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エージェント・アレウス

おはようございます

連続投稿です、よろしくお願いします

俺は今エドさんの店の前に来ているが入れない状態にある


「あれはオラスのとこ近衛兵か?」


騎士が2人入口の両脇に立っている

俺はフードを被って透明になり、裏口に回る


(まさかすぐに役立つとは思いませんでしたね)


「(そうだな、それでもこういう時のために作ってもらったんだ。ほんとにグランに感謝だな)」


俺はエリーナと念話しながら隠蔽スキルを発動させながら建物の中に進んでいく


「(しかしほんとにバレないな)」


俺は店員の真横を通りながら、しみじみと思った。


(店員さんたちの話聞く限りオラスが来ているのは確定のようですね)


「(あぁさっき見た騎士は近衛兵で間違いないな)」


そして俺はエドさんがオラス話している所を見つける


「貴様っ!父上が私によこした奴隷を逃がしただと!ふざけるな!」


「す、すいません!」


どうやらミラのことを話しているようだ


「くそ、どうせなら今日あったあのメイドを奪っておくべきだったな...」


おっと...これはアウトじゃないか


「(だからアレウスさん落ち着いてください!)」


まずいまずい、落ち着け落ち着け


「ほんとに申し訳ありません...」


「まぁ構わん。そうだ、私は明後日嫁を迎えることになったんだ」


「それは大変素晴らしいことでございます」


「そうであろう、で祝儀として奴隷30人ほどいただけないかな、もちろんすべて女だ」


「そ、それは...」


「断るのか?今ここで殺してもいいんだぞ?」


「ひっ、すいません。奴隷30人しっかり用意させてもらいます!」


「ふん、最初からそう言えば言いものの...まぁいい。

私は帰る、奴隷楽しみにしてるぞ」


そう言ってオラスは近衛兵を連れて去っていく


くそ、あのクズを今ここでぶちのめせたら


(さすがの私でもあれは我慢できませんね...)


あぁあいつには最高の死に方を用意してやろう


俺は1度建物かれでて、オラス達がいないのを確認して今度は正面から入ってくる


「いらっしゃいませ」


「あのエドさんはいませんか?アレウスというものが来たと言えば伝わると思いますから」


「はい、わかりました。今確認してきます」


店員のひとりが奥の部屋にいくと

エドさんがやってくる


「アレウスさん、どうもこんちにわ。今日はどういったご要件で?」


「ちょっとエドさんに話がありまして」


「話ですか?構いませんよ。今少し店内がばたついてますが気にしないでください」


わかりますよ、あのクズのせいですね

まあ言わないけどさ


「お忙しいところすいません、何分こちらも急用で」


「構いません、構いません。ではこちらへ」


エドさんに部屋へと促され、互いに向かい合ってソファに座る


「で、話というのは?」


「先日あの馬車に乗っていたフードを被っていた奴隷のことなんだが...」


「か、彼女を知ってるのですかっ!?彼女は無事なんですかっ!?」


エドさんはいきなり立ち上がり、つばが出るほど俺に激しく聞いてくる


「落ち着いてください。彼女は俺が保護してます。詳しい事情を話してください」

「実は...」


エドさんはミラから聞いた話と同じ話を客観的な立場から話してくれた


「では、エドさんはわざと彼女を逃したんですか?」


「はい、彼女見ていたらいてもたってもいられず」


とても素晴らしい事だと思うが奴隷商人としては大丈夫なんだろうか?というかじゃあ昨日の逃亡もあれはエドさんが仕組んだのか、それを俺が邪魔してしまった。やば、今回の原因は俺にあるのかもしれない...


「それで彼女は無事なんですか?」


「あぁ彼女はしっかり保護しましたから無事ですよ、安心してください。それよりエドさんの方は大丈夫なんですか?」


「はい、オラス様の機嫌をそこねたりしなければ大丈夫なはずです...」


エドさんはオラスの父であるガストンの治める領地に本店をもってて、もし命令に逆らったら店をつぶされてしまうらしい


親子揃ってとんだクズだな


(悪魔や邪神のこともありますし、そちらの方もどうにかした方がいいかも知れませんね)


「エドさん、安心してください。俺がオラスをどうにかしますから」


「アレウスさんが?一体何を...?」


「まぁ俺の方でも少し借りがありましてね。」


俺はそう告げてエドさんのもとをあとにする


(エドさんがオラスと協力してなくて良かったですね)


「あぁよかったよ、しかしミラが助かったのはエドさんのお陰だな、この件が終わったらミラを連れて顔をだそう」


そして俺は日が沈み、周りが暗くなるのを待ち

オラスの館に忍び込む


「さて、ついたはいいものを何からするかな」


俺はローブの纏いながら思案する


「とりあえずエミリアを探そう」


俺はいろんな部屋を探っていき


「見つけた、この部屋のようだ」


俺は中を少し確認するとエミリアがそこにいた


「彼女は無事のようだな」


俺はそう言って1枚の手紙を床に置き

部屋をノックしてその場から離れる


手紙にはこう書いてある


「必ず助けてやるから今は我慢してくれ

エレナの兄より 」


これは俺があらかじめ書いといたものだ



さて、次はオラスの悪事を暴こうじゃないか

俺は部屋をくまなく探し遂に屋敷の奥につく


「ここがやつの部屋か...」


中を確認すると誰もいないらしい今がチャンスだ


俺は部屋に入り至るところを探すが何も出てこない


「これは秘密の部屋ってパターンか...」


俺はある魔法を発動する


「「ソナー」.........見つけた」


俺はクローゼットを横にずらす


「おぉこれはまさに秘密の部屋だな」


(アレウスさんよく気が付きましたね)


「ま、こういう秘密の部屋っていうのは定番だからな」


俺はそう言って秘密の部屋の中に入る


「これは...!」


秘密の部屋の中にはやつの悪事の証拠となる書類が沢山出てくる。盗賊や裏稼業の者たちとのつながり、そして悪魔の呪や契約についてーーやつの悪事や不正行為がわんさかと書かれている


「流石に全部持ってくとバレるよな...」


俺はそう言って見た感じ重要そうなものを選び

屋敷から抜け出す


「ふぅ、証拠が見つかって良かったぜ」


これを明日ドーラにとどければいいのか

俺は「ワープ」で宿の部屋に戻る


「ミラは戻ってないか...」


(頑張っているみたいですね)


「あぁ俺も頑張らなくちゃな」


俺は明日からのことを考えながら眠りについた


お読みいただきありがとうございます

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