宴の始まり
連続投稿二つ目です
一つ前とセットで見てください
よろしくお願いします
オラスの屋敷に入った翌日俺は冒険者ギルドでドーラに会いにいった
「これは...!」
ドーラが書類に目を通し目を丸くして驚いている
「やつの屋敷から見つかった、証拠としては十分だと思うんだが」
ドーラが見ている書類には賄賂や汚職、盗賊や殺人ギルドのつながりがなどがわかるものが書かれていた
「あぁ証拠としては十分だよ。しかし無茶するもんだね」
「そうか?楽なもんだったぞ?見つからなければいいものだしな」
「見つからなければいいってね...やつの近衛兵の実力はBランクぐらいの実力はあるはずなんだがね」
「結果オーライなんだこれいいじゃないか。
それでこれを公爵にしっかり渡してくれるんだうな?」
「あぁそっちの方は任せときな」
「あぁ任せたぞ」
俺は冒険者ギルドをあとにし、孤児院へと向かう
エミリアの穴を埋めるために俺が手伝いに来たんだ
エレナたち子供たちは元気はなかったみたいだが、俺がどうにかしてやると言って安心したかどうかはわからないが、前よりは少し表情が明るくなった
そして俺はやることもなくなったのでもう今日は寝ることにした
(遂に明日ですね)
「あぁミラの方も気になるし、早くあのクソ野郎に目にものを見せてやりたいよ」
俺は心をたぎらせながら瞳を閉じた
...興奮しすぎてなかなか眠れませんでした。
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翌日ミラを迎えるために宿の前で待つ
そして、十分も経たないうちにミラがやってくる
「ご主人様!」
「ミラ!2日ぶりだな!大丈夫か?」
「はい、大丈夫です、ご主人様もお変わりないですか?」
「あぁ元気だぞ」
そして俺はミラのステータスを見せてもらった
ミラノバ
種族ハーフエルフ・女
年齢 17
職業 冒険者
Lv.201
HP 16080/16080
MP 18080/18080
ATK 14070
DEF 4020
SPD 8040
M-A 8040
M-D 8040
Luck 3
スキル
並列思考 S
気配察知 S
斧 S
徒手空拳 A
料理 B
家事 C
ユニークスキル
「金月(魔眼)」
魔法
精霊魔法
生活魔法
加護
(精霊王の加護)
「これは...一体何をしたんだ?」
2日でレベルを50も上げるなんて異常だ、1体どんな無茶をしたんだ?
「2日間ずっとダンジョンに潜り、ダンジョン踏破を済ませ60回層を周回しました」
またそんな無茶をしちゃって、まぁ別にどこも怪我とかしてなそうだからいいんだけど、これからはこんなに無茶させたくないな
「そうか、よく頑張ったな」
俺はそう言ってミラの頭を撫でる
「はぁ...2日ぶりのご主人様です...」
ミラが気持ちよさそうに目を細める
俺はそんなミラを見て笑みをこぼした
街では今日の夜オラスが婚約者みんなの前で紹介すると宣伝されている
しかしあまり祝うような雰囲気ではない
少し街の方でもオラスについて調べたんだが聞いたん話はどれもクソみたいな話だった
街の人はやつの行いを知っているんだ、この街で奴のことを領主と思っているのは近衛兵たちだけだろう
そして、時間がたち夕方になる
「ミラ、調子はどうだ?」
「はい、いつもより少し調子がいいくらいです」
ミラも少し興奮してるようだ
「作戦はさっき決めたことをやればいい」
「任せてください」
さぁ時は満ちた、オラス、お前の命が尽きる時だ
「準備は万端だな。さぁ宴を始めようか」
俺はそう言い放ち獰猛な笑を浮かべる
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夜にもう2話ほど投稿する予定です