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9話 本隊

ソル[どうだあの少年は?]

ロンリー[言いにくい事なのですが、これからの戦いに間に合わせていくのは不可能ではと。戦力外としか言えません]

ソル[かのレッドルが十二分に補強してくれる。このまま頼む]

ロンリー[はっ....]


ーウィークス[体が持たないよ....]

エスコート[俺達は慣れたもんだがお前も良く付いてきてるよ]

フラム[私の年ではなかなか.....この先の戦いを考えると仕方のないことですがね。死ぬよりはましとしか]

ウィークスがきつい理由はもう1つあった。たまに夢でマレーの死に際が見えてしまうのだ。そんな睡眠の浅い日は特にきつかった。

ロンリー[全員並べ!]

3人は整列する。

ロンリー[ヴァイト! 来い!]

ヴァイト[あいよ]

ヴァイトも並ぶ。

ロンリー[カレコシアが空船でグラシウムを攻撃してから幾日かたったが、先程戦闘配備の命令が下った]

ヴァイト[ほう、出来れば前線がいいがな]

エスコート[こ、怖いこと言わないでくださいよ....]

ロンリー[俺達、遊撃戦闘部隊第4大隊はロイザン渓谷へ向かう]

ウィークス[!]

ヴァイト[あ? ]

ロンリー[すでにカレコシアの空船は確認されているが、ロイザン渓谷に少人数のカレコシア人を確認した。多分こちらが本隊だ。チムランの村を襲う気だろう。あそこは補給線だからな]

フラム[ロイザン渓谷で戦うのは不利では?]

ロンリー[ああ、チムランを背に戦う事になるだろうが、奴らの進隊スピードを確認次第俺が判断する]

ヴァイト[.....チムランには他にどれ位の隊が来る?]

ロンリー[....俺達だけだ]

フラム[!]

エスコート[ま、マジっすか!?

ロンリー[ああ.....]

エスコート[そ、そんな~....母親に連絡しないと!]

ヴァイト(レッドルの力ってやつを上の奴らは過信しすぎだ。どれ程のもんかは知らねえが相手は精鋭.....覚悟は決めねえとな)

ロンリー[......]


その夜


4人は荷物をまとめていた。

エスコート[今回ばかりは.....]

ヴァイトはエスコートの胸ぐらを掴む。

ヴァイト[馬鹿野郎! これから戦うんだぞ!]

エスコート[う、うわっ! すいません!]

フラム[.....ウィークス君、君だけは守ってみせますよ]

ウィークス[あ、ありがとうございます]

ウィークスは今回の作戦が自分のせいだということを薄々感づいていた。


翌日ー


ロンリー[少人数の部隊ということはそれなりの者達で編成されているということだ! だが俺達も強い! 決して気は抜くな!!]

3人[はいっ!]

ヴァイト[ま、ちいーと撫でてやらあ終わるさ。行こうぜ]

エスコート[こういう時のあの人の言葉は薬になる....]

フラム[はは...]

ウィークス[......]

5人はクラムショット(ホバリング船)に乗り、チムランへ向かう。全員の口数が減っていき、次第にピリピリとした空気中になる。


ウィークス(誰も...死なせるもんか....)

アーバレスト マガフの目(写本、アーバンイルペ.ヒロイックエルプより抜粋あり)にクラムショットの記述追加。ロンリー.ウルズヘッドの記述追加。エスコート.クラブの記述追加。フラム.ウンシュルベルトの記述追加。ヴァイト.ブレス.ギラの記述追加。

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