王と冒険譚
よろしくお願いします
「それでアレウスよ、ダレルから聞いたがお前魔神を倒したらしいな!」
「え、えぇそうですが」
「がっはっは、その若さにして魔神を倒すか!気に入ったぞ」
目の前の男が豪快に笑う
俺たちはクイッケンさんに呼ばれて陛下と個人的に会うことになっていた
「はずなんたが...」
目の前の男はさっき謁見の間であった国王とは見た目はそっくりなんたが
キャラが全く違っていた
「ねぇミラ、この人ホントにさっきの王様なのよね?」
「私も驚いてはいるけど、多分そうよ」
ほらうちの娘たちもコソコソ話してるじゃないか
「カイゼル様、アレウス様たちが戸惑っておられます。まずは自己紹介を」
「おぉクイッケン、そうであったな。では、ワシはカイゼル・アクロイド、このイリヤ王国の王をやっている」
うーん、やはりこの人はさっきの王様で間違えないようだな
「では、私の方も改めて。私はアレウス。そして従者のミラとカトレアでございます」
「おぉよろしくな、それより今度からしっかり家名も名乗れよ?それと私のことはカイゼル呼んでくれ」
「では、カイゼル陛下と。カイゼル陛下はさっきの謁見の間とはかなり違ったように感じるのですが?」
俺たちが今一番疑問に思っていることをぶつける
「あれはワシの公的な仮面なのだよ、これが素だということだ」
なんとそういうことだったのか、あまりのギャップにこっちはかなり戸惑ったよ
「それで理解できました。それより私たちに何か用で?」
「ダレルから魔神を倒した英雄と聞いてな、アレウスに興味が湧いたのだよ」
「そういう事でありましたか」
何か問題が起こったんじゃないかと思って不安だったから安心したよ
「それでお主に魔神との戦いを話を聞きたいと思ってな」
「えぇ別に構いませんよ?」
「それならよかった、ならクリスティーナの奴も呼んでやるか。クリスティーナはワシの娘でな、そういった冒険の話が昔から大好きなんだよ」
なに、てことはお姫様がくるのか
クイッケンさんが部屋を出ていきお姫様を呼びに行く
すこし王と話しているとノックの音が聞こえる
「お父様、クリスティーナです。話があると聞いてやって参りました」
「おぉ来たか、入ってよいぞ」
「失礼します...あら、アレウス様?」
どうやら名前を覚えてもらえてるようだな
「今からアレウスに魔神との戦いを聞こうと思ってな。クリスティーナよ、お前はそういうのが好きだったよな?」
「それは本当でございますか、聞きたいです!」
おー、いきなり姫様のテンションが上がったな。ほんとに好きなんだな
「それではまず、アレウスに自己紹介じゃな」
「そうですね、私はイリヤ王国第二王女クリスティーナ・アクロイドでございます。歳は15でございます」
「私は冒険者をやっております、アレウス・アーレンハルトと申します。そして2人は私の従者ミラとカトレア」
王と同じようなに挨拶をする、今度はしっかり家名つきだ
「では、アレウスの話を聞こうかの。話してくれ」
そして、俺は魔神との戦いを少し過剰表現を加えながら語る
「そして俺はやつの毒をくらってしまいました」
「そ、それでアレウスよ、お前はどうなったのだ」
「早く続きが気になりますね」
(この人たちそうとう、こういった話が好きなのですね)
ほんとにこれは相当の冒険譚マニアだな
それから俺はドレアムの毒を受けた後の話をする
「そしてやつは爆発して死にました」
「「......」」
話が終わるが2人が黙ってしまっている
「アレウスお前は英雄じゃ!」
「アレウス様すごいです!」
「アレウス!改めて詳しく聞いたけどあなたはやっぱ最高ね」
ふたりが爆発したかのように声をあげる。
というかカトレアなんで君まで参加してるの?
「しかし壮絶な戦いだったの...魔神ドレアムのユニークスキル「毒の海」をくらってからの展開は年を忘れて興奮してしまったわい!」
「わかります、お父様!私も握った手が開かませんでした!」
「わかるわ!私もまばたきできなったくらいよ!」
いやー、たいへん喜んでくれてよかったよ
カトレアもハマるのは予想外だったけど
「アレウスは本当にすごいのう、どうだクリスティーナも今年で成人を迎えた、クリスティーナを嫁にす
るのは」
「お父様、冗談も大概にしてください」
「私みたいな身分の低い男じゃ釣合いませんよ」
俺は適当にはぐらかすが、ほんとに冗談にならない
俺のりょうもも見てよ、つねられてるんだよ?特にミラのつねりは洒落にならないんだよ
それにクリスティーナ様はなかなか真顔で否定なされましたしね...
(イタイっ!ほんとに痛い!)
ほら、もうエリーナさん泣いちゃってるじゃないか
その後も色々なことを話したり、ちょっとした技を見せたりして話をした
特に受けが良かったのはカトレアのラ〇トセイバーもとい魔力剣だった
そした次の俺たちは祭りの開催を迎える
「さて、俺は今日から闘技大会に出るが、二人はどうする?」
「私たちはもちろんアレウスの応援よ!」
「ご主人様のご活躍を見守らせてください」
「ありがとう、闘技大会が終わったらデートをしようか」
そういって二人に約束して、俺たちは街の中央にある闘技場へ向かった
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