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101話 バイバイウィークス2

真っ先にベーオがウィークスの元へ駆けつける。

ベーオ[ネカロパ様....!]

あまりのオーラに空間が歪んでいる。

ネカロパ[春よ....春よなあーーっ!!]

レッドオーラがヅドンっとエレジーを駆け抜ける。


ソル[ちっ!]

ライライ[マレー君...]


ベーオ[私めのお話をお聞き下さい!]

ネカロパ[グダグダうっせーぞ!! 言いたい事があるなら早く言いな!!]

ベーオ[お言葉に甘えます! 今のネカロパ様では時期尚早です! ジ.エンド.オブ.レインボウには勝てません!]

ネカロパ[ああ?]

ネカロパはベーオを睨む。

ベーオ[ジ.エンドはそれにふさわしい者に任せましょう! 今は...]

ネカロパ[確かに強力な奴らではあるがそれでこそ踊り食いをする価値のあるものよ!分かるかわが我が分身よ!!]

ベーオ[アイッド.カラスをお忘れですか!!]

ネカロパ[!]

ベーオ[急ぎすぎてはいけません....今はまだ....]

ネカロパ[.....]

そこへ3人が来る。

エックス[ウ、ウィークス...!]

ネカロパ[人間....たかが人間ごときに何度煮え湯を飲まされたか....!! ンダラアアアアアアアアーーーーーっ!!]

右腕のレッドショットでエレジーの装甲を吹き飛ばし、外に出る。そしてエレジーに右拳を向ける。

エックス[あれは...! まずい!!]

ネカロパ[まとめて消えろヒャハハハハーーっ!!]

エレジーにむかってドぶとい帯のレーザーのようなイモータルショットが放たれる。

ベーオ[ネカロ...!!]

エックス[づああああああああああああああっ!!]

エックスは両手を広げ、拳を握る。エレジー全体がグリーンオーラで守られる。


ライライ[グリーンオーラかこれは!?]

ソル[エックスか!]


グリーンオーラはレッドオーラに喰われていく。

エックス[く、くそっ....これは...駄目だあ...!!]

エックスは痙攣しながら膝をつく。

ネカロパ[ウィークスもさぞかし絶望にひたるよなああああーー!!]


ヘラニー[ピンポイントです! どうぞ!!]


グリーンオーラが飲まれようとしたとき、ゴールドのオーラがイモータルショットを空の彼方へ逸らす。

マレー[!?]

イモータルショットはそのままネカロパに直撃する。

ネカロパ[オーラ.....!!]

大爆破を起こす。

エックス[つっ...]

マレーがエックスを支える。


ソル[だ、誰か来るぞ!!]


空間が割れ、同じ衣装を纏った人々が着地する。

トーギャン[や、やった! 成功しましたよ!!]

フレア[ポインター感謝する!!]

ヘラニーが窓から手をふる。

N.ジェイ[ヘラニー、どうしたの?]


ライライ[ゴールドオーラか....たしかソウル.ド.ボルケーノに住む最も地球に近いとされるスピリチュアラー達のオーラリング(統一オーラ)だ。防御、攻撃、霊力の強い者をポイントとして瞬間移動もできる最強のオーラと呼ばれる力...何故今ここに...]


ネカロパ[KAAAAAAAAAA!!]

フレア[ジ.エンドを産み出したのは我々にも責任があるのでな!!]

ネカロパのオーラは更に大きくなっていく。

フレア[李舞資娜戲蔭陣(いぶしなげおんじん)!!]

スピリチュアラー達は円陣に座り、ブツブツと何かを唱え始める。

ネカロパ[気に入らねえ....直接引き裂くいやああああああああああーーーーーっ!!!]

ネカロパはレッドオーラの爪を出し、スピリチュアラー達へ襲いかかる。


その時


ネカロパ[うおおっ!?]

アロー[.....ビューティフル]

スピリチュアラー達からゴールドオーラが沸き上がり、それは巨大な山伏となる。

ネカロパ[よく訓練されてるわ手品師がーーーっ!!]

フレア[吽!!]

山伏のパンチでネカロパは岩壁へ突っ込み飛ぶ。

エックス[ウィークス!!]

マレー[待て...!]

ネカロパは鎧を着て飛び出してくる。

ネカロパ[成る程な....これは笑える]

ネカロパは地上をオーラダッシュで滑り、山伏の周りを大きく迂回し、止まる。山伏はネカロパの動きについていけない。

ネカロパは右腕を前に出しあごで肩を固定。左手で肘を固定する。

ネカロパ[オーラリングの欠点は意識の統一にわずかなラグが生じる事よ。あの世までいきなあ坊主!!]

ネカロパの右手から先程と同じイモータルショットが放たれる。

フレア[護法!!]

ゴールドオーラはドーム状にスピリチュアラー達を守る。イモータルショットは散ってしまう。

ネカロパ[ひゅ~♪]

そしてゴールドオーラは槍状に伸び、ネカロパを突き刺す。

マレー[!!]

エックスは飛び出す。

アロー[エックス!!]

ネカロパ[オ~ノ~]

ネカロパの腹からアーバレストが出ていて、ゴールドオーラの先端は激しく火花の様に散る。

フレア[押し込め皆の衆ーーーー!!]

ネカロパ[ディいいいいいいいいい!!]

アーバレストでゴールドオーラを切り裂こうとするが


ネカロパ[え?]


グリーンオーラを纏ったエックスがネカロパに体当たりする。

トーギャン[!!]

エックス[まつ...!!]

エックスは両手を広げる。オーラリングは1人でも意識が乱れれば威力は下がる。グリーンオーラは吹き飛び、エックスは吹っ飛ぶ。

フレア[ま、待て! 気を....!!]

ネカロパが上空から降ってくる。

フレア[上じゃあああーーっ!!]

ネカロパ[受け止められるかあーーー!?]

アーバレストを振ってくるが、ゴールドオーラがネカロパの足を掴む。

ネカロパ[お!?]

トーギャン[もらった! 連続でたたきつけろおおおおーーーーーっ!!]

アーバレストの衝撃は海にそれ、直撃する。

フレア[!!]


それがまずかった。


水が少しスピリチュアラー達にかかる。ソウル.ド.ボルケーノで暮らしてきた彼らに水の免疫は少ない。まず彼らの脳裏には

スピリチュアラー[冷たっ!]

意識が乱れる。

ネカロパ[うっ!ちい!!]

ネカロパはムチの様に地面に叩きつけられ、ゴールドオーラから離れる。掴まれていた足の装具とボディにヒビがはいっていた。

ネカロパ[掴まれただけでこのざまか....]

ゴールドオーラが安定しない。マレーはエックスへ駆け寄る。


ヘラニー[ああ、そんな!!]

N.ジェイ[え...ウィークス!? 何してんのあいつ!!]


グーリー[艦長! 急にサイオウ様の容態が悪化した! すぐにエイロウ丘へ向かってくれ!!]

ライライ[なんじゃと!? ソル殿!!]

ソル[分かっているくそっ!.....すぐに3人を呼び戻せ!! すぐにだ!!]

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