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ようこそ、理想郷へ〜俺のLuck値がどう考えてもLack値な件〜  作者: 林桃華
激闘!!お嫁様決定戦
208/220

プロデュース

よろしくお願いします

俺が魔王化したことによって得た能力のひとつである「色欲」が女に変化するということが判明した後のこと


俺はある計画に走る、そのスタートとしてレイラの所へと赴く




「ようレイラ、調子はどうだ?」

「えぇアレウスさんのおかげで旅館の方も私の方も経営は好調でございます」

「それならよかった、旅館とかお前の店はうちの観光業の主軸だからな。お前に任せてよかったよ」



ほんとにレイラをわざわざ王都から引き抜いてよかった

レイラが来てからほんと旅館の業績はあがっている

あいつが元々持ってた元娼館…現キャバクラもかなりもうかってるらしい


面白いことにキャバクラの方は女性客も多い

男も女もみんな愚痴を言いにここに来るらしい


まぁ俺もたまにお世話になってるが、正直キャバクラの女の子たちの会話力はかなり高い


レイラの指導のたまものかもしれないな




「しかしまた内密は相談とは一体どんなことですか?」

「ん、あぁ個人的な依頼なんだがな。まぁとりあえず見てくれ」



俺はそう言って「色欲」の能力を発動し、女に変身する



「まぁなんて綺麗な子、もしかしてあなたアレウスさんの新しい…あれでもアレウスさんは一体どこに?」

「いや、違う違う。俺だレイラ、アレウスだ」

「アレウスさん?もしかしてアレウスさんも私の仲間に…?」

「それも違う、断じて違う。簡単に言えば俺は女に変身する能力を手に入れたんだよ」



レイラの仲間って…俺はそっち系じゃないんだよ



(というかレイラさん地味に今自分がオカマであること認めましたよね)


確かに、まぁ気づいてる俺の前だからってのもあるのかもな


「しかしとても綺麗な人になりましたね、アレウスさんが女体化したとは思えませんね」

「俺のほんとの顔のことを地味にディスらないでくれ…あと別に俺が女体化したわけじゃない、なんか知らないがこの姿に変身できるんだよ」


俺はちょっとポーズをとってレイラに見せる



「それで私のところに来た目的とは?」

「せっかくこんな能力手に入れたからな、俺も参加しようと思ってんだよ」

「参加…?もしかしてアレウスさん、あの闘技大会に参加するつもりですか!?」

「そういうことだ、さしあたってレイラに服の手配と…あと化粧を頼みたいんだが出来るか?」

「なるほど、そういう面倒を私に見てほしいと…つまり私にアレウスさんをプロデュースして欲しいわけですね?」



プロデュース、レイラからその単語を聞いた瞬間にそれだと感じる



「そうか、プロデュースか。面白いかもしれないな」

「えぇ衣装からメイクまで全て私が手配しましょう」

「なんか乗り気だな、俺としては助かるんだが」

「えぇもちろんです。そんな綺麗な子をプロデュース出来るなんて楽しいですからね。でもアレウスさん、あの大会に参加してまさか自分が優勝するなんてことは...」

「いや、それはないよ。もちろん頃合を見て負けるつもりだ、そうだな...誰か1人くらいと当たれたら俺は満足かな」


まぁ正直な話強くなったみんなと戦ってみたいんだよね

まぁ流石に勝つわけにはいかないからうまい具合で負けないといけないんだけどな


(アレウスさん、それ上手くいくと思います?)



まぁやっみてればどうにかなるんじゃないか、バレなきゃ問題ないしな


(いや、それが一番の問題じゃ...)


まぁ流石にこの姿だったらバレないだろ


見た感じ魔力の質自体変わってるからミラにだってバレることはないだろう




「しかしアレウスさんが女性に...ちょっと失礼」

「ん?どうし......アンッ」



俺はサッと自分の口を抑える


な、なんだ今の声は.........



レイラに不意をつかれて胸を揉まれたんだが...



「あらあら、まさか感じ方も女性になったようですね」

「ま、まさか...嘘だろ...」



つまり俺は本当に心以外は全て女になってるというのか...


ミラたちは俺に胸を揉まれていつもあんな感じだったのか...



「どうです、女性の身体は...男性とは違いますが女性も女性で気持ちいいものでしょう?」

「まぁな...って別に俺はそんなに楽しみ方をしたいわけじゃないんだよ」



あやうくレイラの言葉にのせられるとこだった...あれ以上いってたら何されてたかわかったもんじゃないぞ



「あら残念、女の快楽というものを教えてあげようと思ったのに...」



俺はもうなんか何も言えなかった

とりあえずお前だって知らないだろと、心の中で叫んだ







「へぇ、すげぇなメイクするとここまで変わるのか」



俺は鏡の前の自分を見て感心する


「しかし化粧は結構手間がかかるもんなんだな」

「そうですね、本気でする時はこれくらいかかりますよ。これを機にカグヤたちを褒めてあげたらいいと思いまよ」



確かにこうやって手間暇かけてデートのたびにメイクしてくれると知ったら、デート中ずっと褒めてあげたい



うちのやつらはまず根本的に元がいいから、基本的には化粧薄目なんだよね


だからデートの時とか、いつもとメイク違ったりして、いつもドキッとしてしまうのは秘密だ




「しかしアレウスさん、ほんとに綺麗ですね」

「自分で言うのもなんだがかなりレベルは高いな、うちの連中と並んでたってても全然違和感ないと思う」


別に俺の理想って言いたい訳じゃないが、自分の体だからかなんなら俺が一番綺麗なんじゃね?という気持ちになってきた



鏡の前でポージングをとってみるが体型もパーフェクトといっても過言ではない




「アレウスさん、もしかして今って何もつけてませんか?」

「つけてないって何を?」

「ブラジャーですよアレウスさん」

「あぁブラジャーな、そんなもんつけてない」




変身するのは姿だけだからな、残念ながら服は変化しない


だから今ブラジャーをつけてるとしたら俺は男である通常状態でもブラジャーをつけていたということになる



「つけてないと大変じゃないですか?」

「あー...確かにな、普通に揺れるから大変だわ」



確かに意識すると胸が支えられてないから無造作に揺れて疲れる


この胸シルに負けないくらい大きいから大変だわ



「じゃあバストサイズ測って私がアレウスさんに似合いそうな下着を用意しておきますね」

「あぁそうしてくれると助かる。ない間はサラシでカバーしとくわ」

「いえ、そんなことしたら胸の形がくずれしてまうかもしれません。そうですねこのあと測ったらすぐにでも下着を買いに行こうと思います」

「あー...ほんとか?」



そんなに早くされても困るんだが...



(もしかしてアレウスさん、ブラジャー付けることに抵抗が?)



正直ある、だから心の準備が欲しいとこなんだが...



しかしそれは妙に張り切るレイラの前では通用しなかった



こうして俺はレイラのプロデュースを受けることになった

お読みいただきありがとうございます


新しい作品を思いついては何話か作って止まるということを繰り返してます


気が向いたら投稿するんだよかったら読んでください

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