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最強の矛盾という矛盾

本日ラストです

よろしくお願いします

「さて...どうやって攻略するかな」


俺は目の前にたつタケトの倒し方を考える

やつのユニークスキルは常時発動タイプだから無意識にでも発動するため、死角からの攻撃も意味無い


「まぁそれならやることは一つか」


それはゴリ押し作戦だ

(それは作戦とは言いませんよ)

「いいんだよ、それしか思いつかないんだから」



俺は空間倉庫から鉱物を大量に取り出し

「レールガン」でガトリング掃射する


ババババババババババッ!!

とどまることを知らず、風雨のようにタケトに「レールガン」が放たれる


「ふぅ...とりあえずはこれくらいか」


空間倉庫内に大量にあった鉱物を半分位は消費した


「レールガン」の衝撃により、タケトの周辺には煙が舞う


しばらく続く静寂、この場にいるこの試合を見ているものたちはあまりに激しい戦闘にもう口を開けないでいる


そして、煙が晴れるとそこには「レールガン」を撃つ前と変わらない状態でタケトがそこに立っていた


「まぁあんなんじゃ無理か」


それは俺の予想通りだったのであまり驚かなかった


「ははは!すごいな、君は!僕が今まで受けたモノの中で一番の威力だったよ」


タケトは自分に酔いしれるかのように笑う


「そうかよ!」


俺は次の技を使うためにタケトに接近する


「いくらやっても無駄だよ、「ホーリーバースト」!」


フラガラッハが俺に襲いかかり、タケトほ俺に再び魔法を放つ


俺は二つの攻撃を針の穴に糸を通すようによける


チリッ...、黒衣に少し魔法がかすり焼け焦げる


「くらえ、「震撃」!」


俺は砂鉄をハンマー状にして、「震撃」により超重量攻撃をしかける



ガガガガガガガガガッ!!!


タケトは防ごうともせず不可視の盾が砂鉄のハンマーとぶつかり合い、激しい音をたてる


「無駄ってことがわからないのかい?」


ブワッ!タケトがアスカロンを振るってくる

俺は「震撃」をやめて後方に退避しようとするが


「!?」


ドガァッ!!自動攻撃を仕掛けてくるフラガラッハの一撃をくらってしまう


パラパラ...俺が叩きつけられ、地面には粉塵が舞う


「いつつ、フラガラッハの存在を忘れてたな」

(忘れてたじゃないですよ!ちょっと、ほんとに痛かったんですよ!)

「あー、すまん、そうだったな。悪い」

(え?もしかして忘れてました?大事な設定を忘れてたんですか!!)

「ソンナコトナイヨ」

「怪しい!怪しすぎる!!」



いや、ほんとごめん、忘れてたよ。


「どうだい?無駄だってわかっただろ?」


タケトが勝利を確信した笑みを浮かべて俺に言ってくる


「いや、全然わからなかったが?」

「はっ、減らず口を。次の一撃で終わらせたあげるよ」


そう言ってタケトが魔力を高めていく


「そりゃありがたいことだ」


俺も魔力を高める

この一撃で終わらせるために俺の残り魔力をすべて使って魔法を構築する


「さぁ!これで終わりだ!「ヘブンリーバースト」!」


さっきまで使っていた魔法とは圧倒的に強い輝きを放つ光線が放たれる

だが、正直大したことはない


「...「ボルテクスマグナム」!!」


ドパァ!!!!


俺はアピエダの街で街のみんなに見せるために作った魔法を使用する

しかしその時の比ではない、俺の膨大な魔力をすべてつぎ込んだ一撃、空気が軋みすべてを飲み込む



ドガァァァァァ!!

お互いの魔法がぶつかり合い衝撃が走る


しかしそれもすぐに終わる


「なに!?僕の「ヘブンリーバースト」が飲み込まれている!?」

「......」


俺は何も言わない、というか言えない

俺の中にある、馬鹿みたいな魔力をすべて使っているんだ。正直魔力コントロールをミスったら王都が吹き飛ぶくらいの事故になりかねない



そして「ボルテクスマグナム」がすべてを飲み込み、タケトの不可視の盾と激突する


ガガガガガガガガガガガ!!!


削るような音がなりせめぎ合う



「いくら攻撃しても無駄なんだよ!」


そんなのはやってみないとわからないだろ?


ドパァ!!!


さらに魔力を込め、「ボルテクスマグナム」の威力が増していく


「いくら頑張って無駄......」


ピシピシッ...

亀裂が走る音がなる



「なに!?」


ピシピシ...パキッ...


しかしその音は止まらない


「馬鹿な!僕の最強の盾が壊れるはず...」


パキパキッ...

不可視の盾の割れたすきまから俺の魔力の光が漏れる


「そ、そんな...おい、お前!この魔法を...と、止めてくれ!!」


しかし俺は何も答えない


「ぼ、僕は勇者だぞ!こんなとこで...こんなとこで負けていいわけない!!」


しかし魔法は止まらない


「なぁ...」

「なんだ!」


俺がようやく口を開く


「最後にお前に一言だ...お前の言ってることはすべてを3流なんだよ」


ドバァッ!!!!!!!!


さらに魔力が高まり、タケトを包み込んでいく


「く、くそ!こんな所で僕が僕がぁぁぁぁ」



そして、タケトは光に飲み込まれ


ドガァァォァァァァァァ!!

とてつもない衝撃が走る



しばらくたち煙が晴れるとそこには気絶をしているタケトの姿があった



しばらくの沈黙、煙が晴れてからどれくらい経っただろうか。誰もあまりの衝撃で言葉を発せない


「...はっ!し、試合終了!!勝者アレウス!!」


司会が意識を取り戻したかのように声を上げ

そして...



ワァーーーーーーーーーー!!!

地が震えるような歓声が爆発する


「すごい、すごいぞ!あまりの衝撃に誰もが言葉を奪われた!!この勝負を表現する言葉は私には思いつかない!!」




俺は観客の歓声に答えるように片手を上げる



ふらっ


「おっと...久しぶりの魔力枯渇はきついな」


俺は自分のすべての魔力を「ボルテクスマグナム」に使ってしまったため、魔力枯渇を起こしていた


(お見事でしたよ)

「あぁありがとう。それにしても強かったな」


俺はタケトのことは嫌いだが、奴の実力は認めなければならなかった



「さて...」


俺はタケトの方に近づく


「僕は...僕は...勇者...だぞ...」


タケトがまだそんなことを言っている


「あぁそうだな、だが勇者が絶対に勝つルールなんて存在しない」


俺はそう言ってタケトに回復魔法をかけて

タケトの元から離れる



「アレウス!」


俺は観客席のミラたちがいる所に行くと

カトレアが観客席の仕切りを超えて俺のところに来て、俺を抱きしめる


「カトレア!応援ありがとな」

「えぇとてもかっこよかったわ」


そして、二人で少し口づけを交わす


「お兄ちゃん!」

「お兄ちゃんです!」


そして次はアンとレアが俺に突っ込んでくる


「おっとと...」


俺はギリギリになって2人を支える


「お兄ちゃんかっこよかったよ!」

「かっこよかったです!」

「あぁありがとう」


俺は2人の頭を撫でて下ろす


「ご主人様」

「ミラ...」


最後にミラが俺に近づき俺からミラを抱きしめる


「ふふふ、今日は積極的ですね」

「あぁそういう気分なんだ」

「そうですか、優勝おめでとうございます。かっこよかったですよ」


そう言って俺たちは口づけを交わし、離れる



しばらくすると係員が俺を呼ぶ声がする

どうやら優勝者インタビューみたいのがあるらしいな



俺は呼ばれた方へと歩き出した

お読み頂きありがとうございます

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