100話 バイバイウィークス1
100話までこれました。
読んでくださった方皆さんありがとうございます。
タイトルは少し不気味ですが、ウィークスの100話記念暴走バトルが始まりますので見て頂けると嬉しいです。そしてこのバトルを最後にウィークスの青春は幕を閉じます。
思い返すとウィークスには可哀想な事をしたなあと思ってます。この先報われる事は確か無かったような.....当人もたくさん殺してますから、分かっている事なのかもしれません。
他人事のようですいませんが、幸せになってたらなあ....と思います。
リアルーでした。
ソル[物資はあるからいいが....大丈夫なのか?]
ウィークス[何か危害を加えたら殺してやりますよ]
エックス[おい、ウィークス]
エックスは失笑する。
ウィークス[ホントなら今この場で....うっ]
ウィークスは頭を押さえる。
エックス[大丈夫か?]
ウィークス[だ、大丈夫ですよ...少し休憩してきます]
ウィークスは立ち去る。
ソル[大丈夫か?]
エックス[あいつのしぶとさは俺も舌をまくほどだが....気になるな]
ヘラニーが入ってくる。
ヘラニー[皆さんお時間宜しいでしょうか?]
ソル[ええ、なんでしょう?]
ヘラニー[このエレジーがリッパーの村へ着くのは見えていました。私達はこれを伝える為にバッソウから来ました]
エックス[....良いことでは無さそうだ]
ヘラニー[ネカロパの力が増大しています。多分、先のジ.エンド.オブ.レインボウ戦から....]
ソル[そういう事か....]
ヘラニー[チルドレンを失う事もネカロパを復活させる事も断じてあってはなりません]
エックス[どうすればウィークスを救える?]
ヘラニー[エイロウの丘へ....今はそれしか見えません]
ソル[それなら次の行き先です。急いだほうがいいな]
エックス[もっとよく見えないのか女!]
エックスが詰め寄るがマレーが静止する。
マレー[隊...いえ艦長、ウィークスをこれ以上矢面に立たせるのはやめよう! それが一番の策だ!]
ライライ[それは駄目じゃ! パワーバランスが崩れれば一気にもっていかれるぞ!]
マレー[俺とブラックがいる!どっちにしろチルドレンが後5人も見つかると思うか!? ネカロパを復活させる方が危険だ!!]
ソル[......]
エックス[落ち着けマレー。とにかくエイロウの丘へいってからだ。状況は刻一刻と変わる]
マレー[.....まだ子供だぞ。忘れてはいないか皆]
エックス[ああ....]
エックスがマレーの肩をポンと叩く。
グーリーも同行してくれる。戦争が終わり、怪我人も一ヶ所に集中しなくなった為だ。
グーリー(ドラゴンか....初のケースだが、この純気で少しでも苦しみをやわらげられれば)
ウィークスは部屋でうなっていた。
ウィークス[てめえあーーっネカロパアーーっ!! 俺に何をしたあーーっ!!]
ネカロパ[我に体を貸すと言ったよな? 認めたんだよお前は。この体がお前1人の物ではないという事をな]
ウィークス[はあ...はあ...]
頭のなかがごちゃごちゃする。ピスやナナン事が無理矢理思い出される。
ウィークス[ど、どうなるんだ俺は....]
ネカロパ[自我がなくなんだろ!? だからこええーんだろウィークス!!]
ウィークス[え....エイロウの丘へ....ネイティブストリームで....俺のエネルギーでまたお前を抑えてやるっ!!]
ネカロパ[タイムリミットだ小僧!! 今度はてめえが我の気分をあじわいなああーーーっ!!]
レッドオーラが増大する。
ウィークス[みんなああああーーーっ!!]
ソル[そろそろ時間....]
爆発音がする。
エックス[ん?]
ソル[何だ....どうした!?]
ソルは無線を取る。
連合兵[ネ...ネカロあああっ!!]
兵が壁に叩きつけられ破裂する。それがモニターに映る。
ソル[おい!!]
マレー[こ、これは...!]
ヘラニー[ああ....]
ヘラニーは目を閉じる。
ウィークスだった。
赤い髪が生え、首に赤い腕が巻き付いている。
エックス[ウィークス....!?]
エックスは宇宙を感じる。アローが走ってくる。
アロー[チルドレンが暴れている!! どういう事だ!?]
マレー[ウィークス....お前なのか?]