干渉
アレウスが作者の代わりに読者様が全員が思っていることに対する言い訳をすべて代弁してくれてます
よろしくお願いします
「フェイトー」
俺がその名を呼び、現れる漆黒の刀
「今更何をしても無駄だ!「ブレイブバースト」!」
タケトが漆黒の閃光を俺に放つ
俺はフェイトを軽く振るい黒い閃光を断ち切る
「なに!?」
タケトはそれを見て驚いている
まぁそりゃ驚くよね、自分の魔法切られちゃうんだもんね
「なんでほんとに最初から使ってなかったんだろうね...」
俺はフェイトを見つめてそう呟く
(ほんとに意地になって使ってなかったから、存在自体忘れてたんじゃないですか?)
「いや、流石にそこまでじゃないけどさ」
でもさ、テンプレってあるじゃん?
主人公はピンチになるまで本気出さないとか
とっておきの必殺技とかを先に出した方が必ず負けるとか!ブリー〇とか完全にそれじゃん
(はぁ...まったくこういうことはこれっきりにしてください、ほんとに痛かったですし、今も痛いです)
「すまん、すまん」
俺は話しながら自分に回復魔法をかけて、HPを戻す
おっとタケト君のことを忘れてたよ
「君が何をしたかはよくわからないけど、何をしたって最後は僕が勝つんだ!」
クラウソラスから黒い閃光が放たれ
そしてタケトは俺に突っ込んでくる
「さて...」
バキィッ!!
「!?」
俺は黒い閃光ごとクラウソラスを切り砕く
そしてタケトの攻撃フェイトでに受け流す
「どうやってクラウソラスを破壊したか知らないけど、まだまだやるようだね」
タケトが楽しそうに笑っている
自分の勝利を疑ってないみたいだな
その後もタケトが攻めてくるが俺はすべての受け流す
さっきまで喰らい続けていた攻撃も自分に余裕が出来たのか見えるようになっている
しかし俺からはタケトを攻めない
気になっていることがあるんだ
「なぁエリーナ、フェイトならやつを切れると思うけど、この世の現象に干渉したら俺どうなるんだっけ?」
(前にも話しましたが最悪存在が消えるくらいじゃないですか?)
「はぁ...やっぱりそうだよな」
俺の懸念は当たっていた、タケトの最強はこの世の真理となっている
俺はそれを切ろうとしてるんだ、何かしらの障害が発生してもおかしくないだろう
俺がフェイトを使っていなかった理由の一つはここにある
使って何が起こるかわからない、そんなリスクを俺は無意識にも蓋をしていた
しかし存在が消えるくらいって...
くらいってなんだよ!
「存在が消えるって魂にも影響が及ぼすのか?」
「そうですね、アレウスさんのことがなかったことになるんですから白紙になると考えればいいですかね」
ふむ...ミラやカトレアには万が一の影響は多分ないか
俺がそんなことしたら怒るだろうけど、俺がいなくなっているんだから、そう思うこともないだろう
「まぁそれ以前にこれしか方法がないんだ、やるしかないな」
俺はフェイトを構えて攻めに転じる
「ははは、お前じゃ僕は切れないんだよ!」
タケトが余裕しゃくしゃくで防御無視の攻撃をしてくる
俺はそれを避けてカウンター気味にタケトの脇腹を切る
ぐにゃ
タケトの横腹をフェイトが触れる直前に空間がゆがむ
ズシャツ!!
そしてタケトの脇腹から鮮血がまう
「...何...!?」
タケトはそれを見て苦しみの表情を浮かべる
「切れたはいいけど、もっと致命的なダメージ与えてかないとまずいな」
俺はというと、現象に干渉したからか右目が見えていなかった
「うーん...片目だけで済んで喜ぶべきか...片目を失って悲しむべきか...」
(そんなこと呑気に言ってないで、早く治してください!気持ち悪いですから!)
「あぁすまんすまん」
俺は見えない右目に手をかざして治そうとすると
「あれ?治らないんだけど...」
俺はもう一回治そうとするが
「やっぱり治らない...」
むしろ元から見えないことが自然というか...
「これはほんとにまずいかもな」
多分俺は現象に干渉する毎にこうやって何かを失うんじゃないだろうか
「ほんとにさっさと倒さない、やばいな」
俺はそう言って俺はタケトに突っ込んでいく
「なんで...なんで...なんでなんでなんでなんで!」
タケトが血があふれでている自分の脇腹を見ながら、そう言い続けている
「さぁな、なんでだろうな!」
俺は容赦なくフェイトで切りに行く
「くっ!」
ガキィン!!
タケトがアスカロンで防ぐかアスカロンはフェイトに当たることにより砕けてしまう
「なに!?」
タケトはそれをみて驚きスキを作る
「スキだらけだぞ」
俺はそう告げてタケトの足を切る
再び空間が歪みタケトの足がきり飛ぶ
ブシャァァァァ!
足の切り口から血が吹き出る
「ひぐっ...!ぐぅ...」
タケトは痛みで顔を歪ませる
「はぁ...今度は腕か...」
俺はタケトを切ったことによりフェイトを持ってない方の腕が動かなくなっていた
「これ早めに終わらせないとフェイトを使えなくなるな」
「痛い...痛い...痛い痛い...!!」
タケトは切られた足をおさながら
涙を流し顔を汚くぐちゃぐちゃにしていた
「エリーナみたいだな」
(ちょっと!一緒にしないでください!)
いや、俺、ミラにつねられている時のエリーナってあんな感じだと思ってたんだけど
「クソ...!クソ、クソ、クソクソクソ!!」
タケトが何かを否定するかのように、まるで子供が泣きじゃくるかのように騒いでいる
既に俺はフェイトを使用してることにより、タケトの「常勝不敗」を破り、タケトがあった自信も余裕も粉々である
「まさかフェイト一本でここまでワンサイドゲームになっちゃうとはな...」
俺はちょっと悲しげにフェイトを見つめる
なんというか逆に強すぎて使う気失せるという
まぁそれが今回死にかけた理由だから何も言えないけどさ
「必要以上に何かを失うのは嫌だからな、次で終わらせるぞ」
俺は混乱しているタケトに接近し一撃で決めようとする
俺が接近する直前タケトが顔をあげ俺を見る
ゾッ...
俺はタケトの目を見た瞬間オカンが走り
タケトから距離をとる
「お前を...許さないぞ...僕は勇者タケトだ...お前を...お前をぉぉぉ!!」
タケトから瘴気が爆発し、溢れ出てくる
「お前をぉ...お前をぉ...!!」
明らかに正気を失っている、力が暴走してるようだ
タケトの指の先からは紫の瘴気を結晶化させたような長い爪のような刃が一本一本伸びていた
「グワァ!!」
タケトが吠えながら俺に突っ込んでくる
俺はそれをただ避ける
フェイトで向かい打つことはできない
それが拍子でタケトを無駄に切ってしまって
また何かを代償にするのは困る
「グワッ!グオッ!」
タケトは既に白目を向いて獣のように俺に襲いかかる
暴走はしているといっても無茶苦茶強い
瘴気の爪が俺を襲いかかる
俺は避けるのだって結構ギリギリだ、顔や体には細かい傷がつき、徐々につけられる傷口が大きくなっていく
「ふっ...!」
俺は攻撃を避けながら一撃でタケトを倒せるタイミングを探す
「ガァ!!」
タケトがなかなか俺に攻撃が当たらずしびれを切らしたのか大ぶりの攻撃になる
「ここだ...!!」
俺はガラ空きになったタケトの背中目がけてフェイトを叩きつける
ぐにゃ...
空間が歪み世界の流れがおかしくなる
「ぐぐぐ......」
俺はその流れに抗うかのようにフェイトに力を込めてく
俺がそうやっていたのはどれくらいだろうか永遠にも感じたし、一瞬にも感じた
そしてついにその時が来た
ザシュッ!
フェイトが肉にくい込む感触がする
「これで終わりだ!」
スパッ!!
タケトの体が真っ二つに切れ、地面に落ちていく
HPはゼロになっているのは既に確認していた
「はぁ...やっと終わっ......」
くらっ
俺の体が傾く
「えっ...?」
ガクッ
ーーあ、これはまずいやつだ
俺は一瞬でそのことを悟る
俺の体の力が抜けていく
俺は徐々に意識の闇の中へと落ちていった
お読み頂きありがとうございます
第5部「強くなりすぎました」でフェイトを使うと世界の理に干渉する危険があるから使うのやめようみたい話を加え
第5部を少しいじくりました、ここまで読んでくれた方には申し訳ございませんがよろしくお願いします
見逃してくれると嬉しいですm(_ _)m
ご意見、ご感想があったらどんどん言ってください!
フェイトに関する文句でもどんどん言ってください!




