報告
よろしくお願いします
俺たちは今アピエダに戻ってきたダレル公爵の元へ来ていた
ダレル公爵は今ガストンの屋敷にいる
「おぉ、アレウス!目覚めておったか!」
「はいお陰様で、公爵のも元気そうで何よりです」
「あぁアレウスのおかげでな、じゃあ中に入ってくれ」
俺たちはダレル公爵に促され、部屋に入り
ここであったことを話す
「まさか魔神がのう...」
「あぁ各地でも封印が解かれようとしてるらしいです、それに邪神も」
「邪神じゃと!?」
ダレル公爵がこえをあげる
「す、すまん、あまりにも驚いてな。それよりその話は本当なのか?」
「あぁ魔神が言っていました。名前はドレアムっていうんですけど、邪神の復活は近いと」
「ドレアムじゃと!?あの「悪魔王」?」
「その悪魔王ってのは何か知らないが、有名なのか?」
「あぁ初代勇者様の伝承に残っている悪魔を操る悪魔の王じゃ」
あいつそんなに有名だったのか、確かに悪魔を引き連れていたしな
「それよりアレウス、よくぞ魔神を倒してくれた。お主は英雄になれるぞ、ガッハッハ」
おいおい、やめてくれ。そういうのは勇者にあげてくれ
「まぁそれは置いといて、それよりノマロ家の他のものはどうなってますか?」
「あぁそのことじゃがな」
ノマロ家にいた兵士や侍女たちはすべて生贄にされたようで、その書類がこの屋敷にあったとか
また盗賊とかも私兵にしていたらしく、すべて公爵家の騎士が捕らえたそうだ
ノマロ家としてはもうガストンしかこの家におらず、ノマロ家の血はもう絶えたらしい
「これでノマロ家は存在しなくなった、これからはノマロ家の代わりにアレウス、お前がここの領主になるんだ」
「...確かに侯爵になることほ約束しましたけど、そんなにすぐにですか?」
「大丈夫だ、お主は魔神を倒した英雄だ。今日私は街のもの達の前で今回の事件やノマロ家について話そうと思う。その時にお主のことを紹介させたもらう」
そんな話聞いてねぇぞ!
「そんなに急がなくてもいいんじゃないですか...?」
「いや、領主がいないとなるといろいろ大変でな。すぐに決めんといかんのだ」
「まってください、俺は領土経営なんてできませんよ?」
「その点は心配ない、ワシのところの優秀な文官を紹介するわい、そいつに代官をさせればよい」
くそ、ここまで準備されてるのなら諦めるしかないな
「はぁわかりました、俺はもうそれでいいです」
「わかってくれたか、今日の昼過ぎに行うからな。アレウスにも話してもらうから準備しておくのじゃぞ」
大人数の前で話すのか...あたまがいたくなる
(まだその性格治ってなかったんですね)
そんな簡単に性格が変わってたまるか
「では今日の昼に街の広場に来てくれ、そこでやるからな」
俺たちはそのまま屋敷をあとにする
「はぁ...まさかこんなことになるとはな」
「ご主人様すごいじゃないですか、侯爵さまになれるなんて」
ミラが俺に笑顔で言ってくるので、俺は別になりたくないなんて口が裂けても言えない
「まぁいい、俺は冒険者ギルドにいくよ、ミラはどうする?」
「では私では少し早いですが、宿でお昼の用意をしております」
俺はアピエダのギルドマスターである、カルロに会いに行く
「おぉ、アレウスさんご無沙汰しております」
「あぁ久ぶりだな、少し話がある」
「えぇなんでしょう」
「実はな...」
俺はここでも魔神のことや、ガストンが死んでノマロ家がなくなったことを伝えた
「これからこの街はどうなるんでしょうか...」
「あぁそれはいきがかりで俺がこの街の領主になることにった」
「それは貴族になられるということですか?」
「あぁ侯爵になるって扱いらしい」
「それは...、流石でございますね、その若さで侯爵になられるとは、さすが魔神を倒した英雄でございますな」
ここでも英雄扱いか、まったくうんざりするよ
「あぁそれより、この事をドーラにも伝えておきたい、この手紙をドーラに渡してくれないか」
「えぇわかりました、この街の信頼できる冒険者に依頼を出しますので安心してください」
「頼んだ、俺はこの後用事があるからもう行くよ」
俺は冒険者ギルドをあとにして宿へ向かう
(そう言えばアレウスさん、自分のステータスをご覧にならないんですか?)
「あぁ色々あって忘れてたな「ステータス」」
ピロンッ!
アレウス
種族 人族(?)男
年齢 17
職業 冒険者
Lv. 501
HP 50100/50100
MP 40080/40800
ATK 30060
DEF 20040
SPD 25050
M-A 25050
M-D 25050
Luck 99999
スキル
鑑定 S
隠蔽 S
千里眼 S
気配察知 S
並列思考 S
暗視 S
刀剣 S
徒手空拳 S
釣り D
料理 C
ユニークスキル
「絶対契約」「獄炎(魔眼)」
魔法
雷魔法
光魔法
重力魔法
空間魔法
加護
運命神の加護
治癒神の加護
やはりレベルは上がっていないか、少し期待してたんだがなかなか難しいかもしれない
ついには俺まで魔眼を開眼させてしまった
(また1歩人から遠ざかりしまたね)
「うるせぇ...」
くそ、この女神は俺の気にしてるところをピンポイントで言ってきやがる
その後は宿でミラが作った昼ごはんを食べて
ダレル公爵に会いに広場へと向かった
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