ミラ無双
よろしくお願いします
ミラ無双です
ーミラノバ視点ー
「ミラはまわりの悪魔ども頼む」
私はご主人様の命令で4人の悪魔たちと向かい合う
「ふん、我々の相手は女か」
「いいじゃねぇか!美人だぜ!」
「あなたは女なら何でもいいんでしょう」
「アイツ美味そう、おで食べたい」
色々と言われてますが、不快の一言に尽きますね
私は黙ったまま魔力を高めていく
「向こうはやる気満々みたいだな、やるぞお前たち!」
そういって、それぞれ火・水・風・土の魔法を放ってくる
私は魔法を避けようとせず、そのまま突っ込んでいく
「ひゃひゃひゃ、馬鹿な女だぜぇ!そのまま突っ込んでくるなんてな!」
確かに策もなしに突っ込んでいくのは馬鹿のやることでしょう
悪魔たちの予想を裏切り私の目の前ですべての魔法が防がれる
「なにぃ!?」
そう、私には「イージス」があるんだから、ご主人様から貰った大切なもの
「はぁぁぁぁぁ!」
私は勢いを落とすことなく悪魔たちに接近し
グシャッ
一番うるさかった水魔法を操る悪魔の頭を潰す
「くそっ!」
残りの三人の悪魔はそれを見てとっさに私から距離をとる
「さて、残りは3人です。次は誰ですか?」
私は感情をなくして言葉を放つ
「おい、囲んで魔法を撃つぞ!全力で撃て!」
悪魔たちのリーダーであろう男が声をあげる
3人の悪魔は私を囲うように魔法を放ってくる
「何をしても無駄です」
さらに盾が召喚されていき私をドームのように包む
ドーーーン!!
魔法が盾にぶつかり爆発音をたてる
「はぁはぁ......これなら......なにっ!?」
悪魔は私が魔法を防いだことに驚いている
「どうやらそれがあなたたちの限界のようですね、あなた達ではこの盾を貫けない。今度はこっちの番です」
私は魔力を高め土魔法を操っていたガタイのよい悪魔に接近する
「え、おで?」
ズシャァァ
私はその悪魔を横薙に真っ二つにする、一気にHPがゼロになる
「あと2人」
私は風魔法を操っていた女の悪魔に近づく
「ひ、ひぃ......来るなぁ!」
女の悪魔は腰を抜かして地面に座り込み後ずさりしながら私に風魔法を放ってくる
しかしイージスがそれをすべて受け止める
「ひぃぃぃぃぃぃぃ」
女の悪魔は悲鳴をあげる
シュパッ
私は女の悪魔の首を切る
「さて、残るはあと1人です」
「く、くそ、この悪魔がぁ!」
「何を言ってるんですか、悪魔はあなたでしょう」
それに私は悪魔でも構わない、ご主人様の力になるためだったら悪魔にでもなれる
「さて、あなたには私のとっておきを味わってもらいましょう」
ディアボロに魔力をどんどん集めていく
「ま、まて、何をする!」
「待つわけないでしょう、いきますよ?
「死の暴風」」
悪魔を中心に巨大な竜巻が起こり
悪魔が無数のかまいたちによって無残に切り刻まれていき、跡形もなく消えた
「ふぅ終わりました」
私は心を落ち着かせていく
母を救い出し、私の憂えをすべて消えた
これで心からご主人様のために仕えることができる
私がご主人様のためだったらなんだってする
それでも...
「それでも戦うのはまだ慣れませんね」
私はそうポツリとつぶやいた
お読みいただきありがとうございます
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夜にもう2本くらい掲載する予定です