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成り上がり

連続投稿後半です

よろしくお願いします

俺たちは今公爵に会うために冒険者ギルドに来ている

ちなみにミラは朝からずっと指輪を眺めてニヤニヤしっぱなしである


「ソニア、ドーラに用があるんだが」


「アレウさん、こんにちわ。はい、ドーラ様から

アレウスさんが来たら部屋に呼んで欲しいと連絡を承ってます、それじゃあついてきてください」


俺たちはソニアの後ろについていく


「ギルドマスター、アレウスさんたちが来ました」

「あぁ入っておくれ」


俺たちが中に入ると

ドーラともう一人初老の男がいた

体格はかなりよく服の上からでも鍛えられてるのがよくわかる


「よく来たね、とりあえずこいつの紹介をするよ」


「君がドーラが気に入ったというアレウスかそして後ろにいる彼女がミラノバだね。ワシは公爵家マグネス家当主ダレル・マグネスだ、よろしく」


この人が公爵だったのか、貴族には見えないな


「知ってる思いますが、俺がアレウスといいます。そきて、こちらがミラノバです」


「ミラノバです、よろしくお願いします」


ミラは丁寧にお辞儀をする


「ガッハッハ、ワシを公爵を知っても態度を変えぬか!ドーラが気に入るのもわかるわい!」


ダレルはいきなり笑いだし、さっきとはまったく違う口調で喋り出す


「え、え?」


俺とミラが戸惑ってるとドーラが口を開く


「ほら、私が言ったようにお前が思ってるような貴族ではないだろ?ほれこっちに来て座りな」


ドーラに促されて俺たちは席に座る

そして、ダレルが口を開ける


「今回はいろいろ世話になった。私の領地を助けてくれて大変世話になった」


そういってダレルが頭を下げる


話を聞くとこの国大きく三つに分けられていて、そのうちの二つは二つの公爵家が受け持ち、中央は王族の直轄だ


「しかしまさかノマロ家の奴らが魔族や悪魔と関わっていたとはな、大事になる前に解決して助かったわい」


ダレルは自分の口髭をいじりながら語る


「お前さんたちはほんとによくやってくれたな、それでワシから提案があるのじゃが...」


ゾゾッとなんか嫌な予感がするぞ


(寒い!なんか寒いです!)


「なぁノマロの席があくんだ、お主、侯爵になってみる気はないか?」


「...……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ??」

(久しぶり来ましね、この展開)


「何をそんなに驚く、お主はこの街を助けたんだ。それくらいの報奨は与えなくてはならん。心配しなくてもいいぞ、マグネス家は武家だからな、実力さえあれば問題ない」


いや、そういう問題じゃねぇだろ!


俺は言いたくても言えないツッコミを心の中でいれる

俺は恨めし気な瞳をドーラに向ける


「あんたなんか勘違いしていそうだね、侯爵ってのは貴族でもそこそこ位が高いんだよ」


この国爵位のくらいの高さは次のように


王族>大公>公爵>伯爵>侯爵>子爵>男爵


となっているらしい


確か俺の世界じゃ公爵>侯爵>伯爵だった気がするんだけど、まぁ俺の世界と一緒っていう方が確率的には珍しいのか


まぁどっちにしろ厄介な話だけど


「なぁじゃあ侯爵は公爵、伯爵次の偉いんだろ?そんな高い位を俺に与えて大丈夫なのか?」


「ふむ、そのことなんだがな...」


「あんたには私の推薦でS級ランクに冒険者ランクをあげるよ、そうすれば問題は無い。S級冒険者の権限は男爵と同等かそれ以上だからね、それなら侯爵になっても問題ないよ」


次から次へとでかい話が舞い込んできて、頭が混乱しそうだ


ミラは朝からずっと指輪に夢中だし...そろそろ帰ってきてくれよ...


「これで侯爵になった時は文句は言われない、そして侯爵になれば大抵の貴族からは文句は言われない、どうだ問題ないでだろう?」


確かに話を聞く限り悪い話じゃないだろう


「でも、俺は領地経営なんて出来ないが?」


「なに、その時は代官をおけばいい」


むぅどんどん断れなくなってく


(いいんじゃないですか?この際侯爵になっちゃっても)


確かな侯爵になるメリットは大きい

しかし領地経営とかできないんだけどなぁ、いや、シムシテ〇とかみたいに好き勝手に出来るならいいけど、これはリアルの話だからな下手に好き勝手にはできない


(そんなの我慢すればいいじゃないですか)


「はぁ......わかった、その話受けましょう」


「受けてくれるんだな、まぁまだ先の話になるがな、まずはガストン・ノマロを裁かなくてはならん。だからわしと一緒にアピエダへ行ってもらう」


「俺達は元々行くつもりです、構いません」


「そうか、ならば明後日の朝にはこの街を出発するが大丈夫かの?」


「わかりました」


明日の予定は色んなところへの挨拶で決まりだな


「あれ、お話は終わってしまったんですか?」


ミラは今頃帰ってきたのか...遅いよ...

お読みいただきありがとうございます

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