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ようこそ、理想郷へ〜俺のLuck値がどう考えてもLack値な件〜  作者: 林桃華
第5章 領地経営編パート2
148/220

今後について

よろしくお願いします


おくれてすいません、短めです

  「さて、じゃあ話を始めるか」

  「はい、よろしくお願いします」

「領地経営の話よね?私も混ざっていいのかしら?」

  「あぁカトレアにも話があるからな、じゃあまず…アーニャ、俺が頼んでいたことについでに話してくれ」

「承知しました、では…」

 

 そういってアーニャはマジックバックから書類をいくつか取り出す

 


「では、まず…学校と研究所の予定地はだいたい決まってきました。ここと…ここ、あとここですね」


 アーニャはアピエダの街の地図の上にいくつかポイントをつける


「へぇ、もう計画は進行し始めてるのね」

「まぁな、確かにここなら広い土地は取れそうだし、悪くはなさそうだな」

「はい、ここに研究所を建てても.アレウス様が懸念していた騒音被害などの心配もいりません」



 いやー、本当にいい場所を見つけてくれましたよアーニャさん

 優秀すぎて頭が上がりませんね、まったく



(ぶっちゃけアレウスさんいりまそんよね?よねよね?)



 ……ちょっと黙ってろ、気にしてるんだから!!




「では、次は……」



 俺が内心落ち込んでいるのを余所にアーニャは書類に目を通す



「領内の各村でアンケートを行いましたが、やはり予想していた通り多くの村人の方々は子供に農作業の手伝いなどの家の仕事をしてほしいとのことで学校が出来たら行かせたいが行かせられないとのことです」

「やっぱりか…」




 うーん、やっぱりそう考える村人たちが多かったか

 アンケートの結果を見る限り同様の回答をしている多くは農民だな…



 まぁ予想していたことだし、このときの為の──


「カトレア」

「何かしら?」

「カトレアに発明してほしいものがある」

「あら、何かしら?」

「カトレアには農機を発明してほしい」

「農機ね、なるほどそういうことね」


 まぁカトレアならすぐに俺の考えに気づくよな


「アレウス様は何か対策案があるのですか?」

「まぁな、我ながら単純だとは思うんだけど──」



 そして俺はアーニャに俺が考えていることを説明する



 俺が考えていることは、簡単に言えば子供の手伝いが必要にならないようにカトレアに農機を開発させて農作業を人出の必要をナクソウトいうものだ



 我ながら本当に単純な考えだと思うけど、それ以外特にいい案が浮かばなかったんだよね


(アレウスさんの割には頑張りましたよ)



 あなたはどの面下げて言ってるんだい、エリーナさん?



「確かにシンプルですが、悪くはないですね。ですがそんなすごいものを開発出来るんですか?」

「まぁそこは心配ないだろ、カトレアだしな」

「期限はどれくらいかしら?」

「んー…多くて3ヶ月くらい?」

「あら、そんなに時間があるの?なら余裕ね」



 かなり信頼してたけど、まさかカトレア姉さんは余裕発言ですか

 いやー、頼もしい限りですよ、これはすぐに出来そうだな



「まぁアーニャ、カトレアに任せておけば大丈夫だよ」

「まぁアレウスの期待を裏切らないようには頑張るわよ。あ、でも、私も作ってみたい物色々あるから同時進行になることになるわ」

「ん?あぁそれは全然構わないが──」



 構わない、構わないんだけどねぇ…



「ふんふ~ん♪」



 何を作ろうとしてるんだがわからないけど、ものすごく心配になるんだよなぁ……


(どうせ変なものに巻き込まれるのはアレウス算ですからねぇ)



 やべぇ、本当に心配になってきたな……



「では、そこはカトレア様に任せるということでいいですね」

「あぁそうだな」

「では、そのように。次は…そうですね…」



 アーニャが再びペラペラと書類を見る




「次はお祭り…ですかね」

「あー、祭りか、そんな案も出してたな」



 なんか適当に色々なホイホイ案をアーニャに出してるから忘れてることもあるんだよな



「アレウス、お祭りって?」

「ん?えーと…確かアピエダに人を集めるための案として俺が提案したやつ…であってるっけアーニャ?」

「はい、それで合ってます。出店といいものを出したり、花火といいイベントなどをお考え出されていました」




 そうだそうだ!!俺は夏祭りをモチーフにした祭りを提案したんだった!!


(アレウスさんまだ物忘れをされら年じゃありませんよね?)



 最近忙しかったから仕方ないんだよ!


 …仕方ない、そう、仕方ないんだ



「ねぇ、アレウスもしかして夏祭りをやろうとしてる?」

「正解、正解」



 カトレアは知識共有ですぐにわかったみたいだな



「それはいいわね!! 花火だけじゃなくてもっと色んなイベントを作った方が盛り上がるわ」

「まぁ確かに花火だけじゃつまらんか…って、アーニャ、それでその祭りの案がどうなったんだ?」

「はい、実は出店としてお店を出したいといい申し出がたくさんありまして、それに領民の皆様も期待なされています。高い経済効果を見込めますから、もう既にこの案は動いています」

「え、まじで?」



 もう話動いてるの?っていうか結構期待されてるの?たぶん結構適当にアーニャに提案した覚えがあるんだが…



「ねぇ!私そのお祭りの実行委員長やってみたい!!ねぇ!いいわよね、アレウス!!」

「んー…あ、花火の方もカトレアに開発してもらおうとおもうんだけど忙しくないか?」

「花火でも農機でも、なんでもこいって感じよ!!だからお願い!私にやらせて!」

「んー…アーニャ、いいかな?」

「はい、かまいません。ではカトレア様を中心に委員会をつくりますね」

「うん!あと、ミラとカグヤとシルも入れておいてちょうだい」

「承知しました」

「おいおい、勝手に決めていいのかよ?」

「大丈夫だって!みんなもやりたいって言うわよ」



 まぁ確かにあいつらなら言うとは思うけど


「ふふっ、楽しくなってきたわね」



 まったく本当にその通りだよ

お読みいただきありがとうございます


「The trigger of desire ~銃とエロが世界を救う?~」も更新しました、よろしくお願いします


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