家と仲間
今日から第2章です
よろしくお願いします
街でのスピーチが終わった次の日ダレル公爵が俺らの元に来て
「アレウスよ、お前さんは領主になるんだ。この街の領主になるんだ。ガストンが使っていた屋敷は地下に祭壇があって使えん。どうだ、新しい屋敷を作らんか?」
とダレル公爵が俺に提案してきた。
確かにずっとこの宿にいるわけにはいかないし、家はいつかほしいなと思っていた。
「それはいいですね」
俺はダレル公爵の提案にのった。ガストンの屋敷はあるが、今は公爵家の部下たちが調査をしている。俺はいつかあの屋敷と地下の儀式場を観光スポットにしてやろうと考えた。
「うむそうだろう、そうだろ。ではついてきてくれ」
俺たちはダレル公爵に連れてかれ、街の不動産の元まで来ていた
「これはこれは公爵様......それにアレウス様も!今日はどういったご要件で?」
俺の名前は知られてるらしいな、まぁあんなスピーチまでしたんだ、覚えられていない方がおかしい
「うむ、今日はアレウスの家を買いに来てな、できるかの」
「はい!英雄様でありこの街の新たな領主となるアレウス様の家を任せたもらうとなれば私も喜んでお受けします」
「よろしく頼むぞ」
「はい、それではアレウス様こちらに」
「アレウスよ、ワシはこれからお前を正式に侯爵にするために一旦公爵領へ戻る」
「わかりました、いろいろお世話になると思いますがよろしくお願いします」
そう言ってダレル公爵は部下を連れて行ってしまった
俺はその後不動産の男店員と話を始めた
まずは家を既存のものにするか、新しく建てるかだ。どうせ家を手に入れるなら自分たちの理想の家が欲しいので俺たちは一から建てることにした
「では、家は新しく建てる方向で。どういったものをご希望で」
「そうだな...ミラ、ミラだったら何が欲しい」
「私ですか?そうですね...私は立派なキッチンとお庭が欲しいですね、花なんかを育ててみたいです」
うちのミラさんはいうことも可愛らしくて困ってしまう
「確かに俺も庭が欲しいと思っていたんだ」
(アレウスさん、私はお風呂です!お風呂がほしいです!)
風呂か、確か風呂は欲しいとは感じるな、エリーナ今日は使えるな
その後はこの不動産の専属の大工も来て、どこに建てるかや部屋の間取りなどをいろいろ相談し合いながら話し合い、日が暮れるころに話がまとまった
「では、お屋敷の方はこの街の北にある山の麓でいいのですね?」
「それでお願いします」
俺たちは結局広い土地が欲しかったからな、あまり人も近寄らないしちょうどいいだろう
「では、お屋敷の完成の方も何ですが...」
「屋敷の完成は三ヶ月だな」
不動産屋の話を大工が受け継ぐ
「三ヶ月建てれるんですか?」
「あぁ魔法を使えばそれくらいだな」
そうか、この世界には魔法があるんだ
建築なんて早く終わるだろう。俺はまだ少し向こうの世界での常識が残っているらしい
「任せとけよ、この街を救ってくれた英雄様の家で全身全霊をかけて建てさせてもらうぜ」
「はい、お願いします」
その後俺たちは不動産屋をあとにした
「いろいろ話して日が暮れちゃったな、今日は宿に戻って明日エドさんの所へ行ってみようと思うんだが」
俺たちはアピエダの街に来て早々事件に巻き込まれたのでエドさんとは会えずじまいでいた
「そうですね、私が買い物している時にエドさんの奴隷商がどこにあるかは調べております」
「そうか、ありがとうな。じゃあ明日行こうか。」
「わかりました」
俺たちは二人並んで宿に帰った
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次の日
「ミラ、これからエドさんの所に行こうと思うんだが相談がある」
「相談ですか?」
朝、俺は朝食を食べながらミラと話している
「あぁこれからエドさんの所に行くんだったら奴隷を1人くらい買って仲間にしようと思ってね、どうだろう?」
「奴隷をですか?えぇ別に構いませんよ?」
「え、いいのか?」
まさかそんな簡単にOKがもらえるとは思わなかったよ
「えぇ全然いいですよ、むしろ賛成です。2人だけではこれから色々と大変になるでしょうし仲間は確実に欲しいですね。それに......」
「それに...?」
「それに私はご主人様に可愛がってもらえればそれで満足ですから」
ミラは上目遣いで俺に言ってくる
ガタッ!
「え、ご主人様?きゃっ!」
俺はミラをそのままお姫様抱っこしてベットへ連れていった
そりゃあんな顔であんなこと言われたら我慢なんか出来ないよ
その後ミラとベットで一戦して、エドさんの所へ向かう
「ご主人様、ここがエドさんの奴隷商です。」
俺の目の前には大きな建物が立っていた
「でかいな」
「そうですね、話を聞いたところによるとエドさんのお店は奴隷だけでなく生活用品なども売っているようですね」
デパートとまではいかないが、かなりでかい
エドさんは奴隷商ではなく商人だったのか
「とりあえず中に入るか」
「そうですね」
俺たちは店の中にはいると
「いらっしゃいませ」
1人の女性店員が俺たちに挨拶をにしてくる
「あぁ俺はアレウスっていうだが、エドさんにアレウスが来たと言ってくれないだろうか」
「え、アレウスってあの魔神を倒した英雄様の、この街の領主になる?」
「英雄ではないが、俺がアレウスだが?」
「キャーーッ!本物ですか?握手してください」
俺は言われるがままに握手をする
「あの、すいません。ご主人様はエドさんに会いに来たのですエドさんを呼んできては頂けないでしょうか」
ミラが握手を割って入る
ミラ、怖いよ。店員さん震えちゃってるよ
ほんとにこんなので奴隷を買えるのだろうか...
「ひぃ、す、すいません。今すぐお呼びします!」
女性店員は逃げるようにして言ってしまった
「まったくご主人様に色目など...」
「あぁ、うん、そうだな」
俺は何も言えず無心にミラの頭を撫でた
ミラノ頭をずっと撫でていると
「ア、アレウスさんお久しぶりです!」
ドタドタとエドさんがやってくる
「エドさんお久しぶりです」
「本当にお久しぶりです。それにミラさんも」
「お久しぶりです」
「それにしてもアレウスさん、侯爵になるなんて驚きですよ!この街に来ていたと思ったらまさか魔神の倒した英雄となっているなんて!」
「いや、たまたまですよ、たまたま」
エドさんはどこか俺を盲信しているきらいがあるな、別に慕われるのは嬉しいんだけどさ
「いえ、アレウスさんの実力ですよ。今日はどういったご要件で」
「今日はエドさんへの挨拶、それと奴隷を見せてもらいませんか?」
「奴隷をですか?」
「はい、少し仲間を増やそうかと思ってまして」
「そういう事ですか!それではこちらに付いてきてください。おいすまんが奴隷の紹介をしたいから準備してくれ!」
エドさんは店員にそう伝えると、その姿はなかなか威厳があって少しかっこいいも思ってしまった
俺たちがエドさんに部屋を案内されると
そこには10人ほどの男女が並んでいた
「アレウスさん、この10人がアレウスさまにオススメできる奴隷となっております」
エドさんはそう言って俺に1人ずつ説明してくれるが俺は1人1人に鑑定をかけていき、正直目に止まるようなものはいなかった
「エドさん、すいません他の奴隷も見せてもらうことは出来ないでしょうか?」
「えぇ構いませんよ?では付いてきてください」
俺たちが連れていかれるとそこではいろいろ奴隷たちが仕事ををしていた
「うちでは奴隷たちには仕事を手伝わせ、少ないですが賃金を与えております。」
確かにこれはいい方法だろう、奴隷たちをしっかり働かせてれば不満も高まることもなく買う側としても安心ができる
俺はまた1人1人鑑定していくがめぼしいものは見つからない
そして俺は一つの扉に目が行く
「エドさん、あちらの扉は?」
「あぁあれは犯罪奴隷のものが入る場所となっております。犯罪奴隷ですからアレウスさんにはオススメできませんよ?」
「いや、悪いが見せてくれないか?」
なんかあそこに何かがありそうなんだ、掘り出し物的な。いや、人をもの扱いはしちゃいけないけどさ
「えぇアレウスさんが見たいなら構いませんよ?」
エドさんはその扉の鍵を開け、その部屋へ入れる
そこには檻の部屋が続いていた
「まるで刑務所だな」
「犯罪奴隷ですからね、これくらいのことはしないといけませんからね」
俺たちは長い廊下を進んで一人一人見ていく
「ひゃっはーー!!おい、そこの嬢ちゃん俺と遊ばないか!!!」
1人の犯罪奴隷がミラに向かって声をあげる
「あぁ!?」
俺は威圧をかける
「ひぃ!!」
犯罪奴隷の男は腰を抜かして倒れ込む
「す、すいません、アレウスさん!」
「いや、エドさんは気にしなくていいですよ。これでほかの奴隷も静かになりましたね」
俺の威圧によって騒がしかった奴隷たちは全員黙った
その後俺たちは一人一人見てまわり
俺は1人の女奴隷に目がいった
「エドさん、彼女は?」
俺たちの目の前にいた彼女は
赤毛で髪先が少しくせ毛になっているロングの髪をした女性
しかし肘から先に腕がない
「えぇ、彼女は村の出身なんですが、そこで怪しげものを作ってるとされ、魔女と呼ばれて腕を切られ私の元へ売られてきました」
それは犯罪なのか?と俺は疑問に思ったがそれはあとにした
「怪しいもの?それはどんなものなんですか?」
「えぇこれは彼女が書いていたものなんですが...」
そう言ってエドさんは俺に数枚の紙を渡してくる
「設計図...?これは...!」
そして俺はニヤリと笑った
「エドさん、俺は彼女が欲しい」
俺はその時のエドさんの驚いた顔を忘れることは出来ない
お読みいただきありがとうございます
第2章が始まり新たなヒロイン?も出てきました
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