VSダース
突然の修正申し訳ございません、これからもそのようなことがあるのでそう言った時は温かい目で見逃してくれると嬉しいです
よろしくお願いします
ーカトレア視点ー
目の前にいるダースが黒い瘴気を纏っている
「カトレア、私がダースの攻撃を引きつけるわ。」
「わかったわ、無理はしないでね」
「当たり前よ、早く終わらせましょ」
そう言ってミラはダースに突っ込んでいく
「はぁぁぁぁぁ!」
ガイィィィィィン!!!
ディアボロがダースの影の剣と激突する
「これは...!これは大した力ですね...」
ダースがミラの攻撃に耐えながら楽しそうに笑う、そして私はその隙を見逃さない
バシュッ!!
雷速の弓を放ち、ダースを狙う
「小賢しい...!」
ダースは弓を避け、ミラとも距離をとる
「さすがにあれくらいじゃ当たらないわね」
私はさらに充電器をなぞり、魔力を取り出す
その間にもミラがダースの攻撃を一気に引き受けている
「くそっ、2人ちょこまかと小賢しい!」
ダースが影から大量の触手がうまれ、蛇の如くミラに襲いかかる
ミラはそれを回避したり、ディアボロやイージスで受けながらダースの注意を引き続ける
バシュッ!!!
私は新たな弓を放つ
放たれた弓は無数の針に分裂し、ダースに襲いかかる
「くそぉ!」
ダースはすべてを避けきれず腕から血を流す
「ミラ、大丈夫?」
私は一旦こっちに戻ってきたミラの無事を確認する
「えぇ、多少攻撃が当たったけど大丈夫よ」
ミラはポーションを飲みながら私に答える
たぶん私を気づかってのことだわ
ミラがポーションを飲むなんてよっぽどよ
「くそ、女どもがなめおって...」
そう言うとダースが何かを唱え始め、魔法陣が生まれる
「くくく、お前らにはこいつらの相手もしてもらうぞ」
ダースがそう言うと魔法陣から現れる十数体のモンスターたち、どれも普通のモンスターと比べて本当に気味が悪い姿をしていた
「お前ら、あのメイドをやれぇ!」
「グモォォォォォォォォ!!」
異形のモンスターたちがミラを狙い突っ込んでいく
「悪魔魔法の一つですね...、カトレア1人でダースの相手を...」
「何心配してるのよ、私なら大丈夫よ!任せない!」
私はミラが言い切る前に答える
もう私のこと心配しすぎなのよ!
「...ふふ、ごめんなさい。それじゃあ任せたわ」
「えぇ無理はしないでね」
ミラが突っ込んでくるモンスターたちに自分からも突っ込んでいく
「俺の相手は赤毛のお前だ」
「えぇ私、あなたには個人的な恨みがあるのよ」
「恨みだと?」
どうやらダースほ私のことに気づいてないみたいね、ちょっと腹が立つわね
「あら覚えてないのかしら?人の発明を盗んでそれを自分が発明したと嘘をつく宮廷魔術師さん?」
「貴様...それをなぜ...!......まさかその赤髪......くく...くふっ...くふふふふ...!」
ダースは私のことを気づいたみたいね
「貴様はまさかあの村の魔女か!貴様のおかげで私はずいぶん富と名声をもらえたぞ!」
「あら、自分の力ではない名声を手に入れて喜ぶなんておかしな男ね」
私は皮肉たっぷりに言葉を返す
「ふっ、あの時貴様の腕を切り、奴隷として売ったはずなんだがな」
「えぇそれは間違いないわ。その後腕を直してもらって買ってもらったのよ、アレウスにね」
「ほう、あの男が...!これはなんという運命だろうな、面白い!貴様のような魔女はあの時殺しておけばよかったと思うよ、だから今からここで貴様を殺す」
「あなたとの運命なんて、どんなものだろうとごめんよ、私があなたを倒してあげるわ」
そう言って私は魔力剣に充電器をはめ込み抜刀する
ブウゥン!
魔力剣の先から雷を纏った魔力の刀身が生まれる
「アレウス...私に力を頂戴ね」
私はそう呟きダースを睨みつける
「くくく、面白い。どれくらい持つだろうなぁ!」
ダンッ!!
ダースが一気に加速して私に接近してくる
ビシィィィィィィ!!
魔力剣と影の剣がぶつかりあい甲高い音が鳴る
ブウゥン! バシュッ!! ガキィン!!
ダースとの激しい剣戟が続く
私の刀剣スキルはAランク、技術の方じゃ負けてないけど...
「どうした!勢いが落ちてきてるぞ!」
「くぅ......」
私は苦々しげにダースの攻撃を防ぐ
私の刀剣スキルがAだったとしても!ダースと私の元々のパワーの差があった
そのために私は徐々に押される
「どうした!これだけじゃないんだぞ!」
「まずっ......!」
私は足元から放たれる影の槍に太ももを刺される
「くっ...」
私は咄嗟に回避をして光魔法の魔力が入った充電器をなぞり、刺された太ももを治しHPもだいぶ回復させる
「ふぅ...剣での戦いはそろそろ終わりにしましょう、仕込みはすんだことだし」
私はそう言ってホルダーに魔力剣を戻し、アルテミスを再び手にもち、充電器をなぞり弓を放つ
「ふっ、その程度の攻撃...!」
ダースが影の剣で弓を受け
ボガン!!
剣で受け止められた弓は着弾と同時に爆発が起きる
私は着弾したら爆発するように魔力を変化させて放っていたのだ
シュゥゥゥゥゥー...プスプス...
ダースは爆発を直に受けてところどころ焦げている
「...魔女のくせに2度も私を傷つけるとは...手加減してる暇はないですね....」
ダースが物語の噛ませ役のような言葉を言って、黒い瘴気が彼を包んでいく
そして黒い瘴気がダースにまとわりついてく
「...これは...?」
私はあまりにも異様な光景に目を疑う
黒い瘴気から現れたダースは悪魔のような姿をしていた
「どうでしょう、この悪魔を取り込んだ私の本当の力は」
「そうね、醜い。としか言えないわね」
私は見たままの感想を口にする
「魔女にはこの美しさが理解できませんか、いいでしょう。一思いに殺してあげますよ」
「そのセリフには聞き飽きたわ。早く終わらせましょう」
私は充電器をなぞり次の攻撃を構えた
お読み頂きありがとうございます!
ご意見、ご感想があったらどんどん言ってください!
今回のバトルシーンはなかなか長くなりそうなので頑張ります