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嫉妬のアレウスとツンデレ姫様

よろしくお願いします

俺たちは今王城へと向かう場所の中にいた


「この馬車の座り心地は最高ね!」


カトレアがさっきからこんなことを言っている

たしか王族が使用している馬車に使われているソファはどう考えても超高級品だった


「まぁそれでも馬車の揺れは収まらないな」

「えぇ、私もこの感覚にはまだ慣れません」


馬車はただの木の車輪なのでとても揺れがひどい、ミラは酔いやすい体質なのか馬車が少し苦手である


「アレウスの知識にある、サスペンション?を作ればいいんだろうけど、バネを使うことしかわからないわね、うーん...」


「すまなんな、そこらへんの知識は疎かったんだよ」


しょうがないだろう、こちとら向こうじゃただの一般人だった可能性が高いサスペンションの仕組みなんか知るわけない


かろうじてバネを使って衝撃を吸収することくらいは知っていたが


「うーん、アピエダに戻ったら少し作ってみようかしらね」


カトレアがそんなことを言っているがカトレアならすぐ作ってしまいそうだ



そんなお喋りをしていると王城へつく



馬車の扉が開き、そこにはクイッケンがいた


「ようこそ、おいで頂きました。ここからは私クイッケンが案内させてもらいます」


「よろしくお願いします」


俺たちはクイッケンさんに従って王城を歩き

扉の前にたたされる


「それでは少しお待ちを」


クイッケンがそう言い、どこかへ行ってしまう


そして待つこと10分

扉の向こうから声が消える


「それでは今年の闘技大会優勝者である、アレウス様をご紹介します」



...なんだ悪い予感しかしないぞ?


そして扉が開き、扉の奥に見えるのは

貴族と思われるきらびやかな衣服を纏った

人、人、人.........



「はぁ...」


俺はあまりの人の視線に思考が止まってしまった



「ご主人様?」


「アレウス?」


「い、いや何でもない...じゃあ...その行こうか...?」


俺はとりあえず冷静を保ってミラとカトレアと腕を組んでふたりをエスコートして場内に入る


(なんで今更そんな緊張するんですか...)


「(こういう注目の浴び方が苦手なんだよ。好奇の目にさらされてる気がして嫌なんだ)」


その後俺の紹介があり、そしてカイゼル陛下の言葉が入る


「皆のもの、今日は集まってくれてありがとう。今日は楽しいひと時にしようぞ」


それだけ言って再び様々なところで会話はじまる


俺たちはどうすればいいかわからなく、ただ立っているだけだった


「おぉアレウス、久しぶりじゃな」


俺は呼ばれたところを振り向く


「ダレル公爵、ご無沙汰しております」


なんとそこにはダレル公爵の姿があった


「うむ、アレウスも元気そうで何よりだ。それより闘技大会で優勝してるとはの、驚いたぞ」


ダレル公爵は今日来たばかりでこの晩餐会に出席するためだけに王都に来たとか


「それよりアレウス、お前も侯爵なんだ。あいさつ回りを忘れるなよ?」


「え...?」


なに?あいさつ回りって?


「もしかして知らぬのか?貴族としては当然じゃぞ。ほれついてこい、お前の紹介ついでにワシが一緒にまわってやろう」


ダレル公爵そう言うと俺を引っ張っていく


「ミラ、カトレア!少し好きにしてていいからな!」


俺は二人にそれだけを告げて、ダレル公爵とともに色々な貴族に挨拶をする


どれも形式ばかりのものだが、時に腹の探り合いみたいのことをされて疲れてしまう


「ふぅ...やっと開放されたか...」


俺は15人ほど貴族のところに挨拶に行き、やっと開放された


「さて、ミラとカトレアは...」


俺がふたりを探そうとすると


「あの、すいません。アレウス様」


俺の名前が呼ばれ、振り向くとそこには6人の貴族の娘たちがいた


「どうされましたのでしょうか?」


とりあえず失礼のないように俺は答える


その後は女性6人に囲まれたの質問攻めをくらった


「それでアレウス様ー」

「ちょっと、今は私が話しかけたるのですよ!」


んー、なんとも激しいものである


正直これは完全に結婚アピールだろう。俺は一応侯爵だからなぁ...


親にでも言われて俺のところに来たのだろうか、どちらにせよ貴族のしがらみとかはめんどくさい


「はぁ...ミラとカトレアは...」


俺は質問に適当に答えながら、2人を探すと


「いたな」


ミラとカトレアは男たちの塊の中心となって存在していた


二人とも控えめに言って超がつくほどの美人だ、ふたりが目的で近づく男も多いのだろう


しかしそんなことは問題でない

俺は2人が笑顔で受け答えしているのが少し気に食わなかった


(嫉妬ですか?もー、子供じゃないんだから)


「うるさい、嫌なものは嫌なんだよ」


(じゃああそこに行って、俺の女に手を出すなって言ってくればいいじゃないですか)


「それは嫌だ。別に気にしてなんかない」


(なんでそこで意地になるんですか)


嫌のもんは嫌なんだが、別に俺は全然構いませんよ?ミラとカトレアがどこの男と楽しく話そうが俺には関係ない話だ


「アレウスよ、ここにいたか」


俺がそんなことを考えていると

国王カイゼルとその子息である、王子や王女がいた


「これはカイゼル様、今日はご招待頂きありがとうございます」


俺はとりあえず礼をして挨拶する


「これはお前の優勝を祝うためのものでもあるからな、それより今日はワシの息子と娘を紹介しに来た。お前ら挨拶してくれ」


カイゼルがそう言うと

4人が前に出てきた、クリティーナはこの前ちょっと色々あったからな、まぁそれはいつか話そうか


「じゃあまずは僕から、僕はアレックス・アクロイド、イリヤ王国第一王子だ」


アレックス王子超イケメンだな、これは絶対国民からの人気も高いだろう


「俺はハロルド・アクロイドだ」


ハロルドはそれだけ言って下がってしまう

これは完全に兄であるアレックスと比べられてひねくれちゃったタイプだな

歳は俺と同い年くらいだろう


「次は私ですわね、私はステファニア・アクロイド。イリヤ王国第一王女ですわ、私と話せることを感謝しなさい」


なんかthe王女みたいな人だな

それにしてもピンクの髪の毛に縦ロールかアニメのキャラクターみたいだな

しかも美人だ、アクロイド王族家はみんな美形なのか


「じゃあ最後は私ですね。アレウス様お久しぶりです、クリスティーナ・アクロイドです」


最後にクリティーナがぺこりと俺に挨拶をする

まぁこいつはとある事情で知り合いだけどな


「ご紹介して頂きありがとうございます。私はアレウス・アーレンハルトでございます」


俺は無礼がないようにキッチリを礼をして挨拶する


「それより、アレウス。君はすごいな、まだ18なんだろ?僕はもう22だが年下とは思えないよ」


挨拶を済ませるとアレックスが気さくに話してくる

こういった所は父親であるカイゼルとそっくりである


「ふふお兄様、だから言ったでしょう。アレウス様はすごいって」


俺は今アレックスとクリスティーナと話している

他の2人は挨拶を済ませるとどこかへ行ってしまった

カイゼルも他の貴族たちに挨拶に行っている


「決勝戦は見たが、そんな強さをどこで手に入れたんだい?」

「すいません、王子であれどもお話することはできません」


正直に霊山とかダンジョンでモンスター倒しまくっていたなんて言えないよ


「あの実力を見た限り、魔神を倒したのも本当みたいだし、ほんとすごいよ」

「それも偶然に過ぎませんよ」


アレックス王子めっちゃ俺のこと褒めてくるな、なんか恥ずかしいよ


「おっと僕は他にも第一王子として他にも挨拶に行かなきゃいけないから、それじゃあ」


そう言ってアレックスはいってしまう


「クリティーナは行かなくていいのか?」

「私は末っ子ですから、多少のわがままはきくんですよ?」

「あざといやつだな」


俺はクリティーナと二人になり口調を崩す、例の1件以来クリスティーナとはこんな感じだ


俺は2人でおしゃべりをしていると


「ア、アレウス・アーレンハルト!」


突如名前が呼ばれて振り向くと

そこにはステファニアがいた


「ステファニア様いったいどうなされたのですか?」

「い、いえ特に用事があったわけではないですわ!」


んー、何だろうこの人は、よくわからない


「アレウス様」


すると横にいたクリスティーナがこそこそ話しかけてくる


「ステフお姉さまは私と同様とても冒険譜が好きなんです。この前アレウス様の話を聞いた時も私も聞いてみたいとおっしゃってました。すみませんがお姉さまは少し恥ずかしがりやなのでアレウス様から誘っていただけないでしょうか?」


なるほどそういうことか、さっきからこっちの方をチラチラ見てくるとは思っていたがそんな理由だったのか


「ステファニア様、もしよろしかったら私めとお話していただけないでしょうか?」


俺は貴族口調でステファニアを誘う


「そ、そうですわね!アレウスがそう言うなら、仕方なく、仕方なくですわよ?少しお話を聞いてあげてもよろしくてよ!」


えー、なにこのお姫様可愛すぎるんですけど


「ありがとうございます」


「で、ではこちらにいらっしゃって、座りながら話しますわよ」


ステファニアが俺たちをソファがあるところに誘う


「お姉さま、すいませんが私は挨拶周りがあるので」

「「え?」」


俺とステファニアの声がかぶってしまった



あれれぇ?おかしいな君さっき多少のわがままはきくと言ったよね?


もしかしてこのツンデレ姫様と俺を二人きりにするの?


「ク、クリス!?」


「すいません、お姉さま。アレウス様あとは任せます」


そう言うとクリスティーナはピュピューっとどっかに言ってしまう


「「...」」


しばらく続く沈黙


「あ、あのーステファニア様は冒険譜がお好きと聞いたんですが」


「え、えぇ大好きですわ」


「それでしたら僕の故郷の冒険譜でも聞きますか」


「ホントですの!ぜひ!ぜひ聞かせてくださいまし!」


おぉいきなり食いついてきたな


「では、勇者と魔神ドルマ〇スの物語を」


俺は再びドラ〇エ8(ディレクターズカット版)を話す


「そうして、ド〇マゲスは倒されたのです。どうでしたか?ステファニア様、面白かったですか?」


俺は話終わりステファニアに感想を聞く


「ま、まぁまぁでしたわね、それでも物語としてしっかり成り立っていたので良かったと思いますわ」


そうツンツンした答えが返ってくるが

俺は知っていますよ?あなたが目を輝かせ、時に息を飲みながら俺の話を聞き入っていたのを


なんだろうなー、この人可愛すぎるんだけど


「そうですか、私の語る技術がまだまだでしたね、申し訳ありませんでした」


俺はついつい嗜虐心からステファニアをからかってみる


「そ、そんなことあまりせんわ!アレウスの話はとても面白かったですわ、だから、そんな悲しんだ顔はやめてくださいまし」


俺が落ち込んだ振りをすると、ステファニアは慌てふためいて俺を慰めようとする


やばい!この人ほんとに可愛すぎるんですけど!


「すいません、ステファニア様。あなた様のお優しさに感謝します」


まぁ全然キャラじゃないけど、いじりの楽しいから仕方ない

「や、優しくなんてありませんわ!」


「いえ、あなたは優しく、そして美しい。大変素晴らしい女性だと思いますよ」


俺はついつい調子に乗って口説き文句を言ってしまった


「き、綺麗...!私が...綺麗...ですって...」


「あの、ステファニア様...?」


ステファニアが顔を下げてブツブツつぶやいている


「な、なんでもありませんわ!そ、それより今度からは私のことはステフと呼んで構いませんわ!感謝しなさい!」


「ステファニア様??」


「いえ、ステフと呼ぶんですわ。それと2人きりの時は言葉を崩して若い男女のように話しなさい、これは命令ですわ!」


突然うつむいたと思ったら今度は矢継ぎ早俺に要求してくる


「ステファニ「ステフと呼びなさない」...

はぁ...ステフ、なぜこうしろと?」


「べ、別になんでもいいでありませんの。私がしたいとしたからそうしただけですわ。王女である私に文句でもありますの?」


うーん、こればっかりは俺もよくわからないな


「いや、ないけど、ほんとにこれでいいのか?」


「え、えぇそれでいいんですわ!...(そしていつか...アレウスと...)」


またステファニアがうつむいてブツブツ話し出す


「ステフ?」


「っ!?な、なんでもありませんわ!私は忙しいのでもう行かせてもらいますわ!」


ステファニアは顔を赤らめてどっかへ行ってしまった


「一体なんだったんだ?」


俺は訳が分からなかったのでミラとカトレア

探すことにした

ステファニアの「私」は「わたくし」と読みます


クリスティーナとアレウスが仲良くなった話はいつか扱いたいなと思ってます


お読み頂きありがとうございます

ご意見、ご感想があったらどんどん言ってください


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