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地鍛冶屋から  作者: 雨水
第一章 転生と始まりの始まり
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バクンから始まるプロローグ 

一人称視点です。

かなり好き勝手している作品です。

あまり深く考えず暇潰し程度に読んでくれたら幸いです。


■追記

大幅改善修正ごめんなさい!


 「オギャアアアアアアアアアアアア!」


 さて、どう言うことだ?

 さっきまで学校の帰り道を親友の西咲鋼太さいさきこうたと帰宅中だったはずだ。

 なのに、『ザバァ』という音の後、銀色の口に飲み込まれるという珍事件が起こったと思ったら、次に気がつけば周りは薄暗い石壁、煙たい部屋。

 うん、ワケわからん。

 どういう状況だ?


「ハァ、ハァ、ハァ、ゴホッ! ■■■■、■■■■■■■■■……。■■■■■■……ゴホッ!」


 そんな俺の目の前には、ゴーグルと薄い布のマスクをつけた女性が息を切らして汗だくになっている。色っぺ~……咳してるけど。あとペッタンコ。

 しかし本当に苦しそうだな。大丈夫か?

 って言うかほんとに煙たい。部屋が青色の煙まみれで、だたでさえ悪い視界がさらに悪くなってる。

 何でわざわざ?

 健康に悪くね?

 いや、だからマスクをしてるのか?

 余計意味がわからん。何かの儀式か?

 そう言えば俺は全然平気だ。10m離れたら何も見えなくなりそうなほど煙まみれの部屋なのに咳も出ない。

 そもそも今なんて言った? 言語が理解できなかった。聞き取りにくかっただけか?


「■■。■■■■■……」

「んぁっ!」


 うおっ!?

 いきなりヒゲ全開のぼさぼさ頭のオッサンが俺を軽々と持ち上げやがった!

 でも男に抱き上げられても嬉しくねぇー!


「……」

「■■! ■■■■■! ゴホッ!」


 え?

 なんかオッサンが眉をひそめてこっちを睨んだ気がする。

 勘が鋭い?

 彼女にハタかれてるけど調子に乗るのはよそう。


 それと、ちょっと気になってたんですけど、お二人供デカくない?


 さっきから体に違和感があるし、声も出しづらい。

 そう言えば俺を見る目も食われた怪我人を見る目というよりは、慈愛の目っぽくないか?

 自分の子供を見守るような………………はは~ん、いい加減わかってきたな。

 俺が小さいんだ。

 そして俺は赤ん坊。

 そうとわかれば理屈が通る。

 俺は赤ん坊に生まれ変わったんだ。

 そして目の前のこの二人は俺の親。

 俺は今出産直後ってわけだ。

 なぁんだそっか~、あはははははははは。
































 ……そろそろいい?


「アンギャアアアアアアアアアアアア!!」


 なあんじゃあそぉりゃぁああああああ!!?

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