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105話 バイバイウィークス6

ウルガミット[AFUUUUU......]

ウルガミットの右腕が再生する。そして両手に磁気ボールを造り出す。

ウィークス[ジ.エンド.....敬意を評するぜ、少なくとも戦いにおいてはなあああああーーーっ!!]

ウィークスはオーラジャンプをする。

ウィークス[イヤアアアアアアーーーっ!!]

ウィークスのアーバレストはN.ストリームを撒き散らしながらウルガミットを斬ろうとする。

ウルガミット[チルドレン...俺も同じ気持ちだよ!!]

ウルガミットは両手の磁気ボールを合わせてアーバレストを防ぐ。

ウルガミット[き、か、ん.....効かんわあ!!]

アーバレストを弾きあげてウィークスを削り取ろうとする。

ウルガミット[!?]

いない。アーバレストを残して消えた。

don!という衝撃を胸に受ける。横からウィークスが体当たりしてきた。

ウルガミット[囮か!]

更に磁気ボールでウィークスの右腕を削りとる。

ウルガミット[!!]

右腕のN.ストリームが弾け飛ぶが、それもあえてだった。

ウィークス[動作が緩慢なのが弱点なのねーーーっ!!]

ウィークスはそのまま飛ぶようにウルガミットの背後を取る。

ウィークス[もらっ...!?]

ウルガミットは背中を押して、ブァーモに見せたあの体当たりをウィークスにししてくる。

ウルガミット[こいつの得意技らしいなこれはあああーーーっ!!]

ウルガミットはそこから磁気ボールのバックブローを放ってくる。

ウィークス[くうあっ!!]

ギリ、アーバレストでガードするが

ウィークス[何!?]

もう1つの磁気ボールがウィークスの背にゆっくりとやって来る。

ウルガミット[すまんなずる賢くてなああーーっ!!]

ウィークス(やるしかない!!)

ウィークスは鎧を爆発させる。

ウルガミット[!!]

ウィークスの体から大量のN.ストリームが全周囲に放たれる。

ウルガミット[う、おおおおお!!]

磁気ボールは吹っ飛び、ウィークスは落ちていく。

ウィークス[もう...鎧はだめか!]

ウィークスは残り少ないN.ストリームを拳に溜める。

ウルガミット[ちっ、足掻きやがる!! だが今の輝き....もう貯金は少ないと見た!!]

ウルガミットは再度磁気ボールを造り出す。ウィークスは着地する。

ウルガミット[サケロオオオオオオ!!]

放たれた磁気ボールはゆっくりウィークスに近づいてくる。

ウィークス[案の定動かない、か]

足が地面から離れない。ウィークスは両手でアーバレストを持ち、ウルガミットに向ける。

ウルガミット[ん? 来るか!]

ウィークスの体が輝く。

ウィークス[一緒さマン。これからも....そして来世でもな]

ウィークスは目を閉じ、眉間にシワを寄せる。

ウィークス[だから許してくれ....マン!!]

ウィークスは涙を流す。ウィークスはアーバレストごとイモータルショットを放つ。N.ストリームだけで構成されたイモータルショットは磁気ボールに突き刺さる。

ウルガミット[飲み込めええええええええええ!!]

ウィークスは目を閉じている。

しかし

ウィークス[.....ダメか]

イモータルショットは磁気ボールを貫通出来ない。

ウルガミット[い、行ける....いけるぜチルドレン!! 終わったあああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーっ!!!!]


ウィークスのおおきなN.ストリーム。

そしてウルガミットの磁気ボールの乱発によるB.N.ストリームの低下。

この2つのエネルギーは反発しあう。反発しあい、弱くなったその時


ウィークス[!?]

目を閉じた暗闇の中に様々な色が混じった球体が見える。

ウィークス[......マン?]

ウィークスは感じた。小さいころのソウルドボルケーノでの思い出、旅をして感化の力で人々を救い回ったが、同時に負の念をも感化させてしまっていたこと、ウルズヘッドとの出会いで導くべき指導者を必要とした事.....マンは初めて、相手に感化させた。ずっと受け入れるばかりだった自分の心を.....

ウィークス[マン、そうか....そうだったのか....]

ウルガミット[なにい!?]

ウィークスはイモータルショットを解除してマンの心を抱き締める。

ウィークス[疲れたろう.....休もうや、俺と]

ウルガミット[かっ....勝ったのか?]

磁気ボールはウィークスに迫る。


その時だった。


ウルガミット[ん?]

鼻からオレンジ色の液体が流れてくる。

ウルガミット[......なんだ?]


bon!!


ウルガミット[!?]

ウルガミットの腹が爆裂して、内臓が飛び出る。

ウルガミット[おばっ....?]

ウルガミットの体がオレンジの爆発を起こしていく。

ウルガミット[こ...こべばあ]


N.ストリームだった。

マンは....ウルガミットはウィークスに感化していた。


ウルガミットは両手両足に全B.N.ストリームを込める。

ウルガミット[あっべばばあなびいいいいいいいいいいいーーーーっ!!!!!]

4つの磁気ボールを合わせて黒い大爆発を起こす。直径6km程が磁気ボールと化し、ウィークスも吹っ飛んでいく.....



エレジーはエイロウの丘についていた。

グーリー[ふう...サイオウ様はもう大丈夫ですよ。ここのおかげか急に容態が安定しました]

ロストーレ[良かった....]


別室でN.ジェイは落ち込んでいた。そこへフレアとトーギャンが来る。

フレア[お若いの...そう気落ちしてはいかん。アース.オブ.ザ.チルドレンを信じるんじゃ]

N.ジェイ[あっち行きなよ]

トーギャン[レッドオーラとN.ストリームを内に秘める人種です。そう簡単には...]

ジェイはトーギャンを締め上げる。

フレア[こ、これ!]

N.ジェイ[人種? あいつは喧嘩の上手な子供よ!! よってたかって苦しくなったら英雄扱いして.....ピスが死んであいつがどんな辛い思いしたかあんたにわかんのかよっ!!]

フレアがN.ジェイの手を触る。

フレア[今は信じてやりなさい。でなくば彼は....余りにも哀しすぎる]

N.ジェイ[.......]

トーギャン[あいてっ]

トーギャンは降ろされる。フレアの手は暖かかった。


エックスは辺りじゅうの物に八つ当たりしていた。

連合兵[お、落ち着きをエックス殿!!]

エックス[俺は誰も守れんのかあ!! あの....黒い野郎....何も出来んのかあーーっ!!]

そこへアローが来る。アローは兵を下がらせる。

エックス[お前に偉そうに言う資格なんかなかったよ。ウィークスを見捨てたんだ俺は....!!]

アロー[消えたそうだ]

エックス[.......何?]

アロー[兵からの連絡があったようだ。ウィークスもジ.エンドも消えたらしい]

エックス[....消えた? ......消えた!?]

アロー[巨大なクレーターがあったそうだが2人は見つかっていない。俺達は残ったサイオウ様を中心に戦っていく事になるだろうな]

エックス[........]

アロー[.....怒らないのか?]

エックス[....ハハ]

アロー[!]

エックス[ハハハハ....ハハハハハハ!!]

アロー[エックス....]

エックス[あいつはそう簡単に死ぬタマではないよ!! そうか! 消えたか! ハハハハハハ!!]


アローは静かに目を閉じた。

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