バランスブレイカー
よろしくお願いします
時は少しさかのぼり
ピシャーーーーン!!
俺がタケトに向かってレールガンを放つ
「無駄なことを」
シュゥゥゥゥゥー...
そう言ったタケトの手の中には俺が飛ばした鉱物が収まっていた
「はっ、それくらいしてもらわないと困るんだよ!」
ドガァ!
俺の巨大な砂鉄の剣がタケトを押しつぶそうとする
しかしタケトはそれをアスカロンで片手で受け止める
「クラウソラス」
タケトがそう言うとクラウソラスから黒い閃光が放たれる
「ちっ...」
俺は回避するために1度タケトから距離をとる
「んー、さっきから同じことの繰り返しだな」
俺が攻めタケトが防ぎ俺に攻撃を返す
さっきからこれの繰り返しだった
「おかしいんだよな、何回か攻撃は当たってるはずなんだが」
俺はタケトに何回か攻撃を当てているはずなのにタケトからはダメージをくらっているような感じはない
(少し戦い方を変えた方がいいのでは?)
「そうだな」
俺はエリーナ提案にのることにした
俺は魔力を高めて魔法を発動する
「「ボルテクスマグナム」!」
雷のレーザーがタケトを襲う
「クラウソラス」
タケトはそれだけをいい、浮遊していたクラウソラスがレーザーを受け止める
(いくら聖剣でもあの一撃を簡単に防ぐなんて)
「正確には元・聖剣だけどな」
俺はエリーナに返答して、さらに攻める
ガガガガガガガガガガガッ!!
嵐のようにレールガンをガトリング放射していく
それもすべてクラウソラスに防がれる
しかしこれは予定通りだ
俺は別角度から再び「ボルテクスマグナム」
を放つ
「「ブレイブバースト」」
タケトが黒い閃光を放ち、俺の魔法を相殺する
「おいおい、どこがブレイブだ。ホープレス(絶望)の間違いじゃないのか?」
俺がその光景をみて皮肉を言っていると
「君の力はそんなものだよ」
「!?」
突如俺の背後にタケトが現れる
俺はとっさに砂鉄で盾を作る
ドガァッ!!!
とてもない衝撃波が起こり、俺は再び距離をとろうとするが
「何をしても無駄だって」
「なに!?...ぐはっ!」
俺はかろうじて防御するが吹き飛ばされる
(痛い!ほんとに痛いんですけど!)
「悪い、けど我慢してくれ今回は真面目によけれなかった」
そうなんだ、俺はタケトのスピードについていけてなかった
「これは少しまずいかもな...」
俺はそう言って目をつぶる
そして目を開くと視界は赤い世界へと変わっている
「今の状態なら長く保つだろう」
俺は「獄炎」を開眼させていた
「よく防いだじゃないか!」
タケトが再び俺の目の前に現れるアスカロンを振るう
しかし俺は既にそれを見切っていた
ブワッ!
アスカロンとともに空気をも切り裂くような風が起こり、俺はそれは紙一重でよける
「避けることだってできるんだよ!」
ドガァ!!
俺はゼロ距離で「レールガン」を打ち込む
シュゥゥゥゥゥー...
「なにかしたのかな?」
「っ!?」
俺はあまりの異変に自ら距離をとる
おかしい、俺は確実にレールガンをやつの腹にぶち当てたはずだ、現にやつの腹からはレールガンが当たったようなあとがある
それなのにやつは何事も無かったように振舞っている、明らかにおかしい
「なにかおかしいって顔をしてるね?」
「くそっ」
再び俺に距離を詰めてきたタケトの攻撃を再び避けてカウンターを打ち込む
しかしまた、手応えはあっても結果がおかしかった
「だから無駄なんだって」
ボゴォッ!!
「かはっ...」
俺は腹にタケトの一撃をうけ、口から血を吐き出す
俺はとっさに「ワープ」で少し距離をとる
俺は口から流れる血をぬぐう
「どうなってるんだ...?」
俺はタケトを睨みつけて思考する
考えられるのはタケトのユニークスキル
「矛盾」だろう
しかしあのユニークスキルはここまでのものではなかったし、あれは不可視の盾のようなものであったはず。俺が与えている一撃、一撃には確かな感触があった
「どうして?とまだ考えているみたいだね。だから教えてあげるよ」
どうやらタケト自身から話してくれるみたいだ
「これはね、僕の新しいユニークスキル
「常勝無敗」だよ」
魔神化したことによって新たなユニークスキルを手に入れたのか
「簡単にいえばこれは「矛盾」の強化版なんだけどね、能力はその非比じゃないんだよ」
また厄介な能力なことには変わりないんだろうな
「このスキルのおかげでね、僕は負けることがないんだ。おっとこれは冗談でもないんだよ?僕が勝つというのは世界の真理、すなわち現象化してるからね」
「おいおい、まじかよ...」
タケトの言うことがホントだとすれば俺がいくら強くても勝ち目が勝てないじゃないか
「さぁ説明はこれくらいにしてすべてを終わらせようじゃないか」
そういうとタケトは姿が消え
「横ががら空きだよ!!」
「ぐはっ!」
俺の横に突如現れ、俺は横っ腹に強烈な一撃をくらう
「ほらほらどうした!いつもの威勢はどこに行った!」
「ぐっ...!」
俺は防いだり、避けたりするので精一杯だった
そして今に至る
「はぁ...はぁ......エリーナ...大丈夫か...?」
俺は口からこぼれる血をぬぐいエリーナに聞く
(えぇ全然大丈夫...ですよ...ミラさんのつねりの方が何倍も痛い..です...から...)
「はは、違いない...」
俺はエリーナの精一杯の冗談に笑って答える
「どうだこれが今の僕の力だ」
目の前で浮遊するタケトが俺を睨んで言ってくる
「はぁ...はぁ...そうだな...ぶっちゃけもうお前が...邪神でいいんじゃ...ないか...?」
俺は痛みに耐えながら息も絶え絶えに答える
「(本当に今回はかなりやばいかもな...)」
俺はまったくタケトに手も足も出てなかった
「ほらほらもっと頑張ってくれよ!」
ドガァ!
俺は再び一方的にタケトに攻められる
本当に俺は勝てないのか?
いや、勝つ負けるのどうこうの話じゃない
やつは勝つというのが世界の真理なんだ
俺は心の中で自分を弁護するために言い訳をつく
ならいいじゃないか、諦めて誰も俺を批判はしない
俺はさらに自分を守ろうとする
ーこの世の現象をも断ち切る刀が欲しいー
!?
これは走馬灯か.........
違う、そんなものじゃない...これは...!
俺はフェイトを生み出しときのことを思い出す
「この世のすべてを断ち切る刀が欲しい」
俺は自分の言った言葉を思い出す
そうだ、俺はあの時求めたじゃないか
この世の何もかもを世界の心理さえも断ち切ってきまう刀を
はは、俺はなんでこんなことを忘れてたいたんだろうか
あまり自分のことを過信して、自分なら自力でなんでも出来ると思っていて
ムキになってフェイトを使っていなかった自分が恥ずかしい
俺こそ突然力を手に入れて驕り高ぶる典型的なダメ人間じゃないか
「さぁ君の負けだ、僕に負けるのは世界の真理だ、仕方が無い」
タケトが俺にアスカロンを振るい止めをさそうとする
ドパァ!!!
「くっ!」
しかしアスカロンを振るう前に俺の周りから赤い魔力が流れ出る
「ははは、なんて俺は馬鹿なんだろうな、失敗してやっと気づき...何も成長していないな」
俺は一呼吸ついて
「おい、お前は今から負ける、俺に気づかせてくれてありがとうな」
俺はタケトを睨みそう言う
「何を言ってるんだい、僕が勝つのは世界の真理だ!」
あぁそうかもしれない、でもそれがどうした
俺にはこれがある
俺はそう言ってその名を呼ぶ
「来いよ、フェイトーー」
お読み頂きありがとうございます
なんかタケト強すぎてこいつラスボス何じゃないかと思えてきました...
ご意見、ご感想があったらどんどん言ってください!




