S級への条件
連続投稿後半です、よろしくお願いします
俺たちは今王城の門の前にいる
「街中からずっと見えたはいたがマジでかいな」
俺たちは城門を前にしてあっけに取られていた
「さて、これを門の前の兵士に見せれば大丈夫なのか?」
俺はダレル公爵からもらった手紙を見て言った
「聞いてみればいいんじゃないしら?すいませーん!」
カトレアが何の考えも無しに兵士に話しかける
「なんだお前たち、ここは王城へと続く門だぞ。何しに来た」
ほらやっぱりこうなるじゃないか...
「すまんが、国王陛下に用が会ってきた、これを見せれば大丈夫だと言われたのだが」
俺はダレル公爵の手紙を見せる
「これは...マグネス家の家紋!確認してきます少しお待ちください!」
兵士は俺の手紙をかりて門の中に行ってしまう
「行っちゃったわね」
「行っちゃいましたね」
「あぁ行っちゃったな」
俺たちは門の前で置いてけぼりにされてしまう
そして、兵士が戻ってくる
「はぁはぁ...先ほどのご無礼をお許しください!まさかあなた様が侯爵様になられるお方だとは思わなくて!」
兵士さんは俺がどういった理由でここに来たかを知ったらしい
「いや、城門の警備をしてるんだ。自分の仕事をしたんだ、気にしなくていい」
「ありがとうございます!ではこちらの方へ!」
俺たちは城門の横に付いていた扉からもんの中に入っていた
「あなたがアレウス様でしょうか?」
「そうですが、あなたは?」
「私は王家の執事長をやっておりますクイッケンと申します」
「これは丁寧に。俺は存じ上げているとは思いますが、アレウスと申します。後ろの2人は従者のミラとカトレアです」
「「よろしくお願いします」」
俺たちはクイッケンさんに挨拶をする
「もちろん存じ上げております、アピエダの街で魔神を倒した英雄、そして侯爵、S級冒険者になろとしているお方ですからな」
「英雄なんてとんでもない、今日はその二つに関してお話に来ました」
「えぇわかっております。しかしその若さでそのような偉業を達成するとは私も1度手合わせして欲しいものですね」
クイッケンさんから少し剣呑なオーラが出てくる
(この人只者じゃありませんね)
「(まぁ王家の執事長何かやってんだ普通じゃダメなんだろう)」
「機会があったらお願いします。それより私たちの服装はこれで大丈夫でしょうか」
俺たちはいつもの格好をしている
俺は中の軽装に黒ローブ、ミラはメイド服、そしてカトレアは軽装に白衣だ
どう見たって王に会いに来る格好ではなかった
「構いませんよ、アレウス様たちは冒険者であられますからね、王もそういう堅苦しいのは好まないので大丈夫ですよ」
「それはよかったです。少し出直そうか考えていたもので」
よかったー、何も考えてなかったよ
「ではこのまま謁見の間に向かいましょう」
「お願いします」
俺たち長い長い廊下を歩き、豪華な扉の前に来た
「ここが謁見の間でございます、しばしお待ちを」
そしてクロッケンさんは扉の前にいた兵士に何かを話す
「冒険者アレウス一行がやって参りました!!」
兵士が大きな声で言うと、扉が開く
そこには部屋が広がっており
中央の奥の台座には王様に、そしてその横には王子やお姫様と思われる人たちが座っており、壁際には大臣であろう人たちが立っていた。王妃様はいないんだろうか?
「では、アレウスさま、そのまままっすぐ進み王の前に来たら膝をついて国王陛下に忠誠を表してください、そこから先は流れに身を任せれば大丈夫です」
クイッケンさんがそっと俺たちにアドバイスをし、その場から去る
俺たちは王の前までいき、膝をついて頭を垂れる
「顔をあげい、お主が冒険者アレウスか?」
「はっ!私が冒険者アレウスであります!」
俺は無礼がないように俺が知ってる限りの忠誠を見せた礼儀をとる
「まだ若いのに立派だのう。ダレルからはアレウスを侯爵にしてほしいと連絡が来ておる。アレウスはそれでいいのか?」
「はっ!この国のために誠心誠意頑張らせていただきます」
断れるなら断りたいけどもう割り切っちゃおう
「そうか、それならよい。では今からそれより今からお主を侯爵としてこの国に貢献する事を命じる!」
「ありがたく、お受けさせていただきます!」
「それでアレウスよ、貴族になったのだ。家名の方はどうする?」
この国の貴族には家名があり、貴族になると自分で決めれるらしい。事前にダレル公爵からきいていたので俺たちは三人で話し合ってもう決めていたのだ
「では「アーレンハルト」でお願いします」
「わかった、ではアレウス・アーレンハルトよ、お主は今からこのイリヤ国の侯爵と正式に任命する!」
「ありがとうございます!」
そうして俺の正式な名前は
アレウス・アーレンハルトになった
なんかもうどっかの外国人だね
「さて、アレウスにはまた別の話があったな。」
「はい、それはS級ランクへの昇格の件でございます」
「そうであったか、それは確か...」
「陛下、それは私の口から話しましょう」
一人の男が王の脇によってしゃべる始める
「おぉ、ダースか。では続きはそなたに話してもらおうか」
あいつが宮廷魔術師のダースか
「あ、あの男は...」
カトレアが驚いた顔をしている
カトレアを魔女呼ばわりしたのはやはりだーふのことか?
俺がそんなことを疑いながらダースを睨みつける
「では、私から説明を。S級ランクというのは選ばれし者がなる位のことでございます」
ダースが語るように説明を始める
「それをどこの出身か分からないようなものより、私はもっと相応しいものがいると考えております」
「ほう、そいつは誰だ」
「今お呼びしましょう、入ってきていいぞ!」
ダースがそういうと別の扉から冒険者パーティーが入ってくる
「あれは...勇者タケトか?」
なんと勇者タケトが女を何人か連れて入ってくる
あれがハーレムパーティーってやつか
「おぉタケトであったか、調子はどうだ?」
「はっ!王のご助力もあり魔神の調査の方もうまくいっております」
王様はタケトと知り合いなのか、まぁ勇者だからそんなもんか
「ダースよ、お前が推薦するのはタケトのことか?」
「そうでございます、タケトはわずか半年でAランクに上り詰めた実力もあり勇者であります、S級になるのは相応しいでしょう」
やはり勇者の実力は伊達じゃないな
まぁ俺は1ヶ月でAランクになったけどね!
(あんな男と張り合わないでください)
「うむ、確かにどうしたものか...そこのアレウスはあの「死神」ドーラ認めた程のものじゃ」
「ドーラ様ももうお年でしょう?盲目になられてはおられるんじゃないでしょうか?」
おい、ダースそんなことドーラに言ったらぶっ殺されるぞ
「うぅむ...ワシには決めかねるな...」
「では、陛下こういうのはどうでしょう」
そこでダースが提案を出してくる
「今はタイミングがよく祭りの時期でございます。そして明日から祭りの一大イベントとなる闘技大会が開かれます。二人に参加してもらって優勝したものがS級ランクになるというのはどうでしょう?」
「おぉ!それは名案だな!」
いやどこが名案なんだ、めんどくさいよ
「では、二人はそれでいいかな」
「はっ!私は問題ありません」
タケトが俺たちに気づいたのか、こっちを睨んで言う
「アレウスはどうだ?」
「......私もそれで問題ありません」
あぁ俺のお祭りデートの予定がどんどん消えていく
「では大会参加の申し込みの方はこちらでやっておく。もう下がってよいぞ」
そういって俺たち、そしてタケトたちは謁見の間から出ていく
「やぁ、また会ったね」
謁見の間から出てちょっとたつとケントが絡んでくる
「なんだ俺たちになんか用か?」
「いや特にはないんだけど」
「なら悪いが俺たちは帰るぞ」
俺たちが帰ろうとするぞ
「ちょっと、アンタ!タケトが話しかけてるんでしょ!無視しようとするんじゃないわよ!」
タケトのパーティーである一人の女が怒鳴る
いや、今そこのタケト君が要は特にないって言ったんだからね?
「わかったよ、用件はなんだ」
「いや、君の後ろにいる可哀想な2人を解放してあげたくてね」
「いや、その話はギルドで済んだだろ?」
こいつは一体何を言ってるんだ
「それは君が二人に無理やり言わせてるんだろう?だかれ僕から提案があるんだ」
「なんだ?」
「闘技大会にでるんだ、S級ランクの座だけじゃなくて、僕が勝ったらそこの二人を奴隷から解放して僕のパーティー加えさせてもらおう」
おいおい、こいつは何を言ってるんだ?
俺が断ろうとすると
「いいですね、あなたみたいのは1度痛い思いをした方がいいでしょう。その話お受けします」
ミラが口をあける
あれれ?どうしてミラさんが喋るのかな?
俺はミラの方を見ると
「っ!?」
ミラがとんでもない殺気を放っていた
(ミラは本気で怒ってますね)
ミラが本気で怒ったところを見るのは久しぶりだ
これは断るわけにはいかないな。カトレアの方を見ると「諦めましょう」という顔になっていた
「ってことで俺はお前の提案を受けるが、俺が勝ったら2度と俺達に関わるな」
「あぁいいだろう、万が一にも僕が負けることは無い。それじゃあ二人とも俺がすぐ助けてあげるから待っててね」
タケトはそういって仲間を連れてどっか行ってしまう
「なによ、あいつ!ホントに気持ち悪いわね!」
カトレアがプンプンしながら怒る、うんうん可愛い怒り方だね
「えぇあのゴミクズは1回地の底を見た方がいいみたいですね」
ミラがマジ切れをして言葉まで汚くなっている。怖い怒り方だよ
「あぁそうだな。それにしてもミラ何でそんなに怒ってるんだ?」
俺はミラに怒った原因を聞いてみる
「私はご主人様の奴隷であることに誇りを持っています。それなのにあの男は私たちをご主人様から開放してやろうなどと戯言を」
「あ、私もそれはかなりカチンときたわ!何言ってるの?って思ったわよ」
どうやれカトレアもかなり怒っていたらしい
「それはありがとな、怒ってくれた俺は嬉しいよ。俺が負けることは絶対にないだろうから。安心してくれ」
「当たり前よ!アレウスがあんなの負けたら世界の終わりよ!」
「私もわかっております。だから私はあの提案を受けたんです」
「わかってるよ」
まぁ正直提案されたのは俺なんだけどね
俺たちが長い廊下を歩いている
「アレウス様、少しよろしいでしょうか?」
廊下の脇からクイッケンさんが現れる
「えぇどうかされましたか?」
「陛下があなたと個人的に話したいとおっしゃています、ついてきてください」
どうやら俺たちの王城訪問はまだ終わらないみたいだ
お読みいただきありがとうございます
各話の題名を変更することにしましたのでよろしくお願いします
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