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俺たちはまだ知らない

キーンコーンカーンコーン


「はーい、朝のホームルーム始めるぞー」


あぁ…退屈だ…

それはちょうど何の変哲もないただの日常に刺激を、変化を、求めていた時だった


「野口 佑」「橋本 達也」

次々と名前が呼ばれ出席が確認されていく

これも日々の日常、そしてこの次が俺

柊木真ひいらぎしん

「ふぁーい」

色んな返事をしてみるが流行ったりはしない

はぁ~とため息をつく

そして教室から見える空を見る

特に何の意味もないこの行動を毎日取ったり取らなかったりしている

そんな毎日に不満を感じていた日々がどこか遠く懐かしく感じる



「おいおい何だ何だ?またボーとして!彼女にでも振られたのか~」

あぁーうるさいやつが来た……

ちょうど今暇人のポエムを考えてたのに!!つかポエムってなんだっけ?

この男は神崎竜也かんざきりゅうや性格はバk……よく言えば明るい……だな

「俺に彼女いたことあるか?」

「ない」

「ぶん殴るぞ」

「えぇっ!!言わせといて!?」

と、笑い話をする

実を言うと仲はかなりいい方ww

あと俺は根暗ではない、ただ朝はしんどいだけ

「おーい席に付けー!!この間のテスト返すぞ~」

テストかー正直自信はないけど、めちゃくちゃヤバイってわけでもない

神崎はどうなんだろう?

俺は神崎の方を向いた、見ただけであいつの心情がわかるw

冷や汗がにじみ出て顔は真っ青になっている

まぁ相当自信ないんだろうな

にやにや( ̄∀ ̄)

「柊木!!」

おっと呼ばれた

……102位か、ちょうど真ん中ってとこだなー

神崎の順位も気になったが今はちょっと眠いから寝よう



ん?夢だな…明晰夢ってやつか?

プッ!!変な夢見てんな俺ww

「おいっ!!神崎!!しっかりしろ!!」

俺が何か叫んでる…ここは調理室か?

夢って分かったのに思いどうりに動かないなぁ…

あ、神崎倒れてんじゃん、血だらけだしww何があったんだよww

つか俺、誰かと喋ってるんだよなー

でも調理室には神崎と俺しかいないしな

「決まってんだろ」

-プツン-

あ、終わった…

何今の映像だったの?

退屈だーとか思ってるからこんな夢見るのかなー?


これが全ての始まりだった

…いやもう悲劇は始まっていたんだ……

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