102話 バイバイウィークス3
バンプート[何か外、騒がしいっすね]デュアロ[ほっとけ。それよりバンプート、俺達は飯の種をてに入れたんだ。ここで当分食っていけるぞ!]バンプート[あったけえ布団で寝れるかなあ....]
マレーはエックスを連れ、アローの元まで退避する。
マレー[無事か!?]
エックス[はあはあ....]
アロー(何も...何も出来んとは...)
ネカロパ[もらったわあ!!]
ネカロパがアーバレストでスピリチュアラー達に襲いかかる。
ネカロパ[!!]
ネカロパの足元に青い光弾が直撃する。
ネカロパはベーオを睨む。
ベーオ[ネカロパ様の為なのです! 私...ヴァイオレッドの為にも!]
ネカロパ[てめえよ....何したかわかってんのかこらあ!!]
ベーオ[ネ、ネカロパ様...]
ネカロパの足首から血がしたたる。
フレア[効いておる....ゴールドオーラが効いておる!]
しかし、スピリチュアラー達はもう限界だった。
トーギャン[はあはあはあ]
倒れそうになるスピリチュアラーをトーギャンは支える。
ネカロパ[ベーオっつったな]
ベーオ[は、はい!!]
ネカロパ[伝えとけメギバールに。邪魔したらてめえら全員ぶち殺すってなああああああーーーっ!!]
ネカロパはエレジーにアーバレストを投げつける。
エックス[くうっ!?]
グリーンオーラは出ない。
フレア[神よ!!]
ゴールドオーラも安定しない。
マレー[ソル隊長オオオオオオーーっ!!]
その時
ネカロパ[!!]
黒い雷がアーバレストを直撃しアーバレストは砕ける。
ライライ[!!]
ソル[あ、あれは....]
ネカロパ[またてめえか黒いの!!]
ウルガミットが空に浮かんでいた。
マレー[最悪だ....]
ヘラニーは震えている。N.ジェイが抱き締める。
ベーオ[こんな時に....!]
ウルガミット[いけてめえら!!]
アロー[!?]
マレー[!?]
ソル[....ライライ老、今のは我々に言ったのか?]
ライライ[わ、分からんよ]
ウルガミット(チルドレンは後こいつ1人。これ以上の人口の減少は憎しみよりも絶望を生むからな....)
アロー[よくは分からんがチャンスだ。乗れ2人共!]
エックスがマレーを突き飛ばす。
マレー[エックス!!]
エックス[俺のグリーンオーラで守ってやる!]
アロー[感情的になるなエック...]
エックスは思い出す。
ミラウ[あんた、あういうのタイプだもんね]
エックスは酒を吹く。
エックス[どういう意味だ]
ミラウ[構いたくなるでしょ?]
エックス[あのなあ...素質があるから指導してやってるだけだ。ネカロパを封じておけるようにな]
ミラウ[あんな子が欲しい?]
エックスはミラウの手を握る。
エックス[またそんな顔をするな。俺は全面的にお前の信じる道を進む]
ミラウ[あなたの前では綺麗でいたいのね私。わがまま]
エックス[もったいねえ事を言うなよ。綺麗だぜ、ミラウ]
エックス[あの子は...!]
アローがエックスを取り押さえる。
エックス[お、おい!]
アロー[マレー! こいつを中に運ぶぞ!!]
マレー[エックス...気持ちは分かる。だが、チルドレンを守れるのはお前のオーラだけだ!!]
エックス[離せお前らっ...!]
マレーはウィークス、ネカロパを見る。
マレー[俺は....最低な男だろ、なあ? ウィークス]
3人は中へ入り、スピリチュアラー達も乗り込む。
エレジーは飛び立つ。エックスはマレーの胸ぐらを掴む。
エックス[ネカロパが負けたらどうなる!? ウィークスも死ぬぞ!!]
マレー[........]
アロー[サイオウ様が危険だ! 一刻も早くエイロウの丘へ行く!]
エックス[お前は黙っていろ!!うっ...くっ....]
エックスは座り込む。
エックス[いつもそうよ俺は...あいつに何もしてやれん....!!]
マレーはトイレの個室で壁を叩く。
マレー[何だこのザマは....!! ウィークス....すまない!]
ウルガミットは上空からネカロパを見下している。
ネカロパ(飛んでるぜこいつ....パワーアップしてんのか?)
ウルガミット[随分静かだなネカロパ]
ネカロパ[随分羽振りが良くなってるな]
ウルガミット[まあな。これから先はゲートが開いてもっと大変になるぜ]
ネカロパ[?....そうかい]
ウルガミット[星もクソもねえ....てめえは真っ先におくってやるぜ、否定世界へなああああーーーーーっ!!!]
ネカロパ[嬉しいねえ。復活記念日だ! 骨までまるごとしゃぶったらああああああーーーーっ!!!]
ソルとヘラニーが話し込んでいる所へN.ジェイが来る。
N.ジェイ[艦長、引き返しな! ウィークスを置いていく気かい!?]
ソル[.......]
N.ジェイ[何とか言いな!!]
ヘラニー[....もう1人のチルドレンまで失う訳にはいかないのです。私達があの場にいても何も出来ません...]
N.ジェイ[で、でも....!]
ヘラニー[N.ジェイ、今は決断が必要な時なの]
N.ジェイ[....ウィークスは、死ぬのかい?]
ヘラニー[そ、それは分からない....でもっ...!]
N.ジェイ[あんたら最低だよ!!]