表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/220

勇者の実力

よろしくお願いします

「うぅ...まだ足の感覚がおかしい...」


(アレウスさん!足が、足の感覚がありません!)


昨晩ミラとカトレアに説教された俺は朝までずっと正座をさせられていて足がおかしいことになっていた


「アレウスが悪いのよ、どこかほっつき歩くなんて」


「ご主人様すいません、愛ゆえです」


なんだろうね、ミラ君の愛は嬉しいんだが今はとても重たく感じるよ


(足!足がないんですけど!)


「だから誤解だって言ってるだろ、少し調べ物をしてただけなんだって」


「ふーん、ま、いいけどね」


カトレアはなんとか納得してくれたみたいだ


「ご主人様あまり無理しないでくださいね?」


ミラも俺のことを心配してくれている


うーん...夜中まで同い年の女の子にドラク〇の話をしていたなんて死んでも言えないな


(ねぇ!足が!足がぁぁぁ!!)


エリーナはさっきからうるさいんだよ!



朝から騒がしいが俺たちは今闘技場に向かっている

今日は俺の試合はないがタケトやほかの参加者を見に来たのである


その向かっている途中


「あら、アレウスじゃない昨日ぶりね、カグヤも楽しかったって今朝言ってましたよ?」


そこにはなんとレイラがいた


「昨日?カグヤ?楽しい?いったいどういうことですか、ご主人様?」


おっとー、これはかなり緊急事態ですねぇ


「あのお姉さんは誰なの?」


「私?私は遊郭の女将をやってるのよ。アレウスさんが昨日うちに来てくれてね。」


「ゆ、ゆ、遊郭ぅ!?アレウス!一体どういうことよ!私の体じゃ不満ってこと!?」


カトレアが俺の肩をつかんでゆさゆさ揺らしてくる


「落ち着け、カトレア盛大に自爆してるぞ。それに誤解をしている」


「まさかアレウスさんにこんな可愛い子たちがいるなんてね、カグヤが聞いたら悲しみますよ」


このオカマ野郎、とんでもなことをどんどんぶち込んできやがるな


「ご主人様?ほんとに一体どういうことなんですか?」


ミラが顔に微笑を浮かべ...いや、違うこれは無理やり顔に微笑という表情を塗りたくっているだけだ


「あらもうこんな時間ね、ふふあの子は今日も楽しみにしてますからね、それでは」


そういってレイラはいってしまう


「あ、あ、アレウス!いったいどういうことなの!あの美人な人は誰」


「カトレア落ち着け、ミラもとりあえずつねるのをやめてくれそろそろ肉が引きちぎれる」


とりあえず俺は2人を落ち着かせることにした


「まず、最初に言わせてもらうがさっきのやつ、レイラっていうんたが、あいつは男だぞ」


「「え?」」


二人の声が重なる


「だからあいつは男なんだ、だからお前たちが考えているようなことはない。それでだな...」


俺は結局二人に昨日あったことを話した

もちろんカグヤのユニークスキルや加護の話は隠したが


「ふーん、そういうことがあったのね」


「ご主人様、そうならそうと言ってくれたらいいじゃないですか」


「いやでもさ、その遊郭に行ったなんていたらさらに怒られそうで」


俺は仕方ないのですべて正直に話している


「もういいわ、別にやましい気持ちがないってことはわかったし」


「そうですね、いつか私たちにもカグヤさんやアンちゃん、レアちゃんを紹介してください」


「あぁそうだな、あいつらにはふたりを紹介したいよ」


なんとか許してもらえた俺たちは再び闘技場を目指した


(足の...足の感覚が...)


エリーナ君はいつも変わらなくて最高だね




「さぁさぁ闘技大会の予選後半が今から始まるぞぉ!ではEブロックのみなさんカモーン!」


ワァーーーーー!!

観客が昨日と同じように歓声をあげる


「タケトはFブロックだったな、それまでは少し暇かもな」


俺は昨日の俺以外のブロックの戦いを思い出してそう言っていると


「あれ?お兄ちゃん?」

「お兄ちゃんです!」


後ろから聞き覚えのある幼い声が聞こえる


「なんだ、アンとレアじゃないか」


「やっぱお兄ちゃんだ〜」

「です〜」


2人が俺に抱きついてくる


「ご主人様その2人はこの前の?」


どうやらミラは気づいたみたいだな


「そうだ、それとさっきの話していた二人の獣人の娘だ」


「アンだよ!」

「レアです!」


2人は元気に挨拶する


「私はミラよ、ご主人様であるアレウス様の一番奴隷をやっているの」


「私はカトレアよ!私もアレウスの一番奴隷よ!」


いや、一番奴隷が二人もいるんだよ

ほら見てみろアンとレアが


「いちばんどれい?」って言って理解できてないじゃないか


「あぁ気にしないでくれ、2人は俺の仲間だよ」


「うん、よろしくね!」

「よろしくです!」


そんなこんなしてるともう試合は始まっていた

しかしあまりにつまらないので俺たちは5人で会話することにした


「お兄ちゃん、今日も来てくれるの?」

「ですか?」


「あぁ今日も夜行くつもりだぞ」


俺は2人には答えると


「ほんと!じゃあカグヤお姉ちゃんと一緒にお話聞いていい?」

「いいですか?」


「あぁかまわないぞ。それより2人は仕事中じゃないのか?サボってるとまたレイラに怒られるぞ?」


俺は2人に聞いてみると


「お兄ちゃん私たちは昨日の私たちとは違うよ」

「違うです」


「な、何だって!?」


俺はとりあえず二人の茶番に乗ってみることにした


「お兄ちゃん、アンとミラはもう既にレイラに怒られてここに来てるの」

「来てるのです」


「......」


俺はもう何も言えなくなっていた


「なぁお前ら、悪いことは言わないかもう帰った方がいいぞ?な?」


「もう怒られてるんだから大丈夫だよ!」

「大丈夫です!」


「そうは言ってもな、たぶん今すぐ帰らないと今日の夜俺の話の代わりにレイラの説教になるぞ?」


俺がそう言うと


「あわわ...」

「あわわ...です」


2人は焦り始める、いやレアはそれホントに焦ってる?


「ほら帰れ、そしてレイラに謝ってこい」


「行ってくるの!」

「です!」


2人はすたこらさっさと行ってしまう


「可愛い子たちね!」

「ふふふ、エレナちゃんを思い出します」


俺たちの様子を見守っていたミラとカトレアがそれぞれ口にする


(えー?ただのロリコンじゃないんですかぁ?)


このクソ女神...足が治ったからって調子にのってるんじゃないか?


「ミラ悪いが少し俺の太ももをつねってくれないか」


「こうですか?」


ミラが俺の太ももは少しつねる


(いたい!引きちぎれる!いたい!ごめんなさい!許してください!)


ふっ、反省したらしいな。しかし俺もめちゃめちゃ痛いんだ。ミラよ俺は少しつねろとお願いしたんだが


「ご主人様どうされまたした?」


「いや、何でもない。それにしてもエレナともなかなか会えてないな。アピエダに戻ったら孤児院にまた顔を出すか」


「あ、私も行きたい!話に聞いてるだけだったから私も行ってみたかったんだ!」


ならアピエダにもどったら孤児院に遊び行こうと俺が考えているとEブロックの試合が終わっており、Fブロックの参加者が試合場にこようとしていた


「さて、勇者タケトはどんな実力なんだろうか」


やはり勇者であるのか俺の鑑定がイマイチきかなかった、これは自分の目で見て見極めるしかないんだろう


「さぁさぁFブロックの出場カモーン!」


ワァーーーーーーー!!

なんとさっきより大きな歓声が起きる


その歓声の中には


「タケト様〜!!」

「勇者様こっちを見て〜!」

「かっこいいー!」


なんと女の子からの黄色い声援がとんでいた

くそ、あいつ顔はいいからなモテるんだろう

一方の俺はあの試合のあと試合が試合だったので大体の人から恐れられている


タケトは観客席にいながら手を振り返しているとこちらに気づく

一礼してくる、ミラとカトレアにやったのだろう


「ブーブー!!」


「......」


カトレアは可愛くブーイングをしている


一方のミラは...うん、見なかったことにしよう。誰もミラが首をかっきる仕草なんて見ていない...


「さてさて準備はいいかな?試合開始ぃ!」


ゴーン、試合開始の鐘がなり



ズパッ!雷のような音が鳴り響き


「ほう、やはり勇者ってのは嘘じゃないみたいだな」


試合場には倒れる参加者とそこの真ん中にたつタケトだけだった


「カトレア、今の見えたか?」

「ギリギリってところね...」


「ミラは?」

「見えましたが、戦うとなると厳しい戦いになるでしょう」


それでも負けるとは言わないのか、ふむ...

タケトのレベルは250周辺といったところかな


「なかなかの実力だな」


「えぇ、あの態度を気に食わないですが実力は本物の様ですね」



「し、試合終了!まさか昨日に続き試合開始直後の全滅。さすが勇者様です。今年の大会はいつもと違うぞぉ!」



ワァーーーーー!!

観客が溢れんばかりの歓声が沸く



そして、タケトは俺の方を見てニヤリと笑っていた

どうだと言わんばかりだ

正直俺ならあれくらい音もなく出来るけどね


そしてその後も試合はつつがなく終わり、本戦出場者は全員決まった



その夜俺は約束通り遊郭に来ていた



「お兄ちゃんきた!」

「きたです!」


店の前でどうやら2人は俺を待っていたらしくこちらにやってくる


「それじゃあカグヤの所に行くか?」

「うん!」

「です!」


そして俺たちは最上階にいるカグヤのところへ行き



「カグヤ、アレウスだ。入っていいか?」

「アレウスさん!どうぞ入ってください!」


カグヤが扉を開けて笑顔で迎えてくれた

俺はその笑顔に一瞬ドキリとした


美女神の加護を持つほどの美しさだ、それくらい思ってもしょうがない話である


「それじゃあ昨日の続きといきたいが、アンとレアも聞くしどうしようかな...」


「私は別に最初からでもかまいませんよ?」

「早く聞きたい!」

「聞きたいです!」


「じゃあ話そう。これは魔神ド〇マゲスと俺と仲間の戦いの話なんだ」


そして俺は再びドラ〇エ8の話をする



「「...(すやすや)」」


「どうやら寝ちゃったみたいだな」


アンとレアはカグヤの膝の上で眠っている


「えぇ、そうですね。二人ともアレウスさんのお話を聞いて大はしゃぎしてましたからね」


「それはカグヤもだろ?」


「も、もうやめてください!」


カグヤご恥ずかしそうに否定する


「ま、明日も来るからな。二人にはそう伝えといてくれ」


「わかりました、明日も楽しみにしてますね」


「あぁそれじゃあな」



俺はそういって遊郭をあとにする

俺はまだ宿には帰らない、今日はまだやることがあった



「さて、ダースの調査をしますかね」


(それ忘れてなかったんですね)


「忘れるわけないだろう、それじゃあ行こうか」



俺は再び夜の王都の影に溶け込んだ

お読みいただきありがとうございます

ご意見、ご感想があったらどんどん言ってください!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ